前橋市の小川晶前市長 「政治の新しい流れを継続していきたい」
前橋市の前市長、小川晶氏(42)は、出直し市長選への出馬を表明した17日の記者会見で、静岡県伊東市の市長選の動向や交流サイト(SNS)での「ブロック」に関する質問も受けました。その答えは――。
いったん辞職した後、なぜ出直し選に挑むことにしたのか。記者は何を尋ね、小川氏はどう答えたのか。1時間におよんだ記者会見の全文をお届けします。 冒頭発言 「私が良い雰囲気を壊した」 前橋市の小川晶前市長、再起への思い 質疑前半 相手職員は懲戒処分、自身は出直し選出馬 小川晶前市長「私も心配」
質疑後半
――冒頭の発言の中で古い政治に戻さないためにもというお話がありましたが、小川さんが言う古い政治とはどんなことであるのか、またそれをどう変えるということが言いたいのか、そこを教えてください。
Advertisement◆先ほどの回答にも重なってしまいますけれども、市民の皆さんと一緒に考えて、市民のための政治を作るというのが大きなテーマで、この1年9カ月も動いてきました。
古い政治というふうになると、やはり誰かがトップダウンで決めてしまったり、一部の声の大きな人たちに誘導されてしまうような、そういう政治には戻したくないというふうに思っております。
市民の皆さんも今回ですね、こういった意味では、もう一度一緒に政治を作っていこうという声もたくさんいただいておりますので、引き続きそういった新しい流れを継続していきたいというふうに思っています。
――一部の声の大きい人っていうのは、実際にあったというふうにお考えなのか、そのあたりはいかがでしょうか。
◆えー、市民の方々がどういうふうに思っているかというのは、それぞれだというふうに思います。
ただ、市政に参加をしていただいて、みんなで条例を作ったり、計画を作ったり、あるいは地域の課題についてもタウンミーティング等を通じてみんなで解決をしていく、そういった新しい、今までにはない前橋の政治の作り方というところに期待をしてくださって、一緒にこれからも進めていきたいというような声をたくさんいただいています。
――今週日曜日には伊東市長選で田久保前市長が落選されました。他にも辞職や失職に伴う首長選というのが相次いでいますが、状況を見てご自身と重ねられている部分というのはございますでしょうか。どのように見ておられますでしょうか。
◆えっと、特にええ、見ていないです。前橋のことは、前橋の市民の皆さんに判断をしていただくものだというふうに思っておりますので、他市の状況等については、私の方では特段考慮しておりません。
――先ほどお話あった停職処分を受けた職員の方についてなんですけれども、依願退職、年末でされるということで、今後どうされるか、どういう状況であるかなど、連絡などとっておられますでしょうか。あるいは試みておられますでしょうか。
◆直接、私から連絡を取るということはしておりません。
代理人の弁護士を通じて、その退職の報道が出たその日に、依願退職をすることになったということで連絡をいただいておりますけれども、それ以上、特段ですね、職員と直接やり取りというのはしておりません。
――それは市長の方からも、先ほど心配しておられるというふうにおっしゃっていましたけれども、具体的に聞いてはおられないということですか。人づてでも。
◆特段聞いていないです。
どういう理由で退職をするのかということについてもちょっとわかりかねますので、次が決まっているのかとか、決まっていないのかとか、そういったところについてもですね、私の方ではちょっと情報は得ていないところになります。
――このホテルで14日にも300人ぐらいの方が集まって再選させる会ということで気持ちを伝える会が行われたと思うんですが、こちらの方もかなり熱気を感じたんですが、どう受け止められたかということと、今回の出馬にあたって、決断にあたっては後押しとなったのか、まずお伺いできますか。
◆このような状況でもやはりもう一度立ち上がってもらいたいと、市長になってもらいたいという皆さんにあれだけ集まっていただいて、応援の言葉をいただけたというのは非常にありがたいことですし、今回の決断の後押しになっているのはその通りだと思います。
――一方で今回、ご自身を信頼してもらえるかという選挙だということなんですが、選挙戦で改めてどう理解を得ていくか、戦略、訴えについて改めてお伺いしてもよろしいでしょうか。
◆これまでも続けてきたことですけれども、やはり一人一人の皆さんと対話をしていくということが基本になるというふうに思っています。
本来であれば30万人の皆さんと直接お会いできればいいんですけれども、できるだけ多くの方々と直接お会いをして、考えを伝えていきたいと思っています。
――この考えという部分についてなんですが、今回の問題というよりは、実績などを伝えたいという感じなんでしょうか。どういった部分を特に伝えたいこととしてお考えなのか、もう一度うかがえますか。
◆あの、私としては、この実績も伝えたいとか、これからええ、まあ約束していた公約が途中になってしまって申し訳ないということもお伝えしたいですし、まあ、対面する市民の方々がどういう思いでいるのか、それを受け止めていきたいというふうに思っています。
――わかりました。とはいえですね、今回ものすごく短期の決戦になってくると、改めて30万人とちょっと対話は難しいのかなと思うんですけども、どんな選挙戦を展開していくのかというところを伺いたいのですが。選挙戦略の部分で、前回市長選で入れてくれた方たちを回られる形になるのか、街頭とかを中心にしていくのか、改めてお考えを伺えますか。
◆市内をくまなく回って、街頭を中心に一人一人の皆さんにお伝えをしていくという選挙戦になると思います。
前回もそういうやり方で選挙をやらせていただきました。
――必ずしも支援者だけではなく、街頭で皆さんにお話しするという形を中心にしたいということでしょうか。
◆(うなずく)
――お話の最初の頃に、各市内のいろんな方々にご意見を聞いて回られたというお話がありました。
もちろん、支持されている方からは、再度立候補という声があっただろうとは想像するんですけども、逆にお叱りの声ですとか、そういった声があったとすれば、どういったお話が届いていたんでしょうか。
◆率直に、がっかりしたというような声をたくさんいただきました。
ショックだったというふうに言っていただいた方もたくさんいました。
なので、皆さんをがっかりさせてしまったこと、ショックを与えてしまった方に対しては、自分がどうやってこれからの行動で見ていただけるのかというところをですね、自分自身は示していきたいなというふうに思っています。
――先ほどの質問で、一部経済界からイメージの低下が懸念されることがあるというご回答の際に、必ずしも客観的な話ではないんじゃないかというご回答だったかなと思うんですけれども、まず率直に、小川さんご自身は、小川さんの行動に端を発する一連の問題で、前橋の街のイメージっていうのは毀損(きそん)されたかどうか、どのようにお考えなのかを教えてください。
◆難しい質問だなと思いますけれども、話題が話題だけにですね、面白おかしく取り上げられてしまっているというのは率直にあると思います。
ただ、そのことが本当にじゃあ前橋市のイメージの低下につながっているのかというところについては、いろいろと判断する材料が現状ではなかなかないんじゃないかなというふうに思っています。
例えば、この私の騒動が起きた後のいろいろな調査だとかランキングなどを見ても、前橋市が特段すごくランキングが下がったというような状況があるのか、逆にこの騒動があっても、いろいろなランキングで前橋が1位になるということもありますので、その辺についてはですね、感じる方、客観的なものと主観的なものの感じ方もだいぶ違うのかなというふうに思っております。
いずれにしても、そのイメージを回復していくためにも、しっかりと市民の皆さんの納得のいくような政策を訴えて、今回の選挙で戦うことが必要だというふうに思っております。
――わかりました。ちなみにそのランキングというのはどういったものなんでしょうか。先ほど言われたそのランキングをみたら、特段影響がないんじゃないかっていうところ、それはどういったランキングのことを念頭にお話されているんでしょうか。
◆すみません、今、明確な名称がわからないんですけれども、例えば10月、11月に発表された群馬県内の自治体で移住したい自治体ランキングだとか、高齢者が住みやすい自治体ランキングなどで、高崎を抜いて前橋が1位になっているというような、何かの調査でそういったものも出ていたと思いますので、いろいろなものの捉え方があるんじゃないかなというふうに思います。
――わかりました。一部の経営者からは、寄付金を集める際には苦労したであるとか、断られたっていうお声も聞くんですけど、その辺については。
