米PCE価格、7月前年比+2.6%で変わらず コア+2.9%に小幅加速

米商務省が29日発表した7月の個人消費支出(PCE)価格指数は、前年比2.6%上昇し6月の2.6%上昇と変わらずだった。ニューヨーク市内のスーパーマーケットで2022年撮影(2025年 ロイター/Andrew Kelly/File Photo)

[ワシントン 29日 ロイター] - 米商務省が29日発表した7月の個人消費支出(PCE)価格指数は、前年比2.6%上昇した。伸びは6月の2.6%と変わらずだった。前月比は0.2%上昇、前月は改定なく0.3%上昇だった。

変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は前年比2.9%と、2月以来4カ月ぶりの大幅な伸びを記録した。前月比では0.3%上昇。6月は前年比2.8%、前月比0.3%上昇だった。

個人消費支出は前月比0.5%増、ロイター調査によるエコノミスト予想も0.5%増だった。6月は0.3%増から0.4%増に上方修正された。

ただエコノミストらは、労働市場の軟化を背景に、こうした国内需要の強さを示す兆候が連邦準備理事会(FRB)による来月の利下げを妨げることはないとの見方を示している。

RSMのチーフエコノミスト、ジョー・ブルスエラス氏は、「高止まりするサービスインフレは、9月の政策決定が困難になることを示唆している」と指摘。その上で「われわれはFRBが25ベーシスポイント(bp)の利下げに踏み切ると予想している」と述べた。

財(モノ)への支出は0.8%増加。前月は0.3%増だった。自動車が大幅な増加をけん引し、長期耐久財への支出を1.9%押し上げた。娯楽用品、衣料品、家具、食料品・飲料への支出も増加した一方、ガソリンなどのエネルギーへの支出は減少した。

サービスへの支出は0.4%増と、前月から横ばいとなった。金融サービス、保険、ヘルスケアなどの伸びがけん引した。一方、ホテル・レストランへの支出は減少した。

サービス価格は0.3%上昇し、2月以来の大幅な上昇となった。これまで4カ月連続0.2%上昇だった。金融サービスと保険が1.2%上昇したことが要因。

賃金は0.6%上昇したものの、関税による事業コストの上昇により、企業は人員増加に消極的となっている。

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