ジャクソンホールでのFRB議長講演が焦点=今週の米株式市場

[15日 ロイター] - 今週の米株式市場はワイオミング州で開かれる年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が焦点。米連邦準備理事会(FRB)による利下げの道筋を探る手掛かりを投資家は求めている。

会議のクライマックスは22日のパウエルFRB議長講演。一部の投資家は利下げ期待に冷や水を浴びせるのではないかと懸念している。

IBKRの市場ストラテジスト、スティーブン・ソスニック氏は「これは今年の重要イベントになる可能性がある」と語った。

モルガン・スタンレー・アセット・マネジメントのアンドリュー・スライモン氏によると、最近の勝者となっているのは借入コストの低下から恩恵を受けそうな企業で、ホームビルダー株、景気循環株、工業株、素材株だ。

パウエル氏が利下げに後ろ向きな姿勢を示唆すれば、それらの上昇が脅かされる可能性があるという。

ジャナス・ヘンダーソンのグローバルアセットアロケーション担当責任者アシュウィン・アランカー氏は、パウエル氏は市場の安定を維持するため適度なバランスが必要で、多くの投資家が抱いているように、「ゴルディロックス(適温相場)」にあるとの見方を強調しなければならないと述べた。

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