『シビル・ウォー』監督がイラク戦争のリアルを極限再現 A24新作『ウォーフェア 戦地最前線』公開決定
映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(2024)のアレックス・ガーランド監督が、A24と再びタッグを組み製作した戦争映画『WARFARE』が、『ウォーフェア 戦地最前線』の邦題で2026年1月16日に日本公開されることが決定し、特報とキービジュアル(2種)が公開された。
【動画】イラク戦争のリアルを極限再現…『ウォーフェア 戦地最前線』特報
『シビル・ウォー』で国家の分断と内戦をリアルに描いたガーランド監督が今回題材として選んだのは、2003年に勃発したイラク戦争。本作の共同監督を務めるレイ・メンドーサがかつて所属していた米軍特殊部隊での実体験に基づき、ガーランド監督が脚本を執筆しており、実際の兵士にも徹底した聞き取りを行い、フィクションでは決して描き得ない戦争のリアルを極限まで再現した。
ADVERTISEMENT舞台は2006年、イラク。アメリカ軍特殊部隊8名の小隊は、危険地帯・ラマディで、アルカイダ幹部の監視と狙撃の任務に就いていた。ところが、想定よりも早く事態を察知した敵兵が先制攻撃を仕掛け、市街で突如全面衝突が始まる。退路もなく敵兵に完全包囲される中、重傷者が続出。部隊の指揮をとることを諦める者、本部との通信を断つ者、悲鳴を上げる者……負傷した仲間をひきずり放心状態の隊員たちに、さらなる銃弾が降り注ぐ。
特報は、アルカイダにより360度包囲され、壮絶な戦場に閉じ込められた小隊の姿を捉えたもの。爆音と銃撃、血と煙に覆われた戦場はまさに地獄で、観る者の神経を刺激する。
特殊部隊役キャストには、映画界の若手俳優陣が集結。『ミッドサマー』のウィル・ポールターをはじめ、『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』でヒューマン・トーチを演じたジョセフ・クイン、ドラマ「SHOGUN 将軍」の安針でブレイクしたコズモ・ジャーヴィス、『メイ・ディセンバー ゆれる真実』のチャールズ・メルトンらが名を連ねる。(編集部・倉本拓弥)
映画『ウォーフェア 戦地最前線』は2026年1月16日 (金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
※VODサービスへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、リンク先での会員登録や購入などでの収益化を行う場合があります。
Page 2
松村北斗主演の実写映画『秒速5センチメートル』(10月10日公開)の劇中歌で、山崎まさよしが歌う「One more time, One more chance ~劇場用実写映画『秒速5センチメートル』Remaster~」を使用した、スペシャルリリックビデオが7日に公開された。
本作は、小学校を卒業後に離ればなれになった男女がすごした18年の時を、3つの時代を通して描いたヒューマンドラマ。2007年に公開された新海誠監督の同名アニメーションを、『アット・ザ・ベンチ』(2024)や「ポカリスエット」のCMで知られる奥山由之が実写化した。主人公・遠野貴樹を松村北斗、ヒロイン・篠原明里を高畑充希が演じる。
ADVERTISEMENT「One more time, One more chance」といえば、原作アニメーションの主題歌として物語終盤に流れる『秒速5センチメートル』を象徴する楽曲。貴樹と明里の過ごしてきたそれぞれの記憶や想いとリンクするような、切なくも美しい歌詞とメロディーで多くの人の心を掴んだ名曲が、実写版ではアップミックスされて劇中歌に採用されている。
公開されたスペシャルリリックビデオは、人と関わらず閉じた日々を送る社会人時代の貴樹の孤独なシーンから始まり、歌詞(リリック)に合わせた本編映像が映し出される。「いつでも捜している」明里の姿を追いかけて駆け出す貴樹の、切なる想いが溢れるエモーショナルな仕上がりとなっている。
また、本作の主題歌には、米津玄師の「1991」が決定している。そのほか本作には、森七菜、青木柚、上田悠斗、白山乃愛、木竜麻生、宮崎あおい(※崎=たつさき)、吉岡秀隆など豪華キャスト陣が出演する。(編集部・入倉功一)
※VODサービスへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、リンク先での会員登録や購入などでの収益化を行う場合があります。
Page 3
高石あかり(高=はしごだか)が主演を務める連続テレビ小説「ばけばけ」(NHK総合・月~土、午前8時~ほか)は、8日に第2週「ムコ、モラウ、ムズカシ。」第8回が放送。あらすじを紹介する。
はじめてのお見合いに挑むトキ(高石)。司之介(岡部たかし)やフミ(池脇千鶴)、勘右衛門(小日向文世)、仲人の傳(堤真一)とタエ(北川景子)に見守られ、お見合い相手である元士族の商人・中村守道(酒井大成)と対面し、2人はいい雰囲気に。
ADVERTISEMENT帰宅後、夕食の場で感慨にふける松野家一同。そして告げられる、お見合いの結果はどうなるのか?
