前場に注目すべき3つのポイント~TOPIX型へのリバランスが強まる~

TOPIX <日足> 「株探」多機能チャートより
8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■TOPIX型へのリバランスが強まる ■日置電、26/12上方修正 営業利益 95.0億円←76.8億円

■NTT<9432>NTTデータ、暗黙知継承、AI支援、供給網管理向け提供

■TOPIX型へのリバランスが強まる 8日の日本株市場は、半導体やAI関連株への持ち高圧縮の動きが強まるなかで、投資家心理の悪化が警戒されそうだ。5日の米国市場はNYダウが695ドル安、ナスダックは1121ポイント安だった。5月の雇用統計が労働市場の強さを示したため、米連邦準備理事会(FRB)の年内利上げを警戒した売りが強まった。金利先高観のほか、スペースXのIPOを控えていることもあって、ハイテク株には利益確定の売りが強まった。シカゴ日経225先物は大阪比2645円安の64025円。円相場は1ドル=160円20銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、ギャップダウンから始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで63500円まで下落幅を広げる場面もみられ、これまでのボリンジャーバンドの+1σと+2σとのレンジを明確に下抜け、25日線水準まで下落した。同線が支持線として意識される一方で、半導体やAI関連株への持ち高解消の動きによって下へのバイアスが強まりやすく、先物市場ではヘッジ対応の売りが強まる可能性はありそうだ。 5日の日経平均株価は一時66000円を割り込む場面もみられ、882円安の66588円で終えた。ただ、大きく下落したものの、東証プライムの7割を超える銘柄が上昇していた。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株が日経平均株価を大きく下押すなかで、内需関連などTOPIX型へのリバランスが強まる可能性はあるだろう。NT倍率(日経平均株価÷TOPIX)は3日に17.15倍まで上昇した後は、5日には16.75倍まで低下する場面もみられた。もう一段の低下が見込まれなか、NTショートでのスプレッド狙いの動きなども先物市場で意識されそうである。

まずは半導体やAI関連株の売り一巡後の底堅さを見極めることになるだろう。ソフトバンクG<9984>やキオクシアHD<285A>辺りが売り一巡後に底堅さみせてくるようだと、リバウンド機運が高まる可能性はありそうだ。もっとも、売り一巡後の戻りの鈍さが意識されてくるようだと、戻り待ち狙いの売り圧力が強まることになるだろう。週末には先物・オプション特別清算指数算出を控えているなかで、週初から大きな変動をみせてくることで、先物市場での荒い値動きには注意しておきたい。

■日置電、26/12上方修正 営業利益 95.0億円←76.8億円

日置電<6866>は2026年12月期業績予想の修正を発表。営業利益を76.8億円から95.0

億円に上方修正した。市場環境が堅調に推移する中、同社計測器に対する需要も引 き続き好調。世界経済は先行き不透明な状況が続いているが、前回公表した業績予 想を上回る見込みとなった。配当については第2四半期末配当を前回予想比20円増の 120円に、期末配当を前回予想比20円増の120円に修正し、年間配当を1株当たり240 円とする予定。 ■前場の注目材料 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請

・NTT<9432>NTTデータ、暗黙知継承、AI支援、供給網管理向け提供

・SUBARU<7270>日本に3列SUV、今年後半に投入 ・エディオン<2730>ヤマダと統合合意、売上高2.5兆円で圧倒的首位 ・NTN<6472>自衛隊設備に初採用、移動型独立電源 ・山洋電気<6516>液冷用ポンプ、大流量・省エネ ・洋エンジ<6330>シンガポールでエチレン改修受注 ・日揮HD<1963>日揮グローバル、洋上設備を短期設計 ・日立<6501>「ミュトス」活用、社会インフラ防御強化 ・トヨタ自<7203>超電導技術をS耐でテスト、水素エンジン車、ポンプ改良 ・スズキ<7269>印で新環境対応車量産、エタノール最大85%混合 ・日立<6501>インテルとDX協業、次世代基盤など開発 ・スマートドライブ<5137>カナダ社と協業、車の予知メンテで新サービス創出 ・日比谷総合設備<1982>IIJなどと、複合冷却型モジュール型エッジDCを実証 ・ダイキン<6367>ヒートポンプ、欧で強化、ポーランド拠点開所式 ・フタバ産業<7241>印に車体系部品工場、トヨタ向け、29年稼働 ・ヨコオ<6800>日本電気硝子と、半導体などで資本業務提携 ・古河電気工業<5801>DC冷却増強、アジアで月内量産開始 ☆前場のイベントスケジュール <国内> 08:50 GDP(1-3月) 予想0.3% 前回0.5% 08:50 GDPデフレーター(1-3月) 予想3.4% 前回3.4% 08:50 GDP民間消費支出(1-3月) 予想0.3% 前回0.3% 08:50 GDP民間企業設備(1-3月) 予想-0.9% 前回0.3% 08:50 貸出動向 銀行計(5月) 前回6.0% 08:50 銀行貸出動向(含信金前年比)(5月) 前回5.4% 08:50 国際収支(経常収支)(4月) 3兆1679億円 前回4兆6815億円 <海外> ・特になし 《YY》

 提供:フィスコ

関連記事: