[アルビ試合後リポート]「考え合わせないとこのままズルズルいく」…新潟らしさ出せず、選手から不安の声も 第17節アウェー岡山戦

 「新潟史上最高」を目指す2025年のアルビレックス新潟の戦いが始まりました。紙面でも熱戦の後の選手の言葉、監督の言葉を伝えていきますが、ウェブ版では取材した内容をほぼ全部紹介します! 

5月18日第17節アウェー岡山戦後

[新潟1ー2岡山]追い付いて前半折り返すも、後半PKに泣く…

監督会見のほか、MF長谷川元希選手、DF舞行龍ジェームズ選手に話を聞きました!

◆「相手に上回られた」と悔やむ樹森大介監督

(本日の総括をお願いします)

はい、そうですね…。今日は自分たちのやりたいことがほとんどできなかった試合かなとは思ってます。もう少ししっかり自分たちでリズムを作って主導権を握りたかったっていうのが本音です。そこを、もう相手のハイプレス、タフな守備に対応できず、難しいゲームにしてしまったなと。そこで、もちろんミスも多く出てしまったので、悔しい試合になりました。まあ、もう切り替えるしかないので。切り替えて次に準備したいなと思います。

(前半、相手にボールを握られた時間もあったと思うが、ハーフタイムでどんな指示を出したのか、ハーフタイムで交代とかも考えたのか)

はい、まあ、ハーフタイムのとこでも、もちろん交代は考えましたが、もう1回頭のところをリセットして後半に挑みたかったっていうところで。右サイドの方から意図的に突破をしたいっていうところと、無理にしっかり繋ごうとする意識が強すぎて、ちょっと裏への意識がちょっとなかったので、そういったところを指示して、後半は入ってもらいました。

(後半の流れとしては少し改善したという風に捉えていますか)

そうですね。最初入りのところは、ある程度いいリズムで掴めたところはあったと思うんですけど。まあ、でもトータル的には、基本的には今日は難しい試合になってしまったなって印象が強いです。

(相手のハイプレスもあったと思うが、やりたいこと、やろうとしていることが少し中途半端になってしまって、ピッチの中でも少しバラバラなのかなっていう印象を受けたが、監督の目からはどう見えましたか)

そうですね、どっちかって言ったら、繋ごうとする意識の方が多分強かったと思います、今日は。意図的にそういうミーティングで話もして、(前からプレスが)来るのが前提条件でわかっていたので、そこをうまく外してスピードアップしたいっていう狙いがあったので。そこがちょっと左サイドにちょっと多く外しかける回数が多くなって、ちょっとバランスが悪かったのと、右サイドの方からもう少し綺麗に外せるシーンが増えればよかったんですけど、ちょっとそこのバランスはちょっと左に寄ってしまったかなっていうところはありますけど。ただ、こういう(プレスに)来るチームを外さないといけないですし、それを上回るようなパフォーマンスをしないと難しいゲームになってしまうので、今日は本当に相手に上回られたっていうところで悔しい試合になりました。

(相手がプレスに来るという想定の上で、どうはがすイメージを持っていて、きょうはそれのどこが良かったですか)

相手の(後ろ)3枚に対して、その脇をしっかり取りに行きたいっていうところがまず1つありました。で、両ワイドのウイングのところがジャンプしてくるっていうのもある程度想定していたので、そこの裏っていうところもイメージはしてたんですけど、そこら辺のジャッジのところが、つなぐのか、1個前に飛ばすのかっていうところが見えなかったのと。先ほど言った通り、ちょっと左にちょっとバランスずれてしまって、もう少し右サイドから外せる回数があったんじゃないのかなっていうところで、ちょっとうまくいかなかったなっていう思いがあります。

◆ 木山隆之監督「やろうとしていること表現できた」

(本日の総括からお願いします)

はい、お疲れ様でした。たくさんの方に来ていただいて、チームを後押ししていただいて、ほんとにほんとに感謝しております。

試合に関しては、連戦、なかなかポイント(勝ち点)が取れなくて、アウェーが多い連戦でしたけども、一度しっかり帰ってきて、休んでからしっかりトレーニングをして、今日選手がピッチで見せたプレーがもう全てだと思うんで、我々が今日やりたかったこと、我々が今年やろうとしていること、しっかり表現できてたと思うんで、特に何も言うことはないです。

まあ、願わくはもっと点が取れるかなとは思いますけど、やっぱりそれが、やっぱり質を上げていくっていうことはそういうことだと思うんで、またそこに取り組んでいきたいなと思います。以上です。

(苦しい時間というか、未勝利が続いた中での白星。選手のパフォーマンスは)

いや、もうパフォーマンスはもう素晴らしかったと思います。トレーニングしてきたこと、あと今年我々がやりたいこと随所に出せたのでよかったと思います。

(強い守備からっていう部分が、チームとしてこう目指しているところ。プレスの評価は)

いつも話してることと変わらないですけども、我々はこう基本としていることがいくつかあって、それを相手によって使い分けてやってますけども、しっかり今日、分析も含めてやった中で。で、試合中に多少のイレギュラーも改善できるように、選手たちはしっかり中でやってくれたんじゃないかなと。

(前向きなプレーを選択して、確実に敵陣に運んできた。攻撃の組み立ての部分は)

もちろん我々それも向上していきたいと思ってやっているので、今日は自信を持ってやれていたんじゃないかなと思います。

(江坂選手が移籍後初ゴール)

やっぱり彼に我々が1番求めてるのはゴールすること。あとゴールを生み出すためのプレーに関わること。

でも、彼もなかなかこうチームが、全てが、うまくいくわけではなくて。で、その中でこう彼なりにリーダーとして苦慮してるのをたくさん見てるので、今日のようにこうやっぱりゴールに向かうプレーをしながら、より攻撃陣をこうまとめて引っ張っていってほしいなと思います。

(ディフェンスライン、抜けていた2人が帰ってきて非常に推進力もあった。チームにとっての影響は)

安定感、球出し、相手を抑えるツボ。やっぱりそれを知っている選手たちなので、後ろは安定するかなと思います。

ミックスゾーン

※各社一緒に話を聞いた選手もいます。

◆「色々欠けている」と感じているMF長谷川元希   

(全体的に試合を振り返って)

これまでも京都や町田とマンツーマンで来る相手とやって、今日もある程度マンツーマンが予想される相手で、やっぱり自分たち対策してきたかつったら、...

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