朝ドラ113作目の「ばけばけ」は、松江の没落士族の娘で、作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻・小泉セツがモデルのオリジナルストーリー。島根や熊本などを舞台に、急速に西洋化が進む明治日本の中で埋もれていった人々や、怪談を愛する夫婦の何気ない日々を描く。
脚本はNHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(第30回橋田賞受賞)などのふじきみつ彦。ハンバート ハンバートの主題歌「笑ったり転んだり」がドラマを彩る。(清水一)
※VODサービスへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、リンク先での会員登録や購入などでの収益化を行う場合があります。
Page 4
映画『プレデター:バッドランド』(11月7日全国公開)の本ポスタービジュアルと予告編が公開され、主人公のプレデターに迫る最凶の捕食者たちの姿が明らかになった。
【動画】銀河の狩人プレデターが“狩られる”!『プレデター:バッドランド』予告編
1987年から続く『プレデター』シリーズの新章となる本作は、銀河の狩人プレデターを初めて主人公として描くSFアクション。掟を破り戦闘一族から追放された若きプレデター・デクが、少女アンドロイド・ティア(エル・ファニング)とバディを結成し、生存不可能と謳われる最悪の地「バッドランド」でサバイバルを繰り広げる。
ADVERTISEMENT強者を“狩る者”として君臨してきたプレデターだが、本作では過酷な惑星で“狩られる”側となる。予告編では、プレデターを狙うシリーズ史上最凶の捕食者たちが登場。3本の長い足を幹に絡ませるようにして進む巨大な生物、象のように長い鼻と固い襟を持つ生物、長い尾を持つ翼竜のような生物、実を爆弾のように破裂させ鋭い棘を飛ばす危険な植物など、ヤバすぎる脅威が次々と襲いかかる。
プレデターも負けじと、真紅の剣、羽のような形の盾など多彩な武器で応戦。さらには、銃を構えた人間らしき部隊も参戦し、「バッドランド」での狩りは苛烈さを増していく。ポスタービジュアルには、デクの背中にくくりつけられた上半身のみのティアが銃を構える姿が収められており、「狩れてたまるか。」と二人の心情を表すようなキャッチコピーが添えられている。
監督は、前作『プレデター:ザ・プレイ』を手掛け高い評価を受けたダン・トラクテンバーグ。ティア役のエルは、本作で一人二役に挑戦しており、予告編には彼女が演じる別キャラクターの姿が一瞬だけ登場している。(編集部・倉本拓弥)
※VODサービスへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、リンク先での会員登録や購入などでの収益化を行う場合があります。
Page 5
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)で師弟関係のアイアンマン&スパイダーマンを演じたことで知られるロバート・ダウニー・Jr&トム・ホランドが、今度は自身のブランドで再タッグを組んだ。
【画像】ロバート・ダウニー・Jr&トム・ホランドが再タッグ!仲良し映像
ダウニー・Jrはコーヒーブランド「ハッピー・コーヒー」を、トムはノンアルコールビールブランド「BERO」を立ち上げており、その二つが今回コラボ。滑らかなコーヒーの味わいを融合させたアルコール度数0.5%未満のビール「BEROコーヒー・ドラフト」と、ホップの味わいを加えたコーヒー「ハッピー・エターナル・ホプティミスト・グラウンド・コーヒー」の2種をアメリカのスーパーTargetなどで販売するという。
ADVERTISEMENT併せて公開されたプロモーション映像は、ダウニー・Jrとトムがそれぞれ相手よりも前に出ようと攻防を繰り広げた後に、肩を組み、笑顔で頭をくっつけ合うという仲睦まじいものとなっている。ダウニー・Jrは「トムとの友情は、互いに支え合い、尊重し合うことから始まりました。今回のパートナーシップも同様です。愛するものを共有し、質の高い製品を共に生み出すのです」、トムは「これは友人同士だからこそ可能なコラボレーションです」と声明を出した。
