中島健人、名前の由来は『スーパーマン』クラーク・ケント デイリー・プラネットの記者役で出演に意欲

中島健人の“ケント”はクラーク・ケントが由来!

 中島健人が26日、都内で行われたDC映画『スーパーマン』(7月11日日米同時公開)の公開目前スペシャルファンイベントに出席。自身の名前の由来が、主人公クラーク・ケント/スーパーマンであることを明かした。イベントには、本作のアンバサダーで日本語吹替キャストも務めるチョコレートプラネット松尾駿長田庄平)も登壇した。

【画像】中島健人、クラーク・ケントならぬ“クラーク・ケンティー”に!

 DCスタジオCEOのジェームズ・ガンが監督・脚本を務めた本作は、ガン監督が舵を取る新生DCユニバースの劇場映画第1作。スーパーマンであることを隠し、普段は大手メディア「デイリー・プラネット」で働くクラーク・ケント(デヴィッド・コレンスウェット)と、彼を地球の脅威とみなし暗躍する、最高の頭脳を持つ宿敵=天才科学者にして大富豪のレックス・ルーサー(ニコラス・ホルト)の戦いを描く。

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 中島はスーツにメガネ姿で登壇すると、「クラーク・ケントの普段の装いを意識してこれを着てきました。クラーク・ケンティーです」と自身の愛称“ケンティー”とケントをかけて自己紹介。「衣装を選ぶ時から気合が入りました。一番ベストなクラーク・ケンティーになったと思います」と笑顔を見せる。

 中島は『スーパーマン』について「アニメ版から大好き。昔から憧れていたので嬉しい。『スーパーマン』は実は僕の名前の由来でもあるんです」と自身の健人が実はクラーク・ケントから名付けられたことを紹介。長田と松尾からは「本当? ビジネストークじゃなくって?」と突っ込まれたが、中島は「本当です」ときっぱり。「クラーク・ケントの名前から名付けられたんです。昔からうちには『スーパーマン』のアイテムがたくさんあって、クリストファー・リーヴ(初代のスーパーマンの主演俳優)の頃から(両親が)ファンだったんです」と振り返る。

 中島は「健人には『スーパーマン』のようにという意味と、健やかに育ってほしいという二つの意味が込められています。今日も『スーパーマン』のイベントに行くのを両親に報告したらすごく羨ましがっていました」と話してチョコプラの二人を驚かせる。

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 中島はまた、劇中に登場するスーパーマンの相棒犬・クリプトにちなみ、『スーパーマン』のマントをつけた愛犬「ボニータ」の写真も紹介し、「歯が綺麗だなっていうとにっこり笑うんです。スーパーパワーを持っているんです。スーパーボニータです」と話すなど、嬉しそうに『スーパーマン』トークを展開。「家族がこの作品を好きなので、小さい頃『スーパーマン』っぽい写真を家族でたくさん撮りました。父に『健人にはスーパーマンのように強いヒーローになって欲しい』と言われたのを覚えています」と話す。

 イベント終盤では、ガン監督からのビデオメッセージも紹介され、「ハロー、健人! 君のような日本のスーパースターが『スーパーマン』の仕事をしてくれているのは嬉しい」と声をかけられると、中島は感激しきり。ガン監督は中島の名前の由来も知っており、中島は「名前を呼んでいただけただけで嬉しい。そればかりか僕の名前の由来も知ってくれているなんて……」と嬉しそうにコメント。監督と会えたら、本作に出演できるのはという期待も抱き、「デイリー・プラネットのアジア人の記者とかやりたい」と話して笑顔を見せていた。(取材・文:名鹿祥史)

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監督から“ゲス夫”ぶりをたたえられたという横山裕

 横山裕SUPER EIGHT)が26日、都内で行われたAmazon Original ドラマ「私の夫と結婚して」(6月27日より配信)日韓コラボイベントに登壇し、パブリックイメージとかけ離れた“ゲス夫”を演じるにあたり、かなり悩んでいたことを明かした。この日は、白石聖田畑智子黒崎レイナ七五三掛龍也Travis Japan)も登壇。ダブル主演の小芝風花佐藤健は韓国からリモートで参加した。

