ロシア、G8からの除外措置は「間違い」 トランプ氏の主張に同調
ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は17日、記者団に対し、現在の主要7カ国(G7)が2014年に「G8」からロシアを除外したのは「大きな間違いだった」とし、「トランプ米大統領の主張に同意する」と述べた。写真はクレムリンで5月撮影(2025年 ロイター/Pavel Bednyakov/Pool via REUTERS)
[モスクワ 17日 ロイター] - ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は17日、記者団に対し、現在の主要7カ国(G7)が2014年に「G8」からロシアを除外したのは「大きな間違いだった」とし、「トランプ米大統領の主張に同意する」と述べた。G7は、もはやロシアにとって重要ではなく「むしろ無用のもの」に見えるとの見解も示した。
トランプ大統領は16日、G7首脳会議出席のため訪れたカナダで、ロシアをG8から除外したのは間違いだったとしたほか、G8からの排除がなければ、22年にロシアがウクライナに侵攻することはなかったとの持論を展開した。トランプ氏は、ロシアのプーチン大統領は「自分を追放した人々とは口をきかない。私も同じ考えだ」と言及した。
ペスコフ氏は、G7諸国の世界経済におけるシェアが低下しているほか、世界情勢などを踏まえるとG7はロシアにとって「実質的な意義を失っている」とも述べた。
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