なお、トムが主演を務める『スパイダーマン』シリーズ第4弾『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は2026年夏に日本公開。ダウニー・Jrが悪役ドクター・ドゥーム役でMCU復帰を果たす『アベンジャーズ』シリーズ第5弾『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』は2026年12月18日に日米同時公開される。(編集部・市川遥)
※VODサービスへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、リンク先での会員登録や購入などでの収益化を行う場合があります。
Page 6
結婚19年になるカントリーシンガー、キース・アーバン(57)との離婚を申請した女優のニコール・キッドマン(58)が、パリコレでのシャネルのショーを訪れ、イメチェンした姿をお披露目した。
おでこを出したスタイルでおなじみだったニコールはこの日、前髪を作ってイメージを一新。17歳のサンデーと14歳のフェイスという2人の娘たちと手をつないで登場し、美しい母娘スリーショットで会場を盛り上げた。
ニコールとキースは今年6月から別居。ニコールは夫婦関係を修復しようと努めていたものの、キースはもう先に進んでしまっており、離婚という結末となったと報じられている。(朝倉健人)
ADVERTISEMENT※VODサービスへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、リンク先での会員登録や購入などでの収益化を行う場合があります。
Page 7
シルヴェスター・スタローン主演のドラマ「タルサ・キング」が、シーズン3の日本での配信開始を前に、早くもシーズン4の製作が決定した。この発表にあわせ、シーズン1とシーズン2を振り返る特別映像が公開されたほか、YouTubeではシーズン3の第1話が無料で配信されることも決まった。
本作は、ニューヨークのファミリーから“戦力外”として追放された75歳のマフィア、ドワイト・マンフレディ(スタローン)が、左遷先の田舎町タルサで0から自分の帝国を築き“タルサの王”に成り上がる姿を描いた“下剋上ドラマ”。シーズン1の配信時には、Paramount+の1日のサービス加入者数で当時の最高記録を樹立し、シーズン2は初回エピソードが世界で2,110万回視聴され、史上最多のグローバル初回視聴数を更新した。
ADVERTISEMENT解禁された特別映像では、ドワイトが昔ながらのやり方で“タルサの王”へと成り上がっていく姿が映し出される。シーズン1では、タルサの覇権を掌握しながら新たな“ファミリー”を作り上げていく様子が描かれ、合法マリファナショップからみかじめ料を巻き上げたり、恫喝まじりの取引きでシマを広げていく。シーズン2では、薬物、カジノ、カービジネス、風力発電所など、次々とビジネスを拡大するドワイトが、ファミリーとともに激しいマフィアの抗争を勝ち抜いていく。これら2つの映像を見ることで、ドワイトと彼のファミリーによる“下剋上ストーリー”をおさらいすることができる。そして新シーズンとなるシーズン3では、既得権益を守ろうとする者や、かつての友人など、あらゆる人間からドワイトが命を狙われ、激しい抗争が巻き起こっていく。
「タルサ・キング」シーズン3は、10月10日よりParamount+で独占配信スタート。第1話は、10月10日から10月16日までの1週間限定で、Paramount+ Japanの公式YouTubeチャンネルにて無料で視聴できる。この無料配信は、「WOWOW オンデマンド」や「J:COM STREAM」、「Lemino チャンネル」でも同様に行われる予定だ。(加賀美光希)
※VODサービスへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、リンク先での会員登録や購入などでの収益化を行う場合があります。
Page 8
2024年度前期放送の連続テレビ小説「虎に翼」(NHK)が、2026年3月にスピンオフドラマとして復活することが7日、同局より発表された。タイトルは「山田轟法律事務所」で、主人公は山田よね(土居志央梨)。脚本は「虎に翼」と同じく吉田恵里香が執筆する。また、轟太一役の戸塚純貴、同作のヒロイン・佐田寅子役の伊藤沙莉も出演することが明らかになった。
