【巨人】山崎伊織が７勝目 連敗「２」でストップ マルティネスは開幕から３０試合連続無失点
◆ＪＥＲＡ セ・リーグ 巨人４―０ＤｅＮＡ（２７日・東京ドーム）
巨人が連敗を「２」で止め、リーグ戦再開初戦を白星で飾った。先発の山崎伊織投手は、ＤｅＮＡ相手に７回途中まで１０４球を投げ、４安打無失点で７勝目。対ＤｅＮＡ戦７連勝となった。打線はＤｅＮＡの先発左腕・ケイから６回に泉口友汰内野手の犠飛で１点をもぎ取ると、８回にも３点を追加し試合を決めた。
山崎は初回１死から佐野恵太外野手に三塁内野安打を許したが、後続を抑え無失点。２回は先頭の宮﨑敏郎内野手の中堅に抜けようかという打球を二塁・吉川尚輝内野手が好捕しアウトにするファインプレー。２死から梶原昂希外野手に右翼線二塁打を打たれたが、京田陽太内野手を空振り三振に抑えた。
打線は初回２死から泉口が中前打で出塁したが、吉川は見逃し三振。２回は２死から甲斐拓也捕手が四球を選んだが、「８番・三塁」で先発出場のドラフト３位ルーキー・荒巻悠内野手が見逃し三振。３回２死には２番・オコエ瑠偉外野手が中前打を放ったが、泉口は三ゴロに終わった。４回、５回はともに３者凡退と、ケイに５回まで２安打無得点に抑えられた。
山崎は４回２死から宮崎に左前打されるが後続を打ち取り、５回は３者凡退。６回は好守が山崎を助けた。１死から佐野の左翼線への打球を、左翼に入る中山礼都内野手がワンバウンドで捕り、遊撃・泉口→二塁・吉川と送球され二塁タッチアウト。続く筒香嘉智外野手は二ゴロで、３人で攻撃を終わらせた。
試合が動いたのは６回。巨人・丸佳浩外野手が左前打でこの試合初めて先頭で出塁したが、ケイのけん制に挟まれ二塁タッチアウト。走者がいなくなったが、続くオコエ瑠偉外野手は中越えの三塁打を放ち、この試合初めて得点圏に走者を進めると、泉口が左犠飛を放ち、１点を先制した。
７回もマウンドにあがった山崎は、１死から宮﨑敏郎内野手にこの試合初めての四球。山本祐大捕手にも追い込みながら四球を与え１死一、二塁のピンチ。続く梶原昂希外野手を空振り三振に打ち取ったところで、阿部慎之助監督がマウンドに向かい、降板。２番手で田中瑛斗投手が登板したが、代打・松尾汐恩捕手を四球で歩かせ２死満塁。ここで３番手・中川皓太投手がマウンドにあがり、代打・戸柱恭孝捕手を三邪飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。
巨人は７回、ＤｅＮＡの２番手・中川虎大投手から増田陸内野手が中前打。送りバントで１死二塁としたが、甲斐拓也捕手、代打・大城卓三捕手がいずれも空振り三振に倒れ、追加点はならなかった。
８回は大勢投手が登板し、１死から佐野恵太外野手に四球。ここでアクシデントが発生したのか、ベンチに下がりそのまま降板。５番手でバルドナード投手が緊急登板。筒香嘉智外野手の打席で代走・三森大貴内野手が二塁盗塁を狙ったが甲斐が刺し、走者なし。筒香を空振り三振に打ち取り、失点を許さなかった。
貴重な追加点が生まれたのは８回。ＤｅＮＡの３番手・宮城滝太投手から途中出場の門脇誠内野手が中前打で出塁。１死からオコエが四球を選び一、二塁とすると、ここで４番手で堀岡隼人投手が登板。泉口の四球で１死満塁とチャンスを広げ、吉川が貴重な２点適時打。さらに、増田陸内野手が右犠飛を放ち、４点目を挙げた。
４点リードの９回は船迫大雅投手が登板したが、先頭の牧秀悟内野手に左翼線二塁打、１死から山本祐大捕手に四球を与えた１死一、二塁で守護神・マルティネス投手がマウンドへ。梶原、代打・桑原将志外野手を連続で空振り三振に仕留め、ゲームセット。マルティネスは開幕から３０試合連続無失点となった。
