頭の上に立つ4kgのニワトリが、ショパン演奏に「コケコッコー」と合いの手もすごい 南の島で暮らすピアニストと6羽の絆に8.4万いいね
ぴあやのさんが弾くピアノの旋律にあわせて鳴くピヨちゃん(画像提供:ぴあやの 島暮らしピアノ弾きさん)
「島でニワトリたちと暮らしています。たぶん、普通の飼い方ではありません」――。
そんなインパクト抜群のメッセージとともにXに投稿された動画が、8.4万件を超える「いいね」を集めて大反響を呼んでいます。
投稿したのは、鹿児島県の喜界島で暮らすぴあやのさん(@piayano_trip)。2021年7月に「自然の中でピアノを弾きたい」と横浜から移住し、ニワトリたちと一緒に豊かな日々を過ごしています。
動画では、木のぬくもりがあふれる和風の室内で、ショパンの「ノクターン第2番(Op.9-2)」を演奏するぴあやのさん。
その頭の上には、立派なトサカを持った大きな茶色のニワトリがちょこんと乗っており、ピアノのメロディーに合わせて絶妙なタイミングで高らかに「コケコッコー!」と合いの手を入れています。
さらに、椅子の上にはもう1羽のニワトリが。まるで特等席でうっとりと演奏に耳を傾けているかのように、静かに寄り添っています。
絵本から飛び出してきたかのような不思議で温かい光景に、
「とてもいい!」「あまり見ない光景w」「音頭をとるニワトリ」「声出して笑いました(笑)」「ニワトリ界の特等席そこやろ」「ニワトリってこんなに大きいんだな」「フォルムがブレーメンの音楽隊そのもの」「ピアノの演奏も素晴らしいですが、ニワトリの合いの手がいいですね」
といった感動と爆笑の声が続々と寄せられています。
体重4kg! 曲調に合わせて鳴き声に変化も
6羽のニワトリとともに暮らすぴあやのさん(画像提供:ぴあやの 島暮らしピアノ弾きさん)
ぴあやのさんによると、現在一緒に暮らしているニワトリは全部で6羽。
オスの「ピヨ」くん(推定4歳)、メスの「レモン」ちゃん(2歳)、「みかん」ちゃん(2歳)、「マル」ちゃん(1歳)、オスの「すずめ」くん(1歳)、「コロン」くん(1歳)という個性豊かなファミリーです。
動画が撮影されたのは2024年11月のこと。頭に乗っているのはピヨくんで、「ピヨちゃん、乗る?」と声をかけて乗せたのだそう。
「メスは軽いので自分で頭に乗ることができるのですが、ピヨはオスで体重4kgあるので、自分ではなかなか頭には乗ることができません」とぴあやのさん。
また、椅子の上に座っているのは、今年6月に亡くなったという「ピナ」ちゃんだといいます。
演奏に合わせて鳴く理由について伺うと、「いつ頃から鳴くようになったかは定かではないのですが、いつも曲の雰囲気に合わせて鳴いてくれます。しっとりした曲では、のどを鳴らすことも」と教えてくれました。
中でも1歳になるオスのすずめくんが一番曲を理解しているようで、曲の最後や切れ目で高らかに鳴いてくれるのだそうです。
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ぴあやのさんが弾くとーーやって来るニワトリ(画像提供:ぴあやの 島暮らしピアノ弾きさん)
「頭には乗せれば、わりとみんな乗りますが、頭の上でじっとしているのはピヨとメスたちです」と語るぴあやのさん。
ニワトリたちとの日常は、まさに「普通の飼い方」のイメージを大きく覆すものです。
日中は庭で放し飼いにされ、夜は家の中のケージで眠り、早朝は外でごはんを食べます。
そして朝7時からのピアノの時間になると、窓を開けておくだけで、勝手にみんなが入ってくるのだそう。
「ピアノの時間が終わったら、またみんな外に出ます。犬や猫と暮らすように、ニワトリと暮らしています。ピアノを楽しむほか、海に行ったり、自転車に乗ったり、耳かきしたり。お出迎えをしてくれるのも、たまらなくかわいいです。今まで自分がイメージしていた飼育小屋の中のニワトリとは、大きく違うなぁという印象です」
「心も身体も軽くなった」 移住後の温かな時間
喜界島の豊かな自然のなかでともに暮らす6羽のニワトリとぴあやのさん(画像提供:ぴあやの 島暮らしピアノ弾きさん)
「窓を開けてピアノを弾きたい」と横浜から喜界島に移住したぴあやのさんですが、ニワトリたちと暮らすようになったのは、移住から半年後のこと。
島の方から有精卵をいただいたのをきっかけに、孵卵器で温めてみたことから、にぎやかなニワトリライフが始まりました。
移住前との変化について、「一番は、心も身体も軽くなった感じがします(笑)。都会も楽しかったですが、私には自然の中で、動物と自然と音楽を調和させながら過ごすのがとても合っているみたいです」と明かします。
ピヨちゃんの上にちょこんと乗ったヨナちゃん(画像提供:ぴあやの 島暮らしピアノ弾きさん)
以前にもあげたことがある動画だったそうですが、再び大きな反響を呼んだことについて、「2年経ってもみんなを驚かせられるピヨのパワー、すごいなと感じました」と振り返ります。
「ブレーメンの音楽隊と言われてみてハッとしました(笑)。ロバはいないけど、島には山羊がいるから連れてこようかな…とか(笑)(やりませんが)」と、お茶目なコメントも残してくれました。
南の島を渡る穏やかな風に乗って奏でられる鍵盤の音色と、ニワトリたちの誇らしげな鳴き声が、日常の忙しなさを優しく包み込んでくれます。
夕焼けを背景にツーショット! ぴあやのさんの腕にのったピヨちゃん(画像提供:ぴあやの 島暮らしピアノ弾きさん)