Anthropic、最新鋭モデル「Claude Opus 4.7」を発表 ~激ムズな作業も監督なしで任せられるレベル

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Anthropic、「Claude Opus 4.7」を発表

 米Anthropicは4月16日(日本時間)、「Claude Opus 4.7」を発表した。2月にリリースされた「Opus 4.6」以来のアップデートとなる。

 「Claude Opus」は、同社でもっとも高性能なAIモデル。最新版となる「Opus 4.7」は前モデルに比べ高度なソフトウェア工学において顕著な改善がみられ、複雑で長期的なタスクを厳密かつ一貫性を持って処理し、ユーザーがプロンプトやハーネスを適切に調整しなくても指示に忠実に従い、ユーザーへ報告する前に自己検証(self-verification)して誤りを事前に検出するようになった。これまではエージェントが間違いを犯さないようにユーザーが厳重に監督する必要のあった高度なコーディング作業すら、自信をもって任せられるほどだという。

 また、視覚能力が大幅に向上しているのもポイント。従来の3倍以上(最大2,576px)も高い解像度でも画像を認識できるので、細かいところを見逃すことがない。複雑な図面、化学構造式、さまざまなものが写りこんだスクリーンショットもなんなく理解するほか、より高品質なインターフェイス、スライド、ドキュメントも生成できる。

 「Opus 4.7」は多くのベンチマークで「Opus 4.6」よりも優れた結果を残しており、コーディング、長文推論、文書理解、金融分析などで明確な改善がみられる。高性能過ぎて悪用されたときの影響が大きいとして秘蔵された「Claude Mythos」ほどではないものの、一般に利用できるもののなかでは現状、もっとも高性能なモデルといってよいだろう。

多くのベンチマークで「Opus 4.6」よりも優れた結果を残している「Opus 4.7」

 ちなみに、「Mythos」は十分なセキュリティ上の安全策を導入したうえで一般リリースされる予定だ。この安全策は“より性能の低い”モデルでテストされるが、「Opus 4.7」はそのテスト対象となる初めてのモデルとなる。具体的には禁止されている・リスクの高いサイバーセキュリティ用途を検出して、自動的にブロックするセーフガードなどが導入されるようだ。

 そのほかにも、APIでは従来の「high」と「max」の中間に位置する新しい努力レベル「xhigh」が導入され、「Claude Code」ではこの「xhigh」が既定となる。これにより、推論の深さとレイテンシ(待ち時間)のバランスをよりきめ細かく調整できるようになる。

 また、「Claude」が自らタスクのリスクを評価して、リスクの高い作業だけユーザーの承認を得る「auto mode」(自動モード)が「Pro」プランユーザーにも開放される。

 つまり、手放しでエージェントにタスクを任せられる場面が増える。さらに、専用のレビューセッションを実行して、より詳細なレビューを行う「/ultrareview」コマンドも追加される。

 「Opus 4.7」は現在、すべての「Claude」製品およびAPI、主要なクラウドプラットフォームすべてで利用可能。価格は「Opus 4.6」と同じで、100万トークンあたり入力が5米ドル、出力が25米ドル。

 ただし、「Opus 4.6」から「Opus 4.7」への移行に際しては、新しいトークナイザーの導入などの影響でより多くのトークンを消費する可能性がある点には注意。

「Opus 4.6」および「Opus 4.7」の努力レベルとトークン使用量、コーディングの評価スコアの関係

 すべてのプランでレート制限を恒久的に緩和する措置がとられるとのことだが、努力レベルの調整やプロンプトの簡素化といった工夫が必要になることもあるだろう。「タスク予算」(task budgets)と呼ばれるトークン支出の調整機能もベータ版として提供されているので、それも活用したい。

Opus 4.7 uses more thinking tokens, so we've increased rate limits for all subscribers to make up for it. Enjoy!

— Boris Cherny (@bcherny)April 16, 2026

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