西村優菜の次戦は最終予選会? 悔しい今季ベスト23位「来季もここで戦えるように」

◇米国女子◇ロッテ選手権 presented by ホアカレイ 最終日(4日)◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6566yd(パー72)

苦しみ続けた西村優菜のシーズンにあって、通算8アンダー23位はベストフィニッシュとなった。それでも、もどかしさがあふれる。最終9番(パー3)はガードバンカーを越えた左サイドのピンを攻め込みながら、3mほどのバーディパットがわずかに右を抜けた。5バーディ、1ボギーの「68」で回った一日は「一番いいラウンドが最後にできた」と評価できるもの。それだけに締めくくりが悔やまれる。

中継局WOWOWのインタビューで「結構、マインドセットが難しくて…。この試合を最後にしたくないとは思いつつ、でも考えたらプレーできないと思っていたので」と振り返った4日間だったのは、定まらない立ち位置ゆえ。次週からのアジアシリーズに出られない選手にとって、来季出場権の確保に向けたラストチャンスになるはずの11月「アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン」(フロリダ州ペリカンGC)はフィールドが108人に絞られる。今大会終了時点のポイントランクが出場優先順位として適用されるため、ひとつでも上の順位に食い込む必要があった。

「最後に決め切れていたら『ペリカン』は大丈夫だったんじゃないかなと思うので、そこは悔しい」。ポイントランクは141位から127位へ。「アニカ―」出場は上位選手のエントリー状況に左右されることになる。ただ、残されたチャンスで米ツアー4年目の挑戦につながる道を切り開く考えは変わらない。

2シーズン守ったフルシード相当の「カテゴリー1」確保が厳しくなってきた段階で、Qシリーズ(予選会)のファイナルステージ(12月4日~/アラバマ州マグノリアグローブGC)に挑む意向は固めている。「来シーズンもここで戦えるように、予選会になると思うんですけど、しっかり戻ってこられるように頑張りたい」。瞳をうるませながら、決意を語った。

2025年 ロッテ選手権 最終日 西村優菜 ハイライト

この動画は日本国内のみで視聴が可能です。US

関連記事: