ほぼすべてのデバイスをファイルサーバーに変える「copyparty」、転送が中断してもレジュームで続きから可能&HTTP・WebDAV・FTP・TFTP・SMB/CIFSをサポート
ほぼすべてのデバイスを、任意のウェブブラウザを使用して利用可能なファイルサーバーに変えることができるのが「copyparty」です。
GitHub - 9001/copyparty: Portable file server with accelerated resumable uploads, dedup, WebDAV, FTP, TFTP, zeroconf, media indexer, thumbnails++ all in one file, no deps
https://github.com/9001/copypartyintroducing copyparty, the FOSS file server - YouTube
copypartyを開発したのは開発者のedさんです。同氏はcopypartyを開発した動機として、「できるだけ多くのウェブブラウザとPythonバージョンで動作するファイルサーバーの構築」や「準備やセットアップなしでプレーンテキストを実行するだけで利用できるファイルサーバーの構築」などを挙げています。
copypartyはHTTP、HTTPS、WebDAV、FTP、FTPS、TFTP、mDNS、SSDP、SMB/CIFSといった通信プロトコルに対応。
copypartyはたったひとつのPythonファイルで構成されており、Linux、macOS、Android、Windows 10、Windows 7、Windows 2000、FreeBSD、Raspberry Pi、RISC-V、Python、Dockerといったプラットフォームに対応しています。ファイルを実行するだけでデバイスをファイルサーバーにすることが可能です。
外部からcopypartyで構築したファイルサーバーにアクセスする際に利用できるブラウザは、Chrome、Firefox、Internet Explorer、Android標準ブラウザ、Safariなど。PSPやニンテンドー3DSの標準ブラウザからでもcopypartyで構築したファイルサーバーにアクセスして、ファイルをアップロードしたりダウンロードしたりすることが可能。
Firefoxの場合は2022年9月20日にリリースされたバージョン105以降、iOSは2021年4月26日にリリースされたiOS 14.5以降、Chromeは2018年12月4日にリリースされたバージョン71以降に対応しています。
copypartyを用いたファイルのアップロードは、アップロードしたいファイルを選択してブラウザにドラッグ&ドロップするだけでOK。
実際にファイルをアップロードする様子は以下の動画でチェック可能です。 copypartyではブラウザ経由ではなく、コマンドラインを駆使してファイルのアップロードおよびダウンロードすることもできます。
コマンドライン経由でファイルをアップロードする様子は以下の動画でも確認可能。
copypartyは強力なレジューム機能も有しています。ブラウザ経由でのファイルダウンロードを一時停止。progress(進捗)が20.33%で中段していることがわかります。
別のブラウザから中断したファイルのダウンロードを再開することも可能です。
レジューム機能を使ってファイルのダウンロードを別のブラウザから再開する様子は、以下の動画でチェックできます。 実際にcopypartyで構築されたデモサーバーが以下で、実際にアクセスしてファイルをダウンロードすることができます。
nu demo
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