連続テレビ小説110作目の「虎に翼」は、女性法律家の先駆者である三淵嘉子さんをモデルとした主人公・佐田寅子(伊藤)の半生を描いたオリジナルストーリー。スピンオフでは、よねと轟のバックストーリーをふんだんに盛り込み、二人が設立した法律事務所の知られざるエピソードがつづられる。
ADVERTISEMENTよね役の土居は、「またあの世界の中で仲間達に会えることが本当に本当に本当に嬉しいです。きっとスピンオフを一番喜んでいるのは私です」と「虎に翼」の復活を喜び、「本編で描かれていないよねの空白の時間を追っていくストーリーですが、脚本を読み終えて思わず武者震いしました。今も興奮が止まりません。虎に翼を応援して下さっていた方はもちろん初見の方達にも熱が届くよう、絶望と希望の間で精一杯戦いたいと思います。お楽しみに!」と期待を寄せた。
「虎に翼」でヒロインを務めた伊藤は、「空白の時間が埋まる、空白の時間を目撃する、という意味では、もはや1ファンである私としては大変幸福な話です」と心境を告白。「よねさん、轟さんを軸に繰り広げられる『虎に翼』の絶対に必要だったピースが改めて丁寧に描かれることに期待と興奮でソワソワしています。笑 とにかくもはや私が楽しみ!!!! ただただ早く観たい!!!! 共感してくださった方々は一緒にソワソワしましょう」と呼びかけた。
キャスト&脚本・吉田のコメントは以下の通り。(編集部・倉本拓弥)
「山田轟法律事務所」キャスト&脚本家コメント
土居志央梨(山田よね役)
虎に翼が帰って来ます。 またあの世界の中で仲間達に会えることが本当に本当に本当に嬉しいです。 きっとスピンオフを一番喜んでいるのは私です。 本編で描かれていないよねの空白の時間を追っていくストーリーですが、脚本を読み終えて思わず武者震いしました。今も興奮が止まりません。 虎に翼を応援して下さっていた方はもちろん初見の方達にも熱が届くよう、絶望と希望の間で精一杯戦いたいと思います。
お楽しみに!
ADVERTISEMENT戸塚純貴(轟太一役)
伊藤沙莉さんをはじめ、監督、スタッフ、キャストの方々と紡ぎ続けてきたものが身を結び、帰って参りました。 これは朝ドラ撮影時、山田轟法律事務所を設立してから「よねと轟のスピンオフやりたい!」なんて冗談のように言っていたら、現実に。 「虎に翼」に関わるみなさまの愛の大きさに感銘を受けました。
漢、轟、この名に恥じぬよう今作を轟かせたいと思う所存でございます!
伊藤沙莉(佐田寅子役)
「虎に翼」改め「山田轟法律事務所」。 空白の時間が埋まる、空白の時間を目撃する、という意味では、もはや1ファンである私としては大変幸福な話です。 よねさん、轟さんを軸に繰り広げられる「虎に翼」の絶対に必要だったピースが改めて丁寧に描かれることに期待と興奮でソワソワしています。笑
とにかくもはや私が楽しみ!!!! ただただ早く観たい!!!! 共感してくださった方々は一緒にソワソワしましょう。
吉田恵里香(脚本)
虎に翼の新しい物語を紡ぐことができること、本当に嬉しいです。 最終回を迎えてから一年と少しの間、作品を愛してくださった方々から「もっと虎に翼が観たい」「また寅ちゃん達に会いたい」と、続編を望む言葉を驚くほど沢山いただいてきました(スピンオフあるよ! と本当に早く言いたかった!)。 こんなに続編を強く望んでもらえるなんて……作品としても脚本家としても、幸せの最上級を経験させてもらっているなぁと感じています。
これも、応援してくださった皆さん、愛すべき作品作りに関わった伊藤沙莉さんをはじめとするキャストの皆さん、梛川さん尾崎さんをはじめとするスタッフの皆さん、そして社会の為に声をあげて戦い、私達の為に道を切り開いてきた先人たち、全てのみなさんのお陰だと思っています。
ADVERTISEMENTスピンオフドラマの主役は山田よねです。
タイトルにあるように勿論轟も登場します。よねと轟が醸し出す空気感が、私はとても好きです。 作中でも涼子さまが「いつも心によねさんを住まわせる」と語る場面がありますが、私の心にも寅ちゃんと共に、いつもよねがいる気がします。志を曲げずに突き進むよねは執筆中から愛すべき人物でしたが、土居志央梨さんのお陰で更に素晴らしく愛おしい存在となりました。スピンオフは、虎に翼で何度も触れてきた日本国憲法十四条を、よねの目から見た物語です。
虎に翼の続編を心待ちにしてくださった方々に、この情報解禁を機に作品に興味を持ってくださった方々に、少しでも寄り添い、楽しんでもらえますように……!!