◆私の方ではすいません、承知していないのでお答えのしようがないところでございます。
――小川さんに確認させていただきたいんですけれども、SNSなんですが、小川さんに批判的な意見を書いておられる方のリプなどをブロックしているという話が出ているんですけれども、事実関係についてお願いします。
◆はい、一部ですね、誹謗(ひぼう)中傷にあたるものや、個人情報を開示しているもの、あるいはヘイトにあたるものについてはブロックをさせていただいております。すべてではないです。
――小川さんの判断でブロックされていらっしゃるということですね。
◆そうです。
――それは今おっしゃったような誹謗中傷にあたると小川さんが判断したものということですか。
◆そうでございます。
――市民に分断が広がっているという意見も一方であって、聞きたい意見しか聞いてないんじゃないかという意見も出ていますけれども、いかがでしょうか。
◆誹謗中傷のもの、ヘイトにあたるもの、個人情報を開示しているものについてはブロックをしていますけれども、それ以外の意見、厳しいご意見やお言葉についてはブロックしておりませんので、そこについては明確に区別をしております。
――先ほど報酬減のことについては、この先のことはまた未定だというような話で、これまでの1期目の分については、結局出さなかったわけですけども、似たような話で退職金ってどうされるんでしょうか。1期目の分について。
司会 申し訳ございません。その質問が今回の内容とそぐわないような気がするんですが。
――要は責任を取ってという意味で、報酬減の話も現職の時にされているから、次期どうするのっていう質問なんだと思うんですが。原則の部分で言うと、そこの部分は報酬減と似たような話かなと思うんですが、そこはいかがなんでしょうか。
◆はい。あの継続をする場合の責任の取り方として、報酬減ですね。退職金も含めた減額というのを提案しておりましたけれども、今回改めて辞職をするということで責任を取っておりますので、報酬については今後改めての検討になるというふうに思います。今回の選挙の公約等でそこを掲げるつもりはございません。
――選挙事務所の場所と、20日に集会があると思うんですけれども、それ以外にも年内、年始決まっている活動の内容っていうのを教えてください。
◆選挙事務所についてはまだ未定になっております。
年内の活動は、基本的には市民の方々にお会いする機会を増やしていきたいと思いますので、できるだけ一人一人、市民の方と会う機会を作っていく予定です。大きな集会等は、20日以降は特段予定はしておりません。
――SNSについてなんですけれども、今インスタグラムとX、あと公式LINEもあるんですけれども、そちらの更新はご自身で行っているということでよろしいでしょうか。
◆はい、基本的には自分でやっています。
――すべて自分で。
◆はい。
――今日の公式LINE、YouTubeに、出馬の意欲についての動画があったんですけれども、こちらの撮影時期というのはいつごろになるのでしょうか。
◆昨日になります。
――昨日決断されて、そのまますぐに撮影されたということでよろしいでしょうか。
◆そうですね。はい。
――あと、市民の声を受けて出馬の意欲を固めたというふうなことなんですけれども、どういった声を重視されたのかということをお聞かせいただけますでしょうか。
◆はい。もう一度、市長になって一緒に政策を進めていきたいという声をいただいたことが一番強い後押しになっています。
多くの皆さんからそういった声をいただきました。
――その多くの声というのは、直接聞いた声なのか、それともSNSなども含めて、判断に入れたのかどうかということはいかがでしょうか。
◆直接聞いている声も元にしています。
――公約なんですけれども、前回の2年前の市長選から物価対策などは喫緊の課題ですが、追加するものであったり、改めてその公約を発表する場合は別に設けるんでしょうか。
◆特段設ける予定はございません。
――そうすると、前回と同じ内容を推し進めるという形になりますか。
◆残っているものを進めていく必要がまずは基本的にはあると思っています。
――物価高対策はどのように進めていくお考えでしょうか。
◆物価高対策、国からの交付金も来る予定になっておりますので、それをどういったところに使っていくのか、私の考えをお伝えしていきたいと思っています。
