大谷翔平「リアル二刀流」で3試合ぶり50号 2年連続大台は史上6人目
13日ジャイアンツ戦で49号ソロを放ったドジャース大谷翔平
<ドジャース−フィリーズ>◇16日(日本時間17日)◇ドジャースタジアム
ドジャース大谷翔平投手(31)が、3試合ぶりの50号本塁打を放った。本拠地でのフィリーズ戦に「1番投手兼DH」で出場。8回の第4打席で右翼へ運んだ。
大谷が歴史的偉業に、またも名を刻んだ。米大リーグで2年連続50本塁打は、ベーブ・ルース、マーク・マグワイア、サミー・ソーサ、ケン・グリフィー、アレックス・ロドリゲスに次いで、史上6人目。このうちマグワイア、ソーサ、ロドリゲスは筋肉増強効果のある薬物使用を認めている。薬物とは無縁である大谷の価値は、さらに高い。
本塁打は、13日のジャイアンツ戦以来3試合ぶり。ナ・リーグ本塁打王を争い、先に50本台に到達しているシュワバー(フィリーズ)の前で、大谷もしっかりと大台に乗せた。投手として登板した試合、いわゆる「リアル二刀流」では8月6日カージナル戦以来、今季4本目の「自援護」。通算では15試合、16本目となった。
これでチーム151試合目で50本塁打となり、年間では53本ペース。自己最多54本塁打を放った昨季とほぼ同じペースだが、昨季は9月19日、チーム153試合目で50号を放っていた。今季は2試合早く到達。昨年は「50−50」を達成した9月19日マーリンズ戦で3本塁打を放つなど、9月後半だけで7本塁打を記録した。今年もシーズン大詰めでエンジンがかかれば、自己最多アーチの更新も期待できそうだ。
フィリーズ戦での本塁打は、24年8月5日以来、通算2本目。これまで1本しか打っていない球団はフ軍だけだった。ドジャースタジアムでの本塁打は今季26本目、通算55本目となった。
◆大谷の年度別本塁打
18年=22本
19年=18本
20年=7本
21年=46本
22年=34本
23年=★44本
24年=★54本
【★は本塁打王。23年まではエンゼルス】