「虎に翼」スピンオフ「山田轟法律事務所」は総合テレビで2026年3月放送(72分・全1回)※NHK ONE(新NHKプラス)で同時・見逃し配信予定
※VODサービスへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、リンク先での会員登録や購入などでの収益化を行う場合があります。
Page 9
モーパッサンの名作小説「ベラミ」をモチーフにした、ゲン・ジュン監督作『ベ・ラ・ミ 気になるあなた』が11月15日からユーロスペースで劇場公開されることが決まった。あわせて、ポスタービジュアルと場面写真が公開された。
ゲン監督は、そのオフビートな作風から「黒竜江省のジャームッシュ」とも称され、世界の映画祭で注目を集めている。本作は、凍てついた田舎町を舞台に、孤独な中年男たちの偶然の出会いから、胸に秘めた高まる気持ち、そして真実の愛に近づいていく姿を、ブラックなユーモアとシュールさを交えて描き出す。冷めた夫婦生活を送る常連客と、若い男と別れたばかりの大餅(ダービン)売り。カフェを装った“ハッテン場”で出会った二人が、街をぶらつき、サウナに籠り、求め合い、真実の愛に近づいていく様子が描かれる。
ADVERTISEMENT同性愛や偽装結婚といった社会的なタブーに軽やかに挑んだ本作は、中国当局を経由せず台湾の金馬賞に出品され、主演男優賞、撮影賞、編集賞、観客賞の4冠に輝いた注目作だ。出演はシュー・ガン、ジャン・ジーヨン、チェン・シュエンユら、監督と旧知の俳優陣が実名で登場し、ほろ苦くも温かい人間模様を紡ぐ。
公開されたポスタービジュアルは、モノクロームの本編から切り取られた印象的な画像で構成されている。中央には、裸の男の写真を手にする妖しい画像が配置され、その周りには、鼻先にバナナを突きつけられた中年男や、床屋でシャンプーを塗りたくられた男など、どこかユーモラスな画像が並んでいる。(加賀美光希)
※VODサービスへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、リンク先での会員登録や購入などでの収益化を行う場合があります。
Page 10
TOHOシネマズ株式会社は7日、2026年3月28日、大井町駅前(東京都品川区)に誕生する大型複合施設「OIMACHI TRACKS」内に、8スクリーンを備えた「TOHOシネマズ大井町」を開業することを発表した。
「OIMACHI TRACKS」施設外観イメージ画像同館では、8スクリーンのうち3スクリーンに特殊シアターを導入。都内のTOHOシネマズでは初めて導入となる、Dolby Vision (R) (ドルビービジョン)と Dolby Atmos (R)(ドルビーアトモス)に卓越したシアターデザインを組み合わせた“Dolby Cinema (R)(ドルビーシネマ)”。映像、音響、座席にこだわったTOHOシネマズ独自規格の“プレミアムシアター”。通常の1.5倍~2倍のパワーを発揮するアイソバリック方式を採用したサブウーハーをスクリーンの前に設置した体感型サウンド・シアター・“轟音シアター”の3種を用意し、多様化する観客のニーズに応える。(編集部・入倉功一)
ADVERTISEMENT※VODサービスへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、リンク先での会員登録や購入などでの収益化を行う場合があります。
Page 11
先週末(10月3日~10月5日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、3日間限定のイベント上映作品『テイラー・スウィフト:ジ・オフィシャル・リリース・パーティー・オブ・ア・ショウガール(原題) / Taylor Swift: The Official Release Party of a Showgirl』が興行収入3,406万2,774ドル(約51億円)で首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル150円計算)
【画像】テイラー・スウィフト婚約!ラブラブなプロポーズ写真一挙
歌手テイラー・スウィフトの新アルバム「The Life of a Showgirl」のリリースを記念して上映された同作。上映が発表されたのはわずか2週間前で、テイラーのSNSをメインに最小限の宣伝しかなされなかったことを考えると驚異的な成績であり、テイラーの比類なきスターパワーを証明した形だ。テイラーは先週末、アルバムと映画の両方でナンバーワンを獲得する快挙を達成した。
ADVERTISEMENT2週目となるレオナルド・ディカプリオ主演映画『ワン・バトル・アフター・アナザー』は興収1,100万105ドル(約17億円)でワンランクダウンの2位。世界興収は1億212万6,251ドル(約153億円)に達した。ポール・トーマス・アンダーソン監督作が世界興収1億ドル(約150億円)超えを達成したのはこれが初めてとなる。
