【速報】「自分も虐待受け過ごした、(暴行の強さは)これくらいなら大丈夫だろうと…」 2歳女児保護責任者遺棄致死罪に問われている父親の被告人質問始まる 虐待行為などについて供述 和歌山地裁
【速報】「自分も虐待受け過ごした、(暴行の強さは)これくらいなら大丈夫だろうと…」 2歳女児保護責任者遺棄致死罪に問われている父親の被告人質問始まる 虐待行為などについて供述 和歌山地裁07月03日 18:49
和歌山市内の自宅で2歳の長女に虐待を加え、衰弱するなか放置して死亡させた罪に問われている26歳の両親の裁判で、父親の被告人質問が3日午後始まりました。 平 晴流被告(26)と妻の菜々美被告(26)はおととし、和歌山市の自宅で長女の流菜ちゃんに対して暴行を加え、衰弱していくなか放置し去年7月に死亡させた罪に問われています。 晴流被告の被告人質問は3日午後に開始。 弁護人からいつごろ虐待を始めたか問われると、「(流菜ちゃんが)1歳半から去年6月まで。やりづらさや言うこと聞かないとか、外出いくと泣きわめき、泣き止まなかったり、他の客に迷惑をかけたりするから」と供述。 たたいたり殴ったりしたと説明したうえで、その強さについては「手加減はしていましたし、蚊とか虫を殺すぐらいの勢い、自分も虐待を受けて過ごし来たので、これくらいなら大丈夫だろうという気持ちでした」と話しました。 ■初公判で起訴内容については2人とも「間違いありません」 弁護側は“量刑の検討”求める きのう=2日の初公判では、2人とも「間違いありません」と起訴内容を認めていますが、晴流被告の弁護人は「暴行のほとんどや食事制限は菜々美被告によるもので、量刑は検討するべき」と主張、菜々美被告の弁護人は「保護責任者遺棄致死罪の責任は2人ともにある」と主張。 その後の検察側の冒頭陳述や証拠調べでは、2人のLINEのやり取りなどが明らかになりました。 ■初公判で示された2人の”やりとり” 衰弱する娘を「あほ」と呼び… そこには去年5月には晴流被告が「めっちゃ臭いし最悪、猫より厄介やな」と送ると菜々美被告が「ほんまに余計な仕事増やす奴やわ」と返答。 2人が流菜ちゃんのおもらしを鬱陶しがっていたことがうかがえます。 検察は、このころから菜々美被告が毎日のように暴力を振るうようになったと指摘しました。 さらに、流菜ちゃんが死亡する3日前、晴流被告は菜々美被告に「体内おかしくなってきてるんじゃない?そろそろ腸内つぶれる」と送信。 その翌日には、晴流被告が「あほどう?」と送ると菜々美被告は「あほは水飲ませて寝かせているよ」と返信。 虐待によって衰弱するわが子を「あほ」と呼んでいました。 検察側は死亡した後、2人が口裏合わせをするやり取りも証拠として提出し、「長女をストレスの捌け口にしていた」などと指摘しました。 ■菜々美被告 初公判で虐待の“経緯”供述 3日は死亡直前の様子や“虚偽説明”について供述
菜々美被告の被告人質問は2日から3日にかけて行われました。 2日は、幼少期に容姿について受けた暴言から強いコンプレックスを抱く中、流菜ちゃんについて、「(’晴流被告の親族が)流菜の顔を見て『やっぱり長男が可愛い”』と言いました」「流菜は私に似ているから可愛がってもらえないと思いました」「流菜に対する愛情がなくなった」と虐待の経緯について供述しました。 さらに第二回公判の3日は、流菜ちゃんが亡くなる直前の状況について供述。 嘔吐物にまみれぐったりした状態の流菜ちゃんを見た際、「『流菜、大丈夫?』と言いました。すると流菜はかすれた弱々しい声でうんと言いました。明らかに前日と違いました。抱き上げても全身に力が入っていない、呼びかけにも曖昧にしか返事できない。命に関わるかもしれないと思いました」と話しました。 そして、警察などに対して「ジャングルジムから落ちた」などと虚偽の説明をしたことについて、「自分のことしか考えられず、捕まりたくない、バレたくないと思ったからです」と話し、その後本当のことを話すことになった心境について「流菜に申し訳ない気持ちが強くなったのと家族を苦しませていると思った、しんどくなったからです」と述べました。 そして流菜ちゃんへの今の思いを問われると、「酷いことをして、苦しませてしまってごめんなさいと言いたい」と涙を見せながら供述しました。 ■晴流被告 病院に連れて行かなかったのは「逮捕され子供が保護され、家族がバラバラになるのを恐れました」 菜々美被告の被告人質問の後始まった晴流被告への質問。 晴流被告は、菜々美被告による暴力は「(流菜ちゃんが)1歳過ぎから死亡する日まで続いたと話し、注意した理由について「今までとは違う、さすがにやりすぎやと思った」と供述したうえで、「当時は子を連れて離婚しようと考えていました。当時は(菜々美被告が)妊娠していたこともあり、母から子どもをはなすことに、情が沸いて決意できなかった」と供述。 そして、衰弱する流菜ちゃんを病院に連れて行かなかった理由については、「虐待がバレて逮捕され、子どもが保護され、家族がバラバラになるのを恐れました」と明かしました。- この記事をシェアする