「優しい先生」逮捕の精神科医が妻の遺体切断か 行方不明届提出から1年「骨を川に捨てた」 関係先から“損壊”使用の複数刃物を押収 兵庫・尼崎
FNNプライムオンライン
兵庫県尼崎市で、妻の遺体の頭部や手足を切断し、複数の骨を川に投棄した疑いで、メンタルクリニックの医師の男が逮捕された。男は容疑を認めていて、警察は妻の死亡に関与しているとみて捜査を進めている。
白衣を着た医師が並ぶ集合写真に写るメガネをかけた男は、兵庫県尼崎市にあるメンタルクリニックの医師で、9月30日に逮捕された下村憲司容疑者、46歳だ。2025年8月に、当時住んでいた尼崎市の自宅で、妻の遺体の頭部や手足を切断し、複数の骨を川に投棄した疑いが持たれている。◆クリニックに「閉院の知らせ」の貼り紙10月1日午前、事件の現場となった尼崎市の一軒家に警察が入った。調べに対し「自宅の浴室でブルーシートを敷いて損壊した。カバンに入れて車で運んだ」と容疑を認めている下村容疑者。事件現場の近くに住む人は次のように話す。近隣住民:(娘が)子ども連れて歩いているのを見たことあるって言っていました。(Q.それは旦那さんか)いえ、奥さんです。ベンツ乗っていたから、結構高給取りの人だなと思った。下村容疑者が現在住んでいる自宅は西宮市だ。一方、勤務先のクリニックは、遺体損壊の現場となった以前容疑者が住んでいた尼崎市の家のすぐ近くにある。セロハンテープで貼られた閉院の知らせ、急遽対応したことがうかがえる。クリニックを知る人:(Q.いつ張られたか)記憶では先週ですよ。先週の月曜か火曜くらい。頻繁に下村容疑者を見かけていたという付近の住民は、その印象を次のように話す。クリニックの近隣住民:メガネかけてて(体が)細い方で。優しい感じだったよ。精神科の先生だから優しいんじゃない。急に閉院したから何かあったかなと思ったけど。いやもうびっくりで怖いわ。◆妻は「去年から家に帰っていない」FNNは、下村容疑者の診察を受けていたというクリニックの患者に話を聞くことができた。クリニックの患者:(通院は)3年くらい前から。月1〜2回ですかね。下村先生は(話を)よく聞いてくれたり、めちゃめちゃ優しい先生だった。めちゃめちゃ人気だったと思う。女性の患者が多かった。入れ墨の話になった時があって、『僕も入れ墨入れてる』みたいな話はあった。さらに、家族についても話していたという。クリニックの患者:息子さんの話はよく『俺より優秀や』みたいな話はよく聞いていた。(Q.奥さんと仲よさそうとか)ずっと仲良さそうな感じだったけど、去年くらいからなかなか家に帰っていないという話はよく聞いていた。よく病院に泊まっていた。(去年の)8月は一番ラフ(な服装)だったので、どうしたんだろうとは思っていた。(自宅に)帰りづらいというか、そういったことなのかなと。事件の発端となったのは去年9月で下村容疑者は「妻と口論になり出て行った。それ以降連絡がない」と供述している。妻の骨を川に投棄したとみられるその翌月に、下村容疑者は自ら警察に妻の行方不明届を提出していた。警察が妻の行方を追う中、届け出から1年近くが経った今年8月以降、下村容疑者が「骨を川に捨てた」と自供を始めたのだ。警察が捜索したところ、川から複数の骨が見つかり、妻の骨であることが特定された。骨は約200mの範囲で見つかったという。下村容疑者の犯行について元埼玉県警捜査一課の佐々木成三氏は、隠ぺいしたいという強い思いがあると指摘した。元埼玉県警捜査一課 佐々木成三さん:証拠を隠す、犯罪を隠滅する、その意思の強さが顕著に出ていると感じます。どのような形で解体すればいいのか、そういった知識は医師だからこそできたということは十分考えられる。異質な猟奇的な犯行だと思います。警察の取り調べに対し、下村容疑者は「私が一人でやったことです」と話している。また、下村容疑者の関係先からは、遺体の損壊に使用したとみられる複数の刃物が押収されたことが新たに分かった。警察は、妻の死亡に下村容疑者が関与しているとみて捜査を進めている。(「イット!」10月1日放送より)