10年前「ビットコイン」に“100万円入れて放置”してたら、今頃「億り人」って本当ですか? 今から買っても間に合うでしょうか? 注意点もあわせて解説
ビットコインは特定の国や企業が発行するものではなく、ブロックチェーンという仕組みを使って世界中の利用者が共同で管理するデジタル資産です。 発行上限は「2100万枚」と決まっており、これ以上増やすことはできません。希少性があることから「デジタルゴールド」と呼ばれることもあります。 また、24時間365日取引でき、国をまたいだ送金もスムーズなことから、投資対象としてだけでなく、資産保全の手段としても注目されています。
ビットコインの価格は常に変化していますが、10年前、つまり2015年ごろのビットコインの価格は、1ビットコイン=3万円前後でした。 仮にこの時期に100万円分を購入した場合、100万円÷3万円≒約33BTC分になります。 そして2025年11月時点のビットコインの価格は、1BTC=約1500万円です。 そのため、現在の価値にすると、次の通りです。 ・33BTC×1500万円≒約4億9500万円 100万円投資した場合、「億り人」どころか5億円近くに膨らんでいた計算になります。 もちろん、途中の暴落を体験せず「放置したまま」という前提ですが、「10年前に投資していれば億り人だった」という話は、数字の上では大きく間違ってはいないでしょう。
ここまで価格が上がっていると、「今から買ってももう遅いのでは?」と思う人も多いでしょう。一方で、価格変動リスクを理解したうえで、将来性に注目し投資対象として検討する人もいます。その理由は主に3つあります。 1. 発行上限が決まっている ビットコインは2100万枚までしか発行されません。金(ゴールド)と同じように、増やせない資産であることから、長期的には価値の上昇を期待する声もあります。 2. 世界的に需要が拡大している アメリカではビットコインETF(ビットコインの価格に連動するように設計された投資信託)が承認され、機関投資家もビットコインに投資する時代になりました。 このように、世界的にビットコインを資産として扱う流れが強まっています。 3. デジタルゴールドとしての地位が確立しつつある インフレが長期化する中で、「法定通貨だけでは不安」という考えから、保険としてビットコインを一部保有する動きも少なくありません。 これらの要素を踏まえると、短期的な変動はあっても、長期目線では今からでも十分にビットコインに投資する価値はあると言えるでしょう。