モバイルバッテリーを家での充電に活用、寿命を延ばす
ここ最近、モバイルバッテリーが発火し火災になったり、それが理由で公共交通機関が遅延するといった事故が増えています。
こうした発火事故は、モバイルバッテリーやスマートフォンに多く採用されているリチウムイオン電池が衝撃などに弱く、充電・放電の特性を理解せずに使用していることで劣化が進んでいることが原因だと考えられています。
新品に近いモバイルバッテリーでも強い衝撃を与えたものが発火した話は身近で聞いたことがありますし、携帯電話の販売に関わっていた頃は、長く在庫になっていた機種もバッテリーが膨張し、販売できないトラブルに遭ったこともあります。
「強い衝撃を与えない」、「バッテリー残量が空の状態では劣化が進む」、「バッテリーが満タンの状態で放置でも劣化が進む」あたりは、ある程度有名なリチウムイオンバッテリーの特性、劣化条件ということは覚えておくといいでしょう。
そして筆者の場合ですが「前のモデルよりもコンパクトになっている!」、「すごい、同時に4台、急速充電ができるぞ!」などなど、モバイルバッテリーの新型モデルが出るとついつい買ってしまいます。
またレビューサンプルとして頂いたものなどもあり、キャスター付きワゴンの2段分がモバイルバッテリーで埋め尽くされている状態です。
仕様的に現代のスマートフォンの充電にはちょっとパワー不足だなぁというものや、購入から年月が経過しているものは、過去に本コーナーにて色々な人が書いている通り「自治体の回収ボックスに捨てる」、「家電量販店やメーカーの回収サービスを利用する」とし、年末の間にだいぶ数を減らしました。減らしたんですけど、まだワゴン1段分あるんですよね……。
ざっくり残したモバイルバッテリーの仕様を書き出すと「ノートPC(45W~65W)にも給電できるパワーのあるモデル」、「スマートフォンを2~3台、同時充電できるモデル」、「コンパクトでもスマートフォンを1回、フル充電できるモデル」、「Apple Watchなど周辺機器の充電にも対応しているモデル」を残しました。
この残したモバイルバッテリーですが、上に書き出した通りなかなか仕様面では優秀なものばかりで、これらが劣化したり、最悪の場合火災の原因になってしまっては困ります。
そこで新年から「デジタル機器の充電を、モバイルバッテリーで順番に行う」というローテーションを組み、運用することにしました。
機器の使用頻度にもよりますが、だいたいメインで使っているiPhone 17は夜になるとバッテリー残量が半分くらい。
他にNothing Phone (3a)やGoogle Pixel 9 Pro、iPadなどなど、毎日どこかしらのタイミングで充電しているものを、残したモバイルバッテリーで充電しています。
もちろん機器によっては「翌朝時点でバッテリーがフル充電でないと、その日の予定が不安」というものもあるので、そういうものは今まで通り、寝る前にACアダプターにつないで充電も行っています。
こうすることでモバイルバッテリーが「常に満充電で放置されている状況」、「自然放電でいつの間にか空っぽになっている状態」を回避でき、バッテリー劣化を極力減らすことができます。
また、昨今、何かと大きな災害などもありますので、こうして大量にあるモバイルバッテリーを常に使える状態にしておくことが備えになるかな、という狙いもあります。
余談ではありますが、ワゴンの手前にあるものが「今日、または明日使うモバイルバッテリー」で、奥にあるのは「最近使って充電したモバイルバッテリー」という並び順のルールにし、ローテーションを組んでしっかり手持ちのバッテリーを生かせるようにしています。
筆者のようにモバイルバッテリーを溜め込んでいる人というのもなかなかいないとは思いますが、ぜひ手元のモバイルバッテリーが「いつ買ったかもう思い出せないもの」であれば新しいものに買い替えを。
また、外出先での急なバッテリー切れでモバイルバッテリーを買い、何個か手元にあるという人は、定期的に「持って出るモバイルバッテリーを変える」などし、劣化を抑え万が一の事故に繋がらないよう対策してみてはどうでしょうか。