妻夫木聡、10月期日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』で主演 演出は塚原あゆ子らが担当

 妻夫木聡が主演を務める連続ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』が、10月期のTBS日曜劇場枠で放送されることが決定した。

 本作は、山本周五郎賞やJRA賞馬事文化賞も受賞した早見和真の同名小説『ザ・ロイヤルファミリー』を原作とした、人間と競走馬の20年にわたる壮大な物語。早見の作品は、立て続けにドラマや映画化が決定しており、2024年には早見原作の『笑うマトリョーシカ』がTBS金曜ドラマ枠で放送された。

 脚本を手がけるのは、『桐島、部活やめるってよ』『ディストラクション・ベイビーズ』などの喜安浩平。演出は、『アンナチュラル』(TBS系)や『最愛』(TBS系)などのテレビドラマのほか、近年は『ラストマイル』や『ファーストキス 1ST KISS』など映画作品の監督も務める塚原あゆ子らが担当する。

 妻夫木が演じるのは、大手税理士法人に勤める税理士・栗須栄治。税理士事務所を営む父のことを尊敬してきた栗須は、将来父と一緒に働くことを夢見て大手税理士法人に就職し、仕事の幅を広げていたが、あることをきっかけに税理士としての挫折を味わい希望を見出せなくなってしまった。そんな中、馬主である山王耕造との出会いにより、突然止まってしまった人生が大きく動き出すことに。主人公・栗須の波乱と情熱に満ちた20年間を演じる。妻夫木はNHK連続テレビ小説『あんぱん』に出演しており、9月には主演映画『宝島』の公開も控えている。

 本作の出演に際し、妻夫木は「このファミリーの一員としてドラマに携われることが本当に光栄ですし、撮影がとにかく楽しみです」と期待感をあらわにした。

 さらに、本作はJRAの全面協力が決定しており、実際の競馬場で撮影が行われる。

コメント

妻夫木聡(栗須栄治役)

©TBSスパークル/TBS

この物語は馬と人間の継承の物語で、そんな壮大なお話をドラマでじっくり表現できるというのが本当に嬉しかったです。あと、原作者の早見さんとはもともと仲良くさせていただいていて、早見さんからも「ぜひこの栗須という役を演じてほしい」と言っていただき、必要とされることが役者にとって幸せな瞬間なので、とても嬉しかったです。これだけ愛や希望が詰まった作品というのはなかなかないので、このファミリーの一員としてドラマに携われることが本当に光栄ですし、撮影がとにかく楽しみです。どの時代でも、受け継がれていく未来への希望というものがあります。何を想い、次の世代に託していくのか。みなさんもその生き証人として、感動に満ちた瞬間を見守っていてほしいです。きっと皆さんの中に秘められた情熱というものを呼び起こしてくれると、僕は確信しています。

加藤章一(プロデュース)

このドラマは競馬に関わる人間たちの、夢と情熱に溢れた20年間の物語です。 先行きの見えない不安や、生きづらさを抱える方たちが多いと言われる昨今、「夢」を思い描いたり、語ることさえも難しくなっていると感じています。 このドラマの主人公たちは競走馬に大きな「夢」をのせて、様々な困難に立ち向かっていきます。超えられない壁にぶつかった時は、「家族や仲間たちとの絆」、「人と人との繋がり」を力に変えて、立ち向かっていきます。 この作品も「人と人との繋がり」から生まれました。早見先生の素晴らしい原作との出会いや、妻夫木さんはじめ素敵な出演者の皆様、頼りがいのあるスタッフたちは、これまでの繋がりがきっかけで集まってくれました。 またJRAさんはもとより、馬主さん、調教師さん、ジョッキーさんなど競馬関係者の皆様には、人の繋がりから始まって、今回多大なご協力をいただいています。

恥ずかしがらずに「夢」を語れる、そんなきっかけになるようなドラマを日曜日の夜にお届けします。

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