コンパクトなのに大人4名がくつろげて、価格は239万8000円〜! 思わず欲しくなる最新キャンピングトレーラー

キャンピングトレーラーは魅力的だが、まず躊躇する要因となるのが保管場所。牽引免許不要な車両重量750kg以下のモデルでも意外と大きいし、高速道路を牽引する時はかなりの空気抵抗が起こる。そうかと言って、コンパクトにすれば居住性が低下してしまう。そんな二律背反な条件を見事に解決したのが、AtoZ(エートゥゼット)の「TAMA-T(タマト)」だ。

AtoZ TAMA-T

AtoZといえば、キャブコンやバンコンのビルダーとしてお馴染みだが、満を持してのトレーラー市場参入となった。そのデビュー作であるTAMA-Tは、2600×1530×1955㎜というミニマルサイズ。車幅を除けば、軽自動車サイズよりもコンパクトなのである。

AtoZ TAMA-T

ただし、軽自動車とちがってエンジンや運転席回りがない分、居住空間は圧倒的に広い。加えてポップアップルーフを備えているため、これを展開すれば立って歩ける快適スペースが生まれるのである。車幅を軽サイズよりも50㎜大きくしているのも、快適性にこだわった結果。

AtoZ TAMA-T

車内に入るとその雰囲気は、同社製キャンピングカーそのもの。シンプルで洗練されたテクスチャーは、一朝一夕では培えないセンスにあふれている。こんなにコンパクトなのに、冷蔵庫をインストールしたシンクは広くて実用的。もちろん、ダイネットもゆったりとしており、大人4名がくつろぐことができる。

ソファはマットを並べることでベッドに変身。その広さは1800×1420mmとほぼダブルベッドサイズとなる。ちなみに、ポップアップルーフ内にマットを展開した場合、1860×970mmの就寝スペースを確保することができる。

AtoZ TAMA-T AtoZ TAMA-T

自走式と異なり、やはりトレーラーは“部屋感”がある。外部との隔たりがしっかりとしているため、やはり落ち着くのだ。また、断熱性という点でも自走式より有利なため、外気温が30度を越えるような環境下でもそこまで車内が暑くなることはなかった。

特筆したいのはオプションのKME製エアコンで、最新モデルは非常に効きがいい。スイッチをONにしてほどなく、車内を爽やかにしてくれるのである。しかも、105Ahのサブバッテリーが2個あれば(標準は1個)、エコモードで約8時間も稼動するという。エコモードでも夜は肌寒くなるくらいだというから、熱帯夜でも安心だ。

AtoZ TAMA-T

ちなみにこのエアコンの室外機は床下に装着するので、連結装置付近に荷重がかかる心配はない。

ちなみに標準装備としては、ベッド、テーブル、105Ahサブバッテリー1個、冷蔵庫、シンク、インバーター、バックカメラ、ポータブルトイレとなっている。オプションでエアコン、201Ahリチウムイオンバッテリー、ソーラー充電パネルを設定。フルオプション搭載でも、車重は600kgを切るというから、排気量の小さなヘッド車でも安心だ。

中国語の「宝(タマ)」から名前が付いた同モデルの価格は239万8000円〜。小さくて機能充実のTAMA-Tは、まさに唯一無比な価値を持った1台なのだ。

AtoZ TAMA-T AtoZ TAMA-T AtoZ TAMA-T AtoZ TAMA-T AtoZ TAMA-T AtoZ TAMA-T AtoZ TAMA-T AtoZ TAMA-T AtoZ TAMA-T AtoZ TAMA-T AtoZ TAMA-T AtoZ TAMA-T AtoZ TAMA-T AtoZ TAMA-T AtoZ TAMA-T

キーワードで検索する

関連記事: