『前橋ウィッチーズ』声優陣が語る主題歌の魅力。第9話までの振り返りも【インタビュー】
2025年4月より好評放送中のオリジナルアニメ『前橋ウィッチーズ』。群馬県・前橋市を舞台に、魔女を目指す5人の高校生の成長物語として人気を博しています。
昨年9月からは前橋市を中心にライブイベントや先行上映会などユニットとしての活動を積極的に行ってきましたが、5月28日(水)に主題歌を収録したシングル「スゴすぎ前橋ウィッチーズ! / それぞれのドア」をリリースします。
これを記念し、アニメイトタイムズではメインキャストである赤城ユイナ役の春日さくらさん、新里アズ役の咲川ひなのさん、北原キョウカ役の本村玲奈さん、三俣チョコ役の三波春香さん、上泉マイ役の百瀬帆南さんにインタビューを実施。
楽曲の魅力はもちろんのこと、活動を通して知ったお互いの素顔や作品に向き合う姿、放送済みの第9話までのアニメ本編の振り返り、さらには作品にちなんで、今の5人が思い描く“なりたい自分”について語っていただきました。
――昨年9月頃から作品の舞台である前橋市を中心に活動しつつも、それ以前からもレッスンなどで一緒に過ごす時間が多いと伺っています。きっとお互いのことが分かってきたタイミングかと思いますので、自己紹介と他己紹介をお一人ずつお願いできますか?
春日:赤城ユイナ役の春日さくらです。好きな食べ物は……柚子胡椒とマカロンと牛タンです。とってつけたようなマカロンなんですが、本当に好きなんです(笑)。長所と短所はどちらもマイペースなところです。あと……身長は156cmです。
4人:可愛いおっちょこちょい!
百瀬:その愛嬌で、おっちょこちょいな部分も全て乗り越えているタイプの人です。
咲川:コスメとファッションが一番詳しい!
三波:センスが良いです。すべてにおいて!
百瀬:美術をやっていたから、それも関係しているのかもね。そういう美的センスが一番あると思う!
三波:最先端を行っているなと感じるほどおしゃれで、流行に敏感です。さくらを見ていると、今の流行が分かります(笑)。
本村:一緒に過ごしていると、何もしなくても何かが起こります。
3人:たしかに~
本村:本当に毎日何か起こるので、何を話せばいいのか迷うほど色々なことがあります。
――お話できる範囲で驚いたエピソードを教えていただいても?
百瀬:タブレットをお店に置き忘れたり、タブレットのペンシルが譜面台の裏の絶対見つからないようなところに磁石で偶然くっついたり(笑)。
三波:ちゃんと本人は確認しているんです。普段から忘れ物を気にして、ちゃんと確認した上で忘れているから、周りが支えているという(笑)。さくらは何も悪くないよ!
一同:(笑)
本村:でも本人はいつも笑顔にしてくれて、周りを明るくしてくれます。
三波:個人的にはすごくコミュニケーション能力が高いと思っています。
本村:イベントで泊まりのときはホテルの部屋に来て、のど飴や足の冷却シートをくれます。
春日:人に物をあげるのが好きで(笑)。
本村: メンバーに対して愛情深いなと思って尊敬しています。
春日:ありがとうございます……! 何かこれ、ソワソワする!(笑)
――次は咲川さんお願いします。
咲川:はい! 新里アズ役の咲川ひなのです。好きな食べ物は、山形県出身なので、さくらんぼとラーメンです。山形県は麺の消費量が日本一なんです。ラーメンとかお蕎麦とかをよく食べます。あと、ラーメンとは反対なんですが卵料理のような優しい味も好きです(笑)。座右の銘は「可愛いは正義」と「敵は己の中にあり」です。最近決めてずっと大切にしています。
春日:ラジオで決めたんだよね。
咲川:はい(笑)。性格は、良い意味でも悪い意味でも心配性なところです。そこまでやらなくていいんじゃないか、と思うくらい準備をします。ダンスの動画を撮ったりした時も、ここは誰の担当で、こういうところに気を付けて……というようなことを自分以外の部分でも全部ノートにまとめてしまうような性格です。
春日:ひなのは良い意味でこだわりがすごく強くて、完璧主義だと思います。
三波:ダンスとかをまとめて引っ張ってくれて、「ここを直そう」「ここを合わせよう」と一番言ってくれるので、とても助かっています。
春日:みんなが気づかないような細かいところにも気づきますし。
百瀬:「それ違うよ」って言われて、「え、そうなんだ」みたいな。
本村:すごいなと思うのは、そういう指摘が人への押し付けに聞こえないところ。世の中には悪意がなくともそう聞こえてしまうようなタイプの方もいますが、ひなのは全くそんなことがなくて。特に自分のことに対してものすごく厳しいのに、私たち他のメンバーにはとても気を遣って、気持ちを考えて伝えてくれるのがすごいなと思います。
百瀬:言い方をかなり考えて言ってくれている気がします。
三波:発言した後には「大丈夫? 何か傷つかなかった?」と気遣ってくれて。みんな教えてくれる上に、気持ちのフォローまでしてくれるの!?って、手厚くサポートをしてくれるんです。
本村:何か困ったことがあった時に、真っ先にひなのが手伝ってくれるイメージがあります。
百瀬:一番年下なのに一番お姉さん!
春日:お菓子いっぱいくれるの!
百瀬:そう! お菓子配りお姉さんなの!
