横須賀で車暴走、バスなど8台以上と衝突 酒気帯び運転か 事故の一部始終がカメラに…
ゴールデンウイーク終盤、乗用車が8台以上にぶつかる事故が起きました。防犯カメラには、飲酒運転で車が暴走する一部始終が映っていました。 ◇神奈川県横須賀市で起きた“飲酒暴走事故”。その瞬間の映像に映っていたのは…。
車がなにかを察知し、右にハンドルをきった次の瞬間。白い車が猛スピードで、対向車線にいる車に突っ込みました。
横断歩道の信号は青だったとみられ、歩行者もギリギリで歩道に逃げ込んでいるのがわかります。事故直後、運転していたとみられる男が車を降り、地面を蹴り上げる様子も。フロントが大破した1台の車。その近くには、複数台の動けなくなった車が。ヘッドライトが外れた車もありました。ゴールデンウイーク後半、人通りの多い繁華街で起きた事故。その原因は、酒を飲んだあげくの“暴走”とみられています。 ◇事故が起きたのは、神奈川県横須賀市の中心地・横須賀中央駅から400メートルほど離れた県道沿い。警察や消防によると、5日午前11時15分ごろ、バスの運転手から「追突された。ぶつかったあとに車が逃げてほかにもぶつかっている」と110番通報が…。
事故当時の状況は…。
片側1車線の道路を走っていた普通乗用車が、路線バスに衝突。そのあと、対向車線にはみだしながらタクシーや走行中の車に衝突し、数百メートル逃走したということです猛スピードで突っ込んだ白い車。事故当時、現場近くにいたという人は…。現場近くにいた人「どっかーんっていう音がして、急いでみたんですけど、砂埃(すなぼこり)がいっぱい立ってた。水槽の前で魚をみてた親子連れがびっくりして、涙流して怖くて怖くてって」現場近くにいた人「ドカンといった感じ。車の事故というよりテロがあったのかなと(聞いた)」──今の現場と違うところは?現場近くにいた人「違うところはない。事故当時のままになってる。全部片付けられてるので破片はもっと飛び散っていた」この事故で少なくとも車8台が巻き込まれ、バスの乗客など11人がケガをしました。いずれも軽傷だということです。
警察は、衝突した車を運転していた自称・会社員の男(31)を酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕。
男が乗っていたとみられる白い乗用車は、エアバッグが作動していて、その前方は、ボンネットがくの字に折れ曲がり、パーツが道路に散乱しています。男の様子を目撃したという人は…。目撃者「逆に堂々としてた。やっちまったぜみたいな、開き直ってるような感じ。堂々とたばこ吸って車に寄ったり」男は調べに対し「私が運転しました。事故を起こしたことに間違いないです」などと話し、容疑を認めているということです。
少なくとも8台の車に衝突する“大事故”。アルコール検査の結果、捜査関係者によると、運転手からは基準値の約3倍のアルコールが検出されたということです。警察が当時の状況をさらに調べています。