EU、米国の対ロシア政策転換に備え「プランB」を準備=FT

欧州連合(EU)が、トランプ米政権がウクライナ和平交渉を断念しロシアとの和解を模索した場合に備え、対ロシア経済制裁を維持する方法について「プランB」を準備していることが分かった。9日撮影(2025年 ロイター/Yves Herman/File Photo)

[30日 ロイター] - 欧州連合(EU)が、トランプ米政権がウクライナ和平交渉を断念しロシアとの和解を模索した場合に備え、対ロシア経済制裁を維持する方法について「プランB」を準備していることが分かった。欧州連合(EU)の外相に当たるカラス外交安全保障上級代表が30日、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)に語った。

カラス氏は「米国には、困難だからという理由でロシアとの合意を試みずにウクライナ和平交渉から撤退すべきか検討している兆候が見られる」と述べた。

その上で、西側諸国の制裁体制が維持されるよう米政府や他国との協議が続いているとした上で、米国が対ロシア制裁を緩和してもEUは制裁を維持することが可能だと表明した。

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