咲川:私も物をあげるのが好きなので(笑)。
三波:そんなにもらっていいの!?ってくらいに!
百瀬:前に突然傘をくれたんですよ。「帆南に似合いそうな傘があるんだよね」って言われて、私は「あ、そうなんだ」くらいにしか思っていなかったんですけど、後日急にプレゼントしてくれたんです(笑)。えぇ!? そんなことをしてくれるの!?って!
三波:そんな人に出会ったことがないから、びっくりする……。
本村:可愛いしさ……すっごい可愛いしさ。
一同:(笑)
春日:それこそひなのはおしゃれさんだよね!
三波:さくらとジャンルの違うファッションでかわヨっ。
咲川:なんか……この空間いいですね~(笑)
春日:ね! これ嬉しいよね! あと、ひなのって完璧主義だったり、こだわりが強かったり、それだけ聞くとすごく真面目な印象に感じてしまうかもしれないんですけど、私自身が結構お大雑把だから、真面目すぎると萎縮してしまう時があるんですけど、意外と気にしないところは気にしなくて。それが良い塩梅かなと!
百瀬:ホテルでお風呂に入るのを面倒くさがっているのを見ると、なんだか安心します(笑)。
本村:あと、めちゃめちゃ大食いなんです。
咲川:いっぱい食べます!
本村:この中だと私とひなのが食べる方なんですが、いっぱい食べたいときはひなのが一緒に食べるのに付き合ってくれるんです。
咲川:嬉しいけど、恥ずかしくてどこを見ていいのか分からなくて、ずっと手元のお茶を見ちゃう(笑)。
――(笑)。では本村さんお願いします。
本村:北原キョウカ役の本村玲奈です。好きな食べ物は極端な話、白米が好きです。白米と何かを食べるのが幸せで、大阪出身なんですけど何でもお米と食べられます。たこ焼きもお好み焼きもお米と食べられます。もしかしたら、特殊なのかもしれないと最近思いました。
あとは……座右の銘……?
――別に座右の銘は必須ではないですよ(笑)。
本村:あ、あります! 前にラジオで「まずは挑戦、とりあえずやってみる」と言っていたんですけど、それと繋がっているのが、「死ぬこと以外はかすり傷」という今の私の座右の銘のようなスタンスに繋がっていて。
『前橋ウィッチーズ』で初めてみんなと会った時に、スタッフさんの前で意気込みを言ってくださいと言われた時に「粉骨砕身、頑張ります!」みたいなことを言ったんですよ。「粉骨砕身」って身を砕き体を壊すという意味なんですけど、一生懸命やっていれば自分も成長できるし、みんなと一緒に成長できるというマインドがあって繋がっているのかなと思いました。
……そんな私ですが! 周りの方からどのように見えているのでしょうか!(笑)
4人:優しい!
百瀬:前に別現場のお仕事が不安という話をしたら、個別でアドバイスとかメンタルケアをしてくれて! 「頑張って!」って応援してくれて、優しい!って思いました。
咲川:気遣いの行動力もすごいです。みんなのことを気遣いつつも、「じゃあ私予約取るよ!」「じゃあ私行ってくる!」みたいな、そういうのを率先してできる人なんです。本当にすごいです。
本村:……恥ずかしい、目の前のお茶見よう(笑)。
三波:本当に気遣ってくれて優しいし、ちょっと抜けてて、そこがいい! たまに天然っぽいところもいい!(笑) それもしれっとやってるから、気づいたときにはぶっ飛んだあとの上空にいるんだよね(笑)。
本村:時差で気づくことはあるね(笑)。
百瀬:大阪出身だし、なんかやらな!みたいに、思うところはあったり……?(笑)
本村:ツッコもうと思うんだけどね、ボケちゃうんだよね(笑)。
春日:私が好きなのは、声も雰囲気も性格もふわふわしているのに、芯がしっかりしているところ!
三波:見習わなきゃって思うところが多いよね。見習ったり真似したいって思う部分はたくさん。
本村:大変だよ……?
4人:大変……?
本村:もうちゃらんぽらんだから、真似したら危ないよ! 地に足つけなきゃって思うもん。
春日:ひなのが最年少なのにしっかりしてるお姉さんって話したじゃない? また別のベクトルで玲奈はしっかりしたお姉さんで、ふたりともお姉さん枠!
本村:いい時間だねぇ(笑)。
――ちなみに、そのぶっ飛び具合はどういったものが……?
春日:天然発言とか……? 行動というよりは発言が予期もせぬ方向に飛んだり、私は行動で変なことが起こるタイプですが、玲奈は言動で起きるタイプ……?
本村:発想が急に飛ぶんだよね(笑)。このメンバーじゃない人にも言われること多くて、「本村、何言ってるかわからないよ……?」って(笑)。小刻み過ぎて具体的にあげるのが難しいのですが……。
三波:さっきもここに向かう途中のタクシーでなにか言ってたよね……? そのとき私達は理解しきれなくて、そのまま流しちゃった……(笑)。
本村:あと、タクシーに乗ったとき、運転席と後部座席を区切るアクリル板に頭をぶつけて、見たらヒビが入ってて! これ私がぶつけたからかなぁって!
三波:そんな勢いでぶつかってない(笑)。元から入ってたヒビだよ。
本村:そうなの! そういう普段なら思っても言わないことを言ってしまうところは、そうかもしれません……(笑)。
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