――国の方では補正予算という形になりましたけど、どういうふうに重点的に進めていきたいか、お考えを教えてください。
◆市民の皆さんに広く行き渡るような、そういった対応をしていきたいと思っています。
――例えば、ガソリンですと、最近安くなったり、多少改善の見込みがありますけど、具体的にどの部分を考えていますか。
◆生活に関わるコストをどうやって抑えるかだとか、食料品の物価高対策についてどういった対応をしていくかというところになってくると思います。
――わかりました。ただ、市民の皆さんと対話する中で、小川さんを継続して応援される方がいる一方で、イメージの面でどうしても小川さんに対してがっかりだということで、小川さんに対していいイメージを持っていない方も、それだけの数いらっしゃるかなと思います。そういった方々に対して、ご自身のお考えであったり、自分が継続する上で、新たに出馬される新人お二人よりも、私じゃないとできないんだとか、イメージを回復、自分が市長を続けてもイメージを回復できるというメッセージを発信する上で、どのような意図であったり、考えを訴えて、その方々の考えを改めてもらうように努めるか教えてください。
◆選挙戦もそうですし、それ以降の選挙が終わった後の政治活動も含めて、私の行動をすべて見ていただくことしかないというふうに思います。
――それは、これまでの市民対話であったり、SNSでのメッセージの発信と、客観的に見て変わる点がないのかなと思うんですけど、変えることはないんですか。
◆信頼の回復には、人によって直接会って回復できる方もいれば、長く時間がかかる方もいるというふうに思います。
時間のかかる方にはですね、これからの私の行動をすべて厳しく見ていただいて、少しずつ信用を回復していくしかないというふうに思っています。
――小川さんに対するご意見も皆さんいろいろあるとは思うんですけれども、それだけではなくて、市民の間での分断も、私も取材だけでなく、いろんな場面でよく聞きます。小川さんの問題を受けて、どういう意見かっていう違いによる分断が市民の間に生まれているという声を私は聞くんですが、小川さんとしてはそれをどう見てまずいらっしゃるのか。また、ご自身の今回の行動によって、市民の間での分断が生まれているとすれば、それについてはどう感じているのか、受け止めているのかというのを教えてください。
◆私自身の信頼の回復につきましては、先ほどお答えしたように、これからの自分の行動を全て見ていただいて、市民の皆さんの信用を回復していくしかないというふうに思っておりますし、まさにその分断を解消するために今回も一度辞職をして出直し選挙をするということになっておりますので、そういった手続きを経て解決していくしかないものというふうに思っています。
――辞職して選挙という決断をしたことでの解消というのはもうちょっと具体的に伺えますか。それによって分断がどうして解消されると考えるのかというのを伺えますか。
◆選挙はまさにそういった信用を勝ち取れるかどうかという手続きでありますので、その結果によって解決できるというふうに思うところです。なんといったらいいですかね。
――選挙によって分断が深まるのではなくて、理解が進んで解消される方向に向かうのではないかという意味でしょうか。
◆はい。と思います。はい。
――わかりました。それに伴って時間とともに回復していくのではないかと感じていらっしゃるということでいらっしゃいますね。
◆はい。選挙なのでやはり候補者に対する評価はそれぞれだと思います。
この候補者を応援する、応援したくないというのは、それぞれにあることだと思いますので、結果が出れば、基本的にはどの候補者が選ばれても、その人のもとにこれからの政治を進めていくということになるのかなというふうに思っています。
――わかりました。1個だけ確認なんですが、分断は生まれたと思いますか。前橋市民の間でこの問題を受けて。
◆分断というのがどういう意図なのかっていうのが、皆さんがどう捉えているのかというのも私も少し聞いてみたいなというところがあるんです。
けれども、例えば、排除するとか、そういう意味の言葉を意味しているのであれば、決してそうではないのかなと思っています。
単純に私に対する不信感だとか、やはり信用を失ってしまった人がいること自体が分断というふうに捉えているのであれば、それは言葉の使い方としてもどうなのかなというふうに思うところがございます。
――先ほどのお話になってしまうんですけど、男性職員の方が退職されて、特にその後どうされるかということは人づてにも聞いておられないというところで、そうすると小川さんのご心配しているというのは具体的にはどういうことを指すのでしょうか。
◆本当に単純に心配をしているというか、今後の生活は大丈夫かなというところについては心配をしているという意味です。
――辞職をされて、出直し選をされると。もちろん辞職をされたところで、一定の責任というのは果たしておられると思うんですけれども、以前の会見とかでも、今回の件については、ご自身の責任だというふうにおっしゃっていて。でも相手は停職処分を受けて退職されている。でご自身、今回、返り咲きを目指して再出馬されるというところについて、どういうふうにお考えなんですか。
◆私は私の責任の果たし方として、今回もう一度姿勢に挑戦をするべきだというふうに思っておりますので、職員に対する対応とは切り離して考えております。
――質問は市政記者クラブの方のみと……。
司会 申し訳ございません。ルールにのっとっての……。お願いいたします。ルールを守っていただきますようお願いします。
――理由だけ小川さんからぜひおうかがいをしたくてですね。
◆受付のところで申し上げました通りのことでございますので、引き続きのご理解をお願いいたします。
ご理解いただいたのち、ご入場いただいてますので、申し訳ございませんが、ルールをお守りいただければと思います。
――すみません。けんかを売ってるわけではなくて、ご本人の口からちょっとだけ説明をおうかがいしたくて、いかがでしょうか。
◆市民の皆様への説明の機会というか、会見の場だというふうに思っておりますので、市政記者クラブの皆さんを優先に対応させていただいておるところでございます。
――確認で辞職で責任を取ったっていうお話なんですけど、これは政治家としての責任のことなのか、それとも行政組織のトップとしての責任の取り方なのか、両方含めたお話でも辞職で責任を取ったっていうことなんでしょうか。
◆はい。両方含めての責任でというふうに思っております。
――わかりました。もう一点なんですが、古い政治に戻さないっていうような話ありましたで、すでに立候補表明されている方、お二方いらっしゃいますけれども、いずれも新人ということで、共産党の店橋さんは以前市議だったということで、政治経験はおありのようですけれども、いずれも新人というところで、その古い政治っていうところとは、あんまりそぐわないのではないかなと思うんですけれども、どういった意図を込めて、古い政治とおっしゃっているのか。店橋さんか、丸山さんが当選されると古い政治になるっていうことなのかどうか、そこをちょっと教えてください。
◆あの、市民の意識の話をしています。ええ、市政を市役所に任せるとか、市長に任せるということではなくて、市民の皆さんと一緒にこの街を育っていくという、そういう民主主義を根付かせたいという意味、これからの政治という意味で伝えております。
――やっぱり全国的関心をよんでいるんで、市政記者クラブ限定はおかしいじゃないですか。テレビ局の記者の方がおっしゃっているように。
司会 申し訳ございません。記者クラブの方を優先させていただいておりますので。
――代わっておうかがいします。この市政クラブのみに限った会見という最終判断は、小川さんご自身でお決めになられたということでよろしいですか。
◆はい、その通りです。
――今、不規則発言が出たように、前橋市のイメージという点で言うと、悪化しているのは市内よりも市外、県外の方が大きいという声もあります。ということで言うなら、むしろ民放の皆さんにも対応を、質問も含めてですけれども、した方がいいんじゃないかという見方もあるんですけど、その辺はどうお考えですか
◆私は市民の皆さんと一緒にこの前橋を作っていくというところを大切にしておりますので、あくまでも市民の方優先、市政記者クラブの方優先で考えております。
――政府との関わりがでてきますし、県との関わりもでてきます。居住、移住ということから言えば、東京に向けてということもあります。東京だけではありません。そういう意味で言っても、あまり前橋市民というふうに限定するのはいかがなものかと思います。その辺はいかがですか。
◆市民がどのリーダーを選ぶかという選挙が市長選挙でありますので、市民の皆様を一番に大切にするというのが私としては大切だというふうに思っています。