過激なドレス禁止のカンヌ映画祭 出席者が土壇場で衣装変更
現地時間13日に開幕した第78回カンヌ国際映画祭でコンペティション審査員を務めるハル・ベリーが、直前に発表されたドレスコードの更新によって、急きょ衣装を変えざるを得なかったという。Varietyが報じた。
【画像】大胆すぎ…今年のメットガラで物議を醸したハル・ベリーのドレス
今年のドレスコードには、レッドカーペットおよび映画祭の他のエリアでは「ヌード」「過度にボリュームのある衣装」を禁止すると記されており、透け感のあるドレス、大きなトレーンが伴うドレスが着用できない。従わない場合は、レッドカーペットへの立ち入りが拒否される可能性もある。
ADVERTISEMENT同サイトによると、審査員記者会見に出席したベリーは、新たなドレスコードについて「規則は破れません。ヌードに関するルールも良い決まりだと思います」とコメント。一方で、オープニング・ガラ用に準備していた「ガウラヴ グプタ」のドレスのトレーンがレッドカーペットを妨げる可能性があるとして、着用できなくなったといい「グプタの素晴らしいドレスを用意していたのに、裾が長すぎるために今夜は着られなくなってしまいました」と残念そうに語った。
今年のコンペティション審査員には、ベリーのほか、「メディア王 ~華麗なる一族~」でエミー賞を受賞したジェレミー・ストロング、『逃げた女』などのホン・サンス監督らが名を連ねている。審査委員長は、フランスの名優ジュリエット・ビノシュが務める。(編集部・倉本拓弥)
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トム・クルーズ主演の人気アクションシリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』の日本語吹替版キャストとして、イーサン・ハント役の森川智之をはじめとする前作声優陣の続投が発表された。また、発表に合わせて、イーサンの宿敵ガブリエル役を担当する津田健次郎と森川が共演する特別映像が公開された。
【動画】『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』特別映像
スパイ組織IMFに所属する凄腕エージェント、イーサン・ハント(トム・クルーズ)の活躍を描くシリーズ第8弾。すべての“ミッション”がつながるイーサンの戦いが描かれ、吹替声優陣にも、前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』からのメンバーが集結する。
ADVERTISEMENTまずは、サイモン・ペッグが演じるベンジー役を根本泰彦、[ヴィング・レイムス演じるルーサー役を手塚秀彰が担当。また、イーサイ・モラレス演じるガブリエル役の津田健次郎をはじめ、ヘイリー・アトウェル演じるグレース役を園崎未恵、ポム・クレメンティエフ演じるパリス役を高梁りつ、グレッグ・ターザン・デイヴィス演じるドガ役を杉村憲司がそれぞれ担当し、シリーズの集大成を彩る。
さらに、本作の公開を記念して、森川と津田が出演する、遊びごころ満載の特別映像が公開。神妙な面持ちで収録スタジオへとやってきた森川が、卓上に置かれたヘッドホンを装着すると目の前のモニターを介してとある指令が。その内容は「『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』を日本で大ヒットさせること」。そのための“吹替キャストの招集”という重大ミッションが課せられる。次々と吹替キャスト陣の名前が呼ばれていく途中、津田の名前も読みあげられ、メッセージの終了後、場面は切り替わると津田の姿が。森川と津田が、それぞれ迫真の呼びかけを披露する。映像内で流れる指令の声を担当は、『トップガン マーヴェリック』(2022)でマーヴェリックの盟友・アイスマンを演じたヴァル・キルマーの声を担当する東地宏樹。作品の垣根を超えた粋なキャスティングにも注目の映像となっている。(編集部・入倉功一)
映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は5月23日より全国公開 5月17日~22日まで先行上映
映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』特別映像<豪華吹替キャスト発表>|2025年5月17日(土)より先行上映/5月23日(金)公開 » 動画の詳細※VODサービスへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、リンク先での会員登録や購入などでの収益化を行う場合があります。
