フルノーマルの奇跡の1台!! 高回転ターボエンジンの初代アルトワークスに驚愕! お宝級アルトは絶対に乗って面白いやつ!!
本誌連載『お笑い自動車研究所』でお馴染みの演出家、テリー伊藤氏は自他共に認める「クルマ変態」。特に安くて面白い中古車が大好物だ。これまでも衝動的にクルマを買うのは日常茶飯事だったが、横須賀に「BACKDROP T&I GARAGE」(神奈川県横須賀市内川2-1-17)を作って保管場所に余裕ができてからは、まさに歯止めが効かない状況になっている。そんなテリーさんの愛車を続けて紹介していきます。第2回は初代アルトワークス!
TEXT:ベストカー編集部/PHOTO:西尾タクト
【画像ギャラリー】37年前の個体なのにフルノーマルの8万キロ!! ボンネットのやる気が最高にイイ「初代アルトワークス」をギャラリーでチェック(4枚)テリーさんが出会った奇跡の一台! 37年前のクルマとは思えないピッカピカの初代アルトワークスだ!!
いやもう、実車を見て驚きましたよ。テリーさんの初代アルトワークスRS-R。1988年式だから37年前のクルマなのに新車みたい(マジで)。これはまさに掘り出しモノです!
「1980年代終わり頃から1990年代前半にかけて、アルトワークスやミラターボなど軽のターボスポーツが流行った時代がありましたよね。あの頃から面白そうなクルマだなと思っていたんですが、実際に買うことはありませんでした。でも、あれから40年近く経った今、なんの運命なのかこれを見つけちゃった。ここまでキレイなクルマを買わないわけにはいかない。で、乗ってみると速くて本当に面白い! この小さいボディでツインカムターボのフルタイム4WDってもう、鉄砲玉みたいなもんですよ(笑)」とテリーさん。
初代アルトワークスは現在の軽自動車規格になる前のクルマで、排気量は550cc。軽自動車初のツインカムターボエンジンを搭載し、7500rpmという高回転で最高出力64馬力を発生した。ボディサイズも、今の軽よりひと回り小さいのがまた面白く、4ナンバーのバン登録だったのも時代を感じさせる。
リアウィンドウを覆うスポイラーも純正パーツ。実は4ナンバーのバン登録だった
この手のクルマとしてはめずらしく、改造が施されていないフルノーマルでステアリングやシート、ホイールなども全部オリジナルのまま。走行距離は8万キロを超えているが、内外装が美しく、前オーナーがとびきり大事にしてきたことが伝わってくる個体である。
「奇跡の一台ですね。お宝と言ってもいいです。インスタやYouTubeで紹介した時の人気も凄くあって、ガレージに観に来た人はみんな欲しいと言ってくれます」
置いてあるのを観ているだけで、「これ絶対面白いヤツ」というのが伝わってくる。37年前の鉄砲玉、最高じゃないですか!
【テリーさんのガレージに遊びに行けます】
毎月最終土曜日の11:00〜15:00頃まで「BACKDROP T&I GARAGE」(神奈川県横須賀市内川2-1-17)を開放しています。「このクルマ欲しい!」という交渉も可能。メールアドレスは[email protected] です。