949g、指3本で持てちゃう“無重力モバイルPC”。それが「レッツノート SC」

Photo: かみやまたくみ

2025年5月27日、パナソニックが新作小型モバイルPC「レッツノート SC」を発表しました。直販サイトでは6月17日、店頭では6月20日に発売予定です。

発売に先んじて実機を触ってきたのですが、とにかく軽かった。そして、「今風」になっていました。

あまりにも軽い

Image: Panasonic

レッツノート SCは12.4型のモバイルノートPCです。バッテリー込みの質量は約949g。このサイズ感は、アクティブに活動している人だと理想形のひとつではないでしょうか。

これがとにかく軽いんです。1kgくらいのものを持ったら重さは感じるものですが、レッツノート SCはふわっとしてました。指3本で軽々と持ててしまいます。

机上に置いたときの佇まいはソリッド。ディスプレイのベゼル(額縁)も薄く、モダンな雰囲気です。

軽量化してるのにタフで堅牢

超軽量級であるにも関わらず「性能」「タフネス」も備えているのがレッツノート SCのすごいところです。本体質量949gでありながら、56 Whの大容量バッテリーを搭載し、動画を12.7時間再生可能。MIL準拠の堅牢テストもクリアしています。

前モデルから改良されたヒートシンク(下側)。1mm薄くなったことでエアフローが改善、バッテリー効率は向上

同サイズ・質量としては強力な最新プロセッサー(Intel® Core™ Ultra 5 225U)を搭載しつつも、実証試験では動画再生12.7時間を達成。内部を1ミリ単位で調整するなどして、最適化に最適化を重ねた結果です。

物理的にもタフで、いわゆる「MILスペック」です。MIL‑STD‑810H準拠の76 cm/26方向「動作落下」試験や、満員電車を想定した100kgf加圧などの独自試験をクリア。液晶まわりにはダンパー構造が設けられていて、衝撃を逃がすようになっていたりします。

軽量化のためにカリカリにチューンされたマグネシウム合金ボディには、パナソニックの技術がこれでもかと詰め込まれています。

現代的な機能性

「USBハブいらず」ってくらいポートが充実しているのも見逃せません。Thunderbolt 4(USB-C)×2・USB-A×2・HDMI・LANポートを装備。最近の周辺機器も、外部ディスプレイも、安定した有線でのインターネット接続も、本体のみで実現できてしまいます。

機能的には最新で、AIを呼び出すための「Copilotキー」もあります。れっきとしたAI PCです。

レッツノート SCは日本でのビジネスユースを考えて作り込まれた持ち歩ける母艦です。指3本で持てるのに、社外ミーティングも作業もこなせる1台は、オフィス・自宅・出先といろんな場所でPCを開くのが当たり前になった今にとてもハマるのではないでしょうか。

Source: Panasonic

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