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ディズニー実写版『リロ&スティッチ』(6月6日全国公開)の日本語版で、声優の三ツ矢雄二がアニメーション版と同じくエイリアン・プリークリー役を担当することが明らかになった。
『リロ&スティッチ』は、ひとりぼっちで友達ができずにいた少女・リロが、破壊生物として開発されたエイリアン“試作品626号”(=スティッチ)と出会い、オハナ(ハワイ語で家族)の絆を育んでいくさまを描き出すハートフル・ファンタジー。プリークリーは、スティッチを捕らえるため、ジャンバ博士と共に地球に送り込まれたエイリアンだ。
ADVERTISEMENT再びプリークリーに声を当てる三ツ矢は、「実写版になると噂で知った時、とてもエキサイティングなお話で興奮しました」と振り返り、「自分がまたプリークリーを演じる事ができるかどうか不安でしたが、オファーがあった時は飛び上がって喜びました。プリークリーは自分によく似たキャラクターで大好きだからです」と喜びをあらわにした。
プリークリー役の三ツ矢雄二 - (C)2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.今作のプリークリーは、地球に潜伏する際、アニメーション版のようにただ変装するだけではなく、人間の姿にも擬態する。実写版ならではの表現について、三ツ矢は「プリークリー本体の姿もリアリティーがあって驚きましたが、人間の姿になってからも、プリークリーの性格は変わらず、可愛くて、ちょっとドジで、憎めない設定はそのままで、演じていて本当にワクワクしました」と語り、「プリークリー本体の時は、今まで通りのイメージで演じましたが、人間の姿になってからは、声のトーンを抑えて、役者さんの見た目のイメージを意識して、演技に工夫をしました。難しい挑戦で、とてもやりがいがありました」と演じ分けのこだわりも明かした。
ADVERTISEMENT実写版スティッチの声は、アニメーション版と同じく山寺宏一が担当する。「山寺さんのスティッチも唯一無二の名演です。他の人は、絶対できない。山寺さんが、物語を引っ張ってくれて、作品的にもスリリングでハッピーなものに仕上がったと思います」と太鼓判を押した三ツ矢は、「スティッチが、どのように地球にやってきて、周囲の人々をひっかきまわし、人々を幸せにする存在に成長するかを見て欲しいですね。もちろん、ちょっぴり『おじゃま虫』のひょうきんでお茶目なプリークリーの活躍もお逃しなく!」と期待をあおった。(編集部・倉本拓弥)
「リロ&スティッチ」吹替版クリップ「ナニのことが気になるデイヴィッド」編|6月6日(金)劇場公開! » 動画の詳細※VODサービスへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、リンク先での会員登録や購入などでの収益化を行う場合があります。
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ガーナ発のカンフーアクション映画『アフリカン・カンフー・ナチス』の続編『アフリカン・カンフー・ナチス2 逆襲のロボトラー』が、7月26日よりシアター・イメージフォーラム他にて公開されることが決定した。
【画像】まさかの続編!『アフリカン・カンフー・ナチス2 逆襲のロボトラー』フォトギャラリー
第2次大戦後、実は生き延びていたヒトラーと東條英機が、亡命先のガーナで世界征服を企み、現地の武道家たちとカンフーで対決する……という突拍子もないストーリーが一部で話題沸騰となった前作。続編となる今回は、タイトルの通り「ロボトラー」と呼ばれる巨大ロボット・ヒトラーが登場。前作で死んだはずのヒトラーが殺人マシーンと化し、再びガーナから世界征服を狙うという、まさかの展開が描かれる。
ADVERTISEMENT監督を務めるのは、前作に引き続き、日本在住のドイツ人監督ゼバスチャン・スタイン。今回も監督・脚本・編集・そしてヒトラー役を兼任し、完全自主制作映画として続編を企画するが、資金不足の壁に突き当たった。しかし、クラウドファンディングによって、実施からわずか数時間で目標額を達成。またもアフリカへ渡り、ニンジャ・マン監督ら現地スタッフとの続編撮影を実現した。
昨年10月に実施されたクラウドファンディング出資者を招いての完成披露試写会は、立ち見が出るほどの盛況。そんなファンからのリクエストに応える形で劇場公開が決定した。
