Apple好きのメッカ「Apple銀座」がリニューアル。中はどう変わったのか?

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9月26日にリニューアルオープンするApple銀座

 Apple銀座が、2025年9月26日午前10時に、グランドリニューアルオープンするのを前に、報道関係者に店内の様子が公開された。新たな店舗は、4階フロア構成となり、1階をiPhone専用フロアとし、iPhpne用アクセサリも展示する。

Appleのロゴマークが遠くからもわかる
店舗の入口の様子
各フロアのガイド
1階フロアの様子
iPhoneが展示されている
手に取って試用することが可能だ
カバーなどのアクセサリも一堂に展示
大きなガラス窓によって、銀座の街と一体化した開放的な空間を実現している

 2階がApple Watch、iPadの展示とともに、東京初となるApple Pickup専用エリアを設けた。Apple Storeオンラインで注文した製品を、都合のいいタイミングで受け取ることができる。

2階フロアの様子。iPadなどが展示されている
解放感があるフロアとなっている
iPadの展示コーナーの様子
Apple Watchの展示コーナー
各種アクセサリも展示している
Air Podsの展示コーナー
日本で初めて設置されたApple Pickup専用エリア
2階フロアから見た開放感がある吹き抜けと、ガラス窓の様子。銀座の街を見ることができる

 3階は、Macの展示のほか、Apple Vision Proを体験できるコーナーを用意。「Today at Apple」によるさまざまなセッションも受けることができる。Apple銀座のリニューアルオープンにあわせて、Today at Appleでは、「iPhoneで使えるiOS 26の新機能」や「iPhone 17、iPhone Air、iPhone 17 Proを試してみよう」などの新たなデイリーセッションも用意し、最新のApple製品を、最大限に活用するためのさまざまな方法を紹介する予定だという。

3階フロアの様子。iPhone 17、iPhone Air、iPhone 17 Pro、iPhone 17 Pro Maxなどの新製品が並ぶ
Macの展示を行なっているエリア。テーブル1つだけだ
Today at Appleノセッションを受けることができる
Apple Vision Proの体験も可能だ

 4階には、Genius Bar(ジーニアスバー)を設置し、技術サポートを提供。パーソナライズしたセットアップなどを行なえる専用スペースも用意している。

4階フロアの様子
4階はGenius Barが設置されている
パーソナライズしたセットアップなどを行なえるスペースも用意
4階フロアの吹き抜けから3階フロアを見た様子
可動ルーバーを備えたダブルスキンガラスファサードが、一日を通じて明るさと室温を調整する
さまざまな高さのテーブルや椅子を用意している
エレベータは3台用意されている
新たなApple版座のエレベータにはボタンがある
階段の様子。天井はちょっと低めだが、アクセシビリティには配慮している
店内の温かみのある木製パネルは、日本のデザインへの敬意を表しているという

 また、1階と2階、3階と4階は吹き抜けとなっている。夜になるとガラス張りのエレタベータが動いているのが外から光って見えるという。さらに、店内には、さまざまな高さのテーブルや椅子を用意しているほか、車椅子で来店しても、あらゆる体験が行なえるようにしている。「東京で最もアクセシビリティに配慮したストアになっている」としている。

こちらは移転していた店舗の様子。9月22日に、銀座8丁目での営業を終了した
銀座3丁目の店舗でのオープンを告知している

 Apple 東京セントラル マーケットリーダー(地区統括)の牧野ロドリゲス有里氏は、「Apple銀座が、新たに生まれ変わった。いまあるたくさんの製品が生まれる前から、このストアを知っている人は、Appleのブランドそのものが話題になった時代を思い出すかもしれない。また、ある人にとっては、日々の暮らしの中で、気軽に立ち寄り、新たな発見をする場所でもある。そして、Appleにとっては、22年前に、みなさんを迎えた場所であり、Appleと銀座の街の深い結び付きのシンボルである」と前置きし、「地域、環境、体験を重視し、一から再構築した店舗である。建物は耐震二重構造のガラスの壁で囲まれ、太陽の光にあわせて開閉するルーバーによって、日射熱やまぶしい光を抑えながら、やわらく自然な光が店内を明るくする。また、100%再生可能エネルギーで賄われており、カーボンニュートラルを達成している」と説明した。

Apple 東京セントラル マーケットリーダー(地区統括)の牧野ロドリゲス有里氏

 Apple 銀座は、近代的なデザインを採用するとともに、地元の素材を採用。「製品と人、街とつながりを生む空間として設計している。建物のコアを片側に寄せることで、すべてのフロアで3方向から光が流れ込む。銀座の街に浮かぶバルコニーのような、開放的な空間となっている。銀座の街の景色を新たな角度から楽しめるだろう」とも語った。

 Apple 銀座では、230人以上のスタッフで対応。「製品とサービスを、見つけて、学び、楽しむ場所になる」と位置づけた。

 Apple銀座は、2003年11月30日に、米国外では初のApple Storeとしてオープン。新製品の発売や新年の初売りのたびに多くの列ができ、日本のAppleユーザーにとっては、まさに「聖地」と言える場所になっていた。2022年9月に、Apple銀座が入居していた銀座3丁目のサヱグサビルの建て替え工事に伴って、一時的に銀座8丁目に移転。2025年9月22日に、銀座8丁目での営業を終了し、場所を戻して、改めてサヱグサビルでリニューアルオープンすることになった。

 Appleが発表したニュースリリースの中で、ティム・クックCEOは、「Apple銀座は、日本初のApple Storeであり、特別な思い入れがある。20年以上前のApple銀座のオープンでは、私達が世界中のお客様とつながる方法を進展させることができた。今回のリニューアルオープンは、日本でのApple Storeの歴史におけるすばらしいマイルストーンであり、全国のお客様やコミュニティとの強い絆を象徴している。美しく再設計された空間に、お客様を迎え、最新の製品を紹介し、私達に共通するすばらしい歴史に、新たな1ページを刻むことを大変うれしく思う」としている。

 なお、リニューアルオープンにあわせて、Apple 銀座では、Number_iとのコラボにより、空間オーディオと空間ビデオを活用したToday at Appleスポットライトセッション「Number_iの空間体験の中に飛び込もう」を提供する。このセッションは、シングル「未確認領域」のミュージックビデオとともに、舞台裏を含めた没入感がある体験ができるもので、Apple 銀座に限定して公開したあと、10月11日から、日本全国のApple Storeにも展開する。Apple Vision Proを活用した体験も可能だ。

「Number_iの空間体験の中に飛び込もう」を提供
Apple Vision Proを活用した体験も可能だ
制作の舞台裏も体験できるという

 また、Apple 銀座だけのApple Gift Cardスペシャルエディションを、期間限定で販売するほか、オリジナル壁紙のダウンロードサービスや、Apple Music銀座プレイリスト「銀座で物語を音楽とともに」も提供する。

 同社によると、日本におけるApple Store経済圏は、2024年だけで470億ドルのデベロッパの事業売上の創出に貢献。iPhone 17とiPhone 17 Proに搭載しているカメラシステムをはじめ、ソニー、京セラ、TDK、AGCなど、1,000社以上の日本のサプライヤーと、数十年に渡り取り引きがあり、「日本企業は、Appleデバイスの重要な部品の供給に貢献している」としている。

 さらに、Appleは、日本全国に4,000人以上の従業員を擁し、iPhoneのカメラシステムやシリコンエンジニアリング、人工知能とマシンラーニング、ワイヤレステクノロジなどに取り組んでおり、Apple経済圏では、100万人以上の雇用を支えているという。

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