ロック様ことドウェイン・ジョンソン主演ドラマ『ザ・スマッシング・マシーン(原題) / The Smashing Machine』は、3,345館と大規模公開されながら興収600万171ドル(約9億円)とかなり苦しい出足となった。これはドウェイン史上最低のオープニング興収。同作は彼がこれまで出演してきたアクションエンタメ大作とは毛色が違うシリアスなドラマであり、これまでと同等のオープニング興収は高望みといえるだろう。しかし、製作費5,000万円(約75億円)に加えて多額の宣伝費をかけたA24には大きな痛手だ。
そのほかの初登場作品では、再上映の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が7位に、全編が犬の視点で展開する異色のホラー『グッド・ボーイ(原題) / Good Boy』が9位に入った。(編集部・市川遥)
ADVERTISEMENT10月3日~10月5日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。 1(初)『テイラー・スウィフト:ジ・オフィシャル・リリース・パーティー・オブ・ア・ショウガール(原題) / Taylor Swift: The Official Release Party of a Showgirl』 2(1)『ワン・バトル・アフター・アナザー』 3(初)『ザ・スマッシング・マシーン(原題) / The Smashing Machine』
4(2)『ギャビーのドールハウス ザ・ムービー』
5(4)『死霊館 最後の儀式』 6(3)『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』 7(初・再上映)『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』 8(5)『ザ・ストレンジャーズ:チャプター2(原題) / The Strangers: Chapter 2』 9(初)『グッド・ボーイ(原題) / Good Boy』10(7)『ザ・ロング・ウォーク(原題) / The Long Walk』
※このリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、リンク先での会員登録や購入などでの収益化を行う場合があります。
※VODサービスへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、リンク先での会員登録や購入などでの収益化を行う場合があります。
Page 12
2014年に亡くなったロビン・ウィリアムズさんの娘で、俳優・映画監督のゼルダ・ウィリアムズさんが、AIによって生成された父親の動画を送らないでほしいとInstagramで訴えた。Varietyなど各メディアが報じている。
ロビンさん出演映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』フォトギャラリー
ゼルダさんは現地時間6日、Instagramのストーリーズに「どうか私に父のAI動画を送るのをやめてください。私がそれを見たがっているとか、理解していると思わないで。そんなことはないし、これからもありません」と投稿。
ADVERTISEMENT「もし荒らし行為が目的であれば、もっとひどいものを見てきたので、制限して先に進みます。でもどうか、少しでも良識があるのであれば、父や私、ほかの誰に対してもこんなことをするのはやめてほしい。本当に。時間とエネルギーの無駄だし、これは絶対に彼が望んだことではありません」と非難した。
さらにゼルダさんは、「実在の人物のレガシー(遺産)が、“声も見た目も似てるからこれで十分”みたいに要約され、他の誰かが彼らを操るひどいTikTok動画を大量生産するのを見せられるのは、腹立たしいことです」とつづり、そうした行為が芸術を生み出しているわけではないと主張。「あなたは、アートや音楽の歴史、人の人生を、ひどく加工された気持ち悪いホットドッグみたいにして、誰かの口に押し込んで“いいね”をもらおうとしているだけです」と強く非難し「気持ち悪い」とつづった。(西村重人)
※VODサービスへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、リンク先での会員登録や購入などでの収益化を行う場合があります。
Page 13
ディズニー新作映画『トロン:アレス』(10月10日日米同時公開)の世界観を体験できるイベント「『トロン:アレス』イマーシブ・エクスペリエンス」が、本日17時からZeroBase渋谷でスタートした。同日、オープン直前にプレス内覧会が行われ、一足早く会場の様子が披露された。
