図書館から盗むアメリカの転売ヤー。140万円相当のSwitchソフトが被害に(ギズモード・ジャパン)

クッパかワリオか…盗人は誰だ。 ゲームのコスプレ大会でクッパに化けたい、とか、ワリオになってみたい、というファンは少なくないでしょう。だからといって、本当のワルになってはいけません。もちろん、Switch関連アイテムを無理やりゲットしようなんて、もってのほか。 アメリカではトラックの荷台からSwitch 2本体が大量に盗まれる、という事件が発生しました。その数週間後、さらに別の男がサンフランシスコ近郊にある図書館から数千ドル相当のSwitchソフトを盗んだとして逮捕されました。

Nintendo Switch 2といえば、今や世界中のゲーマーがのどから手が出るほど欲しがっている最新ゲーム機。それをゲットするために手段を選ばない輩も続出しているようです。 米カリフォルニア州にあるマリン郡保安官事務所は、4月と6月に7つの図書館でSwitch 用ソフトを強奪したトッテン(マリオに出てくる泥棒キャラ)を逮捕したとFacebookに投稿。 同州オークランド在住のジャマル・リード=オバフミ容疑者が盗んだソフトは総額約1万ドル(約140万円)にのぼるとのこと。 Nintendoのソフトだけでなく、古いサードパーティタイトルもかなり含まれている可能性を考慮すると、ゲームカード数は200枚を超える可能性があります。 マリン郡はサンフランシスコのすぐ北に位置し、最近、任天堂が実店舗をオープンしたばかり。被害にあった図書館は明らかにされていませんが、犯人の手口は実にシンプル。営業時間中に図書館に入り、ゲームをポケットに忍ばせて立ち去った、というものです。 広報担当者によれば、押収されたソフトは「ごくわずかで、5本にも満たない」とのこと。どこかに隠してあるのか、すでにSwitch 2でプレイしたがる任天堂ファンに売りさばいたのか、現在捜査がすすめられています。

リード=オバフミ容疑者の犯行動機については明らかにされていませんが、まあ、これだけ話題のSwitch 2ですから、錬金術としては今最もホットなアイテムだといえます。 ちなみにSwitch 2は初代Switchの初年度売上を上回る勢いを見せており、任天堂は「発売後4日間で350万台の売り上げを記録」と発表しています。2025年最大のヒット商品の1つとなることは間違いないでしょう。 図書館で盗みを働くなんて、かなり悪質。本来なら、「実は犯人は私だ」とクッパJr.に登場してほしいところですが、実際には手っ取り早い荒稼ぎを狙う悪人のようです。 実際、転売ヤーたちの悪行もちらほら耳に入ってきています。現在、ほとんどのオンラインストアでは在庫切れとなっており、オークションサイトなどで高値で売られているという話も。 くれぐれも、本体やゲームを希望小売価格以上で購入するのは控えることをお勧めします。現実のクッパたちの思い通りにさせてはいけません!

R.Mitsubori

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