谷村海那の同点弾と知念慶の決勝ゴール。テヴィスや藤井翔大も好パフォーマンスを披露した [ルヴァンカップ 清水戦レビュー]
勝利して試合数が増える好循環へ
前半のみの出場でベンチへ退いたジェイソン・キニョーネスが曇った顔で試合を振り返った。
「前半はあまり良い内容ではなかった。スペースを探すのが難しくて、思い通りにいかなかった」
それもそのはず、直近のリーグ戦から先発を10人変更。中2日で臨む土曜日のジェフユナイテッド千葉戦を見据えたターンオーバー策で試合に臨んだ。
ボランチの知念慶曰く「普段あまり一緒にプレーしない選手というか、紅白戦から外れる選手もいて、チームとしてというよりはぶっつけ本番のような形だった」。組織としての機能性を求めるべくもなく、勝敗の行方は個々のパフォーマンスに委ねられる部分がどうしても大きくなる。
しかも冒頭で述べたようにジェイソンは前半のみの出場で、これは負傷などのアクシデントではなく「プラン通り」。後半から諏訪間幸成が出場し、45分ずつプレータイムを分け合うことが戦前から決まっていた(延長戦突入の場合、話は変わるが)。
さらに長期離脱明け初先発を飾った遠野大弥も前半のみの出番で、こちらも無理をさせるわけにはいかない。つまり勝敗や展開、戦術と関係のないところでハーフタイムに2枚の交代枠を使うことが事前に決まっていたというわけだ。
そういったマネジメントの難しさを抱えながらも勝利を掴んだ意味は大きい。後半から登場した谷村海那が見事な連係から同点ゴールを決めると、ジョルディ・クルークスの鋭いCKから知念が会心のヘディングシュートでゴールネットを揺らす。主力選手たちがしっかりと力を示した格好だ。
「先制されて苦しいゲームになったけど、そこから逆転できる底力を見せられたことはポジティブなこと。こういうゲームで逆転勝利できたことはかなり追い風になる」(知念)
この勝利によって再来週のミッドウィークにもルヴァンカップが組まれ、10月から11月頭までの8連戦が確定。これからも続いていく連戦に向けて、価値ある勢いを手にした。
選手個々の良さが随所に発揮された
個々のパフォーマンスを振り返りたい。
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