【画像】『トロン:アレス』最強AI兵士、渋谷に襲来!内覧会の様子
本作は、ディズニーが長編映画として世界で初めてCGを本格導入した『トロン』(1982)のシリーズ最新作。優れた知能を持つ最強のAI兵士・アレス(ジャレッド・レトー)が現実世界に襲来し、わずか29分しか生存できないという制限から“永遠”を求めて暴走を開始する。
ADVERTISEMENT メタバース空間で『トロン』を忠実再現!同イベントの目玉は、メタバース空間でさまざまなアクティビティが体験できる「『トロン:アレス』in VR Shibuya」。デジタル世界が現実世界を侵食するという映画のストーリーにちなみ、世界最大級のメタバースイベント「バーチャルマーケット」を手がける株式会社HIKKYが、渋谷を舞台に『トロン』の世界観を忠実に再現した。
会場に設置されたVRゴーグルを装着すると、目の前に広がるのは、デジタル世界に支配された渋谷だ。スクランブル交差点もハチ公像もデジタル化され、ビルボードも『トロン:アレス』一色に染まっている。交差点の周辺を散策すると、上空からレコグナイザー(監視用飛行マシン)が襲来したり、ライトサイクルが予告編さながらにパトカーを真っ二つに切り裂く様子など、映画と連動した出来事が目の前で次々と起こる。
『トロン:アレス』in VR Shibuya 体験中の会場スタッフメタバース空間では、映画のポスタービジュアルを再現できるフォトスポットのほか、『トロン』シリーズを象徴するディスクバトルを体験できるスペースも展開されている。ディスクバトルは、リアルタイムでランキングが更新されるため、高得点を目指してプレイヤー同士が競い合えるなどゲーム性も十分だ。
ADVERTISEMENTまた会場では、映画に登場するライトサイクルに乗車し、渋谷を滑走したような気分を味わえるライド体験スペースも用意されている。乗車中の模様は2台のカメラで録画され、CG映像が加わった動画を受け取ることができる。
映画のアイテムも展示中そのほか、AI兵士が実際に登場するグリーティングスポットや劇中アイテムであるディスクの展示など、映画にちなんだ施策を多数展開中。「『トロン:アレス』in VR Shibuya」はソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」からもアクセスが可能なので、自宅のデスクトップからでも『トロン』の世界観に“潜入”可能だ。(取材・文:編集部・倉本拓弥)
『トロン:アレス』イマーシブ・エクスペリエンスは10月13日(月・祝)までZeroBase渋谷にて開催中(入場無料、午前10時~午後7時まで)
※VODサービスへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、リンク先での会員登録や購入などでの収益化を行う場合があります。
Page 14
7日、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』のオープニング映像が米津玄師のYouTubeチャンネルで公開された。米津の主題歌 「IRIS OUT」にのせて、デンジたちのコミカルで愛おしい日常と、狂乱の始まりが鮮やかに描かれる。
公開された映像は、デンジ、アキ、パワーの出勤までの様子を切り取ったシーンから幕開け。早川家の騒がしい朝支度とは対照的に、丁寧な朝をすごすマキマの姿とのコントラストが、楽曲に合わせて、どこかシュールでほほ笑ましく描かれる。さらに、本作のメインキャラクターとなるレゼが、カフェ「二道」でバイトをしている風景も映し出され、本作で描かれる彼女とデンジの物語への期待感が高まる。「IRIS OUT」のビートに合わせて、ポチタが軽やかにステップを踏む姿や、デンジたちが踊るシーンも見どころだ。
ADVERTISEMENT9月19日に日本公開された本作は、週末観客動員ランキングで3週連続1位を獲得。10月6日までの公開18日間で観客動員296万人、興行収入45億円を突破した(数字は興行通信社調べ)。9月24日からアジア各国での上映も開始。日本を皮切りに100以上の国と地域で公開されることが決定している。
本作は、漫画家・藤本タツキの人気コミックを、アニメーションスタジオのMAPPAが映像化した人気アニメの劇場版。悪魔の心臓を持つ「チェンソーマン」となった、公安対魔特異4課に所属するデビルハンターの少年・デンジ(戸谷菊之介)と、カフェで働く少女レゼ(上田麗奈)との出会いを描く。(編集部・入倉功一)
※このリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、リンク先での会員登録や購入などでの収益化を行う場合があります。
※VODサービスへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、リンク先での会員登録や購入などでの収益化を行う場合があります。