ハマス、「直ちに」イスラエルと交渉入りの用意-米停戦案巡り
Fares Alghoul、Shamim Adam
イスラム組織ハマスはトランプ米大統領が提案した60日間のガザ停戦案について、「直ちに」イスラエルと交渉を開始する用意があると表明した。
この停戦枠組みで合意が成立すれば、ハマスは残る人質50人の半数を解放し、戦争終結に向けイスラエルとの仲介交渉を進めることになる。イスラエルのネタニヤフ首相は同停戦案をすでに受け入れているが、同氏が7日、ワシントンでトランプ氏と会談する際の主要議題の一つとなる見通しだ。
ハマスは声明で「ハマス運動は、仲介者らが提示した最新の提案について、パレスチナ諸勢力との内部協議と検討を完了した」とした上で、「仲介役を務める友好国に前向きな返答を伝えた」と説明した。
この合意が成立すれば、2023年10月以来続いてきた戦闘は終結には至らないまでも、停止する可能性がある。
トランプ氏は4日遅く、「来週、ガザを巡り合意があるかもしれない」とし、自分は「非常に楽観しているが、状況は日々変化している」と述べた。
ネタニヤフ政権は数週間前に米国の提案を受け入れたが、主要仲介国の米国やカタール、エジプトは両者の主な対立点の解消には至っていない。ハマスは、いかなる停戦も戦争の終結を伴うべきだと主張し、イスラエルが求める武装解除やガザからの撤退を拒否してきた。
一方、イスラエルは交渉に応じながらも軍事作戦を強化している。
原題:Hamas Says It’s Ready to ‘Immediately’ Enter Ceasefire Talks(抜粋)
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