アメックス、プラチナカードへの「過去最大の投資」計画-大幅刷新へ
Jayna Rohslau、Paige Smith
- アップデートは年内を予定、米国の個人・ビジネス向けカードが対象
- アメックスはプレミアカード市場での競争激化に直面している
米クレジットカード会社アメリカン・エキスプレス(アメックス)は、プラチナカードの刷新を年内に予定していると明らかにした。同社のクレジットカード刷新としては「過去最大の投資」になるとしている。
米消費者サービス部門のグループ社長、ハワード・グロスフィールド氏は16日の発表文で「旅行やダイニング、ライフスタイルにおける特典の内容だけでなく、カードの外観や質感も一新し、新たなレベルへと引き上げる」と説明した。
アメックスは2021年7月、プラチナカードの年会費を695ドル(約10万円)に引き上げるとともに、ホテルで利用可能な200ドル分のクレジットを追加した。その後、JPモルガン・チェースの「チェース・サファイア・リザーブ」やキャピタル・ワン・ファイナンシャルの「ベンチャーXリワーズ」など、プレミアムカード市場での競争激化に直面している。
アメックスによれば、今回の刷新は米国の個人およびビジネス向けプラチナカードの両方が対象となる。ただ、具体的な変更内容については明らかにしていない。
プラチナカードには、アメックスが展開する世界各地の空港ラウンジ「センチュリオン・ラウンジ」の利用特典も含まれている。同社は今後1年間に羽田空港とソルトレークシティー国際空港、ニューアーク・リバティー国際空港で新たなセンチュリオン・ラウンジの開設を予定している。
原題:Amex Plans ‘Largest Investment Ever’ in Platinum Credit Card (1)(抜粋)
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