【日本人の約5人に1人は睡眠不足!】夜のキウイ習慣で睡眠の質が改善?最新科学が示した驚きの効果(ヨガジャーナルオンライン)

「寝ても疲れが取れない」「布団に入ってもなかなか眠れない」そんな悩みを抱えている人は少なくないはず。厚生労働省の調査によると、日本人の約5人に1人は「睡眠に満足していない」と答えている。そんな深刻な悩みにある身近なフルーツが役立つかもしれないという研究結果が発表された。 〈画像〉【日本人の約5人に1人は睡眠不足!】夜のキウイ習慣で睡眠の質が改善?最新科学が示した驚きの効果 ■研究チームが発見した「キウイと睡眠」の関係 その答えは―なんと身近なフルーツのキウイだ。台湾の台北医学大学の研究チームは、成人男女を対象に4週間にわたる実験を実施した。参加者には、毎晩寝る1時間前にキウイを2個食べるというシンプルな習慣を続けてもらい、その効果を測定した。結果は驚くべきものだった。入眠までの時間が平均35%短縮し、総睡眠時間が約13%増加し、夜中に目覚める回数も減少したのである。つまり、キウイを食べるだけで「早く眠りにつける」「長く眠れる」「途中で目が覚めにくい」という理想的な睡眠に近づけることが示されたのだ。研究チームは、キウイに含まれる豊富な栄養素が関与していると考えている。特に注目されているのが、セロトニンと抗酸化物質だ。 ■キウイに含まれる“眠りの味方”成分 セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれ、気分を安定させる働きがあることで知られている。さらに、セロトニンは夜になると睡眠ホルモンのメラトニンに変化し、自然な眠気を促してくれる。また、キウイにはビタミンCやポリフェノールといった抗酸化物質も豊富に含まれている。これらは体内の炎症やストレスを軽減し、自律神経を整えるサポートをするため、眠りの質を高める可能性があるとされている。加えて、キウイは低カロリーで食物繊維が多い。消化にも優しく、夜に食べても胃腸に大きな負担をかけにくいのも魅力だ。 ■毎日就寝の約1時間前に2個程度食べる 睡眠医療に詳しい専門家は、「薬に頼らず自然な方法で睡眠を改善する手段として、キウイのようなフルーツを活用するのは非常に有効」とコメントしている。特に、眠れないからといってアルコールに頼る人も少なくないが、実際にはアルコールは眠りを浅くし、翌朝のだるさを悪化させる原因になる。その点、キウイは健康的で安心して続けられる方法と言えそうだ。では、実際に取り入れるとしたらどうすればいいのだろうか。ポイントは「毎晩の習慣」にすることだ。 食べるタイミング:就寝の約1時間前 食べる量:2個程度 食べ方:そのままはもちろん、ヨーグルトにのせたりスムージーにしてもOK。 ただし、胃腸が弱い人やアレルギーを持つ人は注意が必要である。心配な場合は少量から試してみるのが良いだろう。 ■毎晩のちょっとした習慣で眠りの質が変わるかも? 「眠れない国」とも言われる日本。厚労省の調査でも、国民の約5人に1人が睡眠に満足していないという現実がある。忙しい日々の中で生活リズムを整えるのは難しいものだが、「キウイを食べるだけ」という簡単な工夫なら続けやすいのではないだろうか。睡眠の質が変われば、翌日の集中力や気分、さらには体の健康状態まで大きく変わる。最新研究が示すように、毎晩のちょっとした習慣が未来の自分を変えるかもしれない。ベッドに入る前、スマホを手に取る代わりにキウイをひとつ。そんな小さな習慣から、ぐっすり眠れる夜を手に入れてみては? 出典: What Happens to Your Sleep Health When You Eat Two Kiwis Before Bed Healthy Bedtime Snacks to Eat Before Sleep 健康づくりのための睡眠ガイド 2023 (案)

山口華恵

ヨガジャーナルオンライン
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