「恥ずかしい」 カナダの「トランプ通り」改称求める声 アメリカ湖や関税に反発広がる
カナダの首都オタワ西部の閑静な住宅街にある「トランプ通り」。通りにニューヨーク市にちなんだ名前が付けられているこの地区で、この名が選ばれたのは、トランプ米大統領がまだマンハッタンの不動産開発業者として知られていた時代のことだ。 しかしトランプ氏がカナダからの輸入品に新たな関税を課し、オンタリオ湖を「アメリカ湖」に改名する大統領令に署名したことは、おおらかな国民性で知られるカナダで、怒りと愛国心の新たなうねりを引き起こしている。オタワの市議会も、このトランプ通りの改称に向けて動き出した。 ◇ デーブ・サモイレンコさん 「ちょっと恥ずかしいし、少し安っぽい感じがする。カナダは今、標的にされている」 デビー・クックさん 「ニューヨークにちなんだ街並みの一部だから、受け入れてきたけど――」 デーブ・サモイレンコさん 「古い時代の名残のようなものだ。この地域一帯は、ニューヨークの地名やゆかりの名前で命名された。当時は楽しい試みだったのだろうが、今となっては少し時代遅れに感じる」 デビー・クックさん 「トランプ氏は私たちに友好的ではなかったでしょう。感心しない」 記者「ここに引っ越してきた時、通りの名前がトランプ通りであることが気になった?」 ダイアン・ホスカーさん 「うれしくはなかった。あの人はずっとちょっとバカな人だと思っていたから。1980年代もずっと、彼自身も、次々と妻が変わることも、何もかもが大げさで鼻についた。 カナダに対する対応も、カナダについて語る内容も気に入らない。そんな人の名前が付いた通りに住んでいると人に言うのは恥ずかしい。もううんざりだ。先住民にちなんだ名前を考えてくれたらいいと思う。この開発地区のテーマに合わないのは分かっている。街自体がセントラルパークと呼ばれ、ニューヨークにまつわる地名が付いているから。具体的な案はないけれど、何か違うもの、彼ではないものがいい」 オタワ市議 ライリー・ブロッキントンさん 「ただ恥ずかしい。市議会は来年、この通りの名称変更に関する動議を審議することになる。オタワにある通りの名称は、名誉と誠実さを備え、カナダと友好的に協力してきた人物にちなんで付けられる。トランプ氏はそのいずれの基準も満たしていない」