当初の脚本では、前作の主人公アデーが主役となるはずだったが、撮影直前でアデー役俳優との出演交渉が決裂し、スタイン監督が全面的に変更。急きょ、アデーの弟・アドーを主人公としたストーリーを作り上げ、新たな主演俳優に驚異的な身体能力とヒーローの風格を兼ね備えたジョージ・アバイエを抜てき。撮影わずか1週間前の飛び入り参加となったジョージは、圧倒的なオーラと熱心な役づくりでニューヒーローを演じ、スタイン監督を「本物のスターだ!」と驚かせたという。
そのほか、前作のヒロイン・エヴァや、アンドリュース・メンサーが演じるカンフーの達人スティーヴン・ダックス師範、ウォーカー・ベントル・ボアテング演じる主人公の相棒セクティンなど、個性豊かなキャラクターたちが集結。さらに、前作の東條英機に続く新たな日本人キャラとして、在ガーナ日本大使「雷電(らいでん)」が登場。相撲パフォーマーとして世界で活躍する元大相撲力士ごっちゃんこがこの役をパワフルに演じる。
ティーザービジュアルには、ナチスの科学力を詰め込んだ(?)新兵器「ロボトラー」の姿が。また、場面写真も公開され、不思議な場所に頭が位置するロボトラーの目からビームが繰り出される様子や、新たな主人公アドーや雷電などの主要キャラクターのビジュアルも明かされている。(編集部・入倉功一)
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俳優の大泉洋と松田龍平が14日、丸の内TOEIで行われた「さよなら丸の内TOEI」プロジェクト『探偵はBARにいる3』上映後舞台あいさつに出席した。この日は『探偵はBARにいる』シリーズ3作が一挙上映され、ファンからの熱い声援に大泉は「改めてパート4を作らなければいけないと思いました」と語ると、松田も「準備万端です」と静かに意気込んでいた。
東直己の小説を原作にした同シリーズは札幌のススキノを舞台に、大泉演じる探偵と松田演じる高田の名コンビの活躍を描く探偵映画。シリーズ第3作『探偵はBARにいる3』の上映後、おなじみの作品ジングルに乗せて登場した大泉は「8年ぶりですか。久々にこの音楽で松田龍平と一緒に出てくるなんて感慨深いです」としみじみ。松田も「8年ぶりに会いたいと思ったんです」と登壇理由を明かすと「今日は『探偵はBARにいる4』の舞台あいさつにお越し下さり……」とつぶやく。大泉は「これが8年間の成長ですか」と松田のボケを称賛していた。
ADVERTISEMENTトークではシリーズ3作の思い出話に花を咲かせた大泉と松田だったが、司会者から「『探偵はBARにいる4』と検索している人が多いんです」と振られると松田は「僕はだいぶ前から準備万端です」と意欲を見せ「大泉さんが忙しくて、結構本にうるさいんです。こだわりが強くて……何でもいいじゃないですか」と大泉にクレーム。
すると大泉は、毎回劇中で壮絶な拷問を受けることに触れ「お前も拷問受けてみろよ。内容大切だろ」と口をとがらせつつ「私もプロデューサーにどうなっているのかいつも聞いているんですよ。(大泉が主演を務めた東映作品の)『室町無頼』をやっている場合じゃないだろうって」といつもの大泉節で会場を笑いに包み込む。
舞台あいさつの会場となった丸の内TOEIは今年7月29日で閉館が決定している。松田は「パート4の初日舞台あいさつはここで出来ないんですよね」と寂しそうにつぶやくと、大泉も「さすがに2か月じゃ映画できないよね。俺が監督・脚本もやるか。でも8年ぶりの映画が突貫工事みたいなのも寂しいよね」とやるからにはしっかりこだわって作りたいことを主張していた。
和気あいあいとした雰囲気で行われた舞台あいさつだったが、松田は「『探偵』シリーズはずっとこの場所で上映されていました。また最後にこうやってお世話になった劇場で大泉さんと舞台に立てたことはとても嬉しいです」と神妙な面持ちで語ると、大泉も「毎回この場所で次回作の話をして盛り上がっていました。ファンの方の声を聞いていると、改めてまたパート4を作らなければいけないと感じました。丸の内TOEIの閉館には間に合わなかったけれど、プロデューサーのお尻を叩いて実現させたいです」と誓っていた。
ADVERTISEMENT「さよなら丸の内TOEI」プロジェクトは、7月27日に約65年の歴史に幕を閉じる丸の内TOEIを惜しみ、劇場へかかわる全ての人への感謝と、「映画館で映画を観る」ことの大切さを改めて訴求することを目的に、5月9日から7月27日までの80日間にわたって数々の傑作特集上映に加え、各種イベントを実施。その一環としてこの日『探偵はBARにいる』(2011)、『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』(2013)、『探偵はBARにいる3』(2017)を一挙上映した。(磯部正和)
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