【画像】横山裕&七五三掛龍也ら登壇!「私の夫と結婚して」日韓コラボイベント

 韓国で漫画化、ドラマ化もされたNAVERウェブ小説を、日韓共同プロジェクトとしてドラマ化した本作。親友・江坂麗奈(白石)と夫・平野友也(横山)の裏切りにより命を落とした主人公・美紗(小芝)が、10年前にタイムリープし、親友と夫を破滅させようとリベンジを図る。そんな美紗の二度目の人生に、勤務先の部長・鈴木亘(佐藤)が介入してくる。

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 他人の苦しみへの共感性が著しく低く、自己中心的で美紗にやりたい放題の夫・友也を演じた横山は、「気持ちが本当にわからなくて。僕の日常にはない友也像がいて。だからどう演じるのかすごく悩んだ時期もあって、現場に行っても気持ちが乖離する部分もあった」と吐露。しかし、「監督が『友也いいよ。いけいけ!』と言ってくれた」ため、「その言葉を信じて、4か月間、友也を全うできたんじゃないかなと思います。台本に書いてあることを読み込んで、自分なりに落とし込んで、監督を信じて。その一点でした」と韓国人のアン・ギルホ監督に感謝を示した。

 さらに、「監督がOKを出すときに『友也、気持ち悪いよ!』って。いいのか? 褒められたのかな? と思いましたけど、うれしかったですね。監督とディスカッションできたのもうれしかったですし、言葉は通じなかった部分はあるんですけど、感情で監督とやり取りできたのは楽しかったです。貴重な4か月間を過ごさせていただきました」と充実した表情をのぞかせた。

 「役者人生で一生忘れない」というエピソードも紹介する横山。「試着するシーンがあったんです。その時に衣装を試着したまま、お店から出て車に戻って休憩しようと思ったら『ピピピピピピー』って(警報器が)鳴って、お店の人が僕の首を持って『ダメです!』と言われて。万引きしたらこういう感じで捕まんねや……って。『出演者です』と言った記憶があります。すごいショックでした」と振り返りつつ、「(今日、無事に)皆さんに会えてよかったです」と笑顔を見せていた。(錦怜那)

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ギフンvsフロントマン、いよいよ直接対決へ…

 Netflixの人気韓国ドラマ「イカゲーム」が、27日配信開始のシーズン3で完結を迎える。主人公ソン・ギフン(イ・ジョンジェ)と対峙する謎の人物フロントマンを演じたイ・ビョンホンがリモートインタビューに応じ、2021年のシーズン1からファイナル・シーズンまでの道のりを振り返った。(以下、シーズン2までのネタバレを含みます)

【動画】史上最悪のゲーム登場!「イカゲーム」シーズン3本予告

 フロントマンことイノは、「勝てば多額の賞金、負ければ即死」のデスゲームを 総指揮する人物。元警察官という過去を持ち、病気の妻の治療費を工面するために収賄事件に関わり、その後行方不明に。2015年に開催されたゲームで、優勝していることが判明している。

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 シーズン1の台本を読んだ当時、ビョンホンは「少し間違えたら(高評価とは)逆の方に動いてしまうくらい、個性的な内容だった」と従来のドラマとは一線を画したストーリーに惚れ込んだという。結果的に、シーズン1は米エミー賞で非英語作品初となる主演男優賞(ドラマ部門)&監督賞を受賞する歴史的快挙を達成。「グローバルでとても大きな反響をいただき、本当にびっくりしました」と社会現象となったシーズン1を振り返った。

シーズン3でのフロントマン

 3シーズンを通して「いろいろ考えた部分、難しいところもかなりありました」というビョンホン。フロントマンは黒いマスクを装着しており、劇中で素顔を見せる機会は少ない。「この人はどういう内面を持つのか?」「彼はどういう人物なのか?」と視聴者の興味をかき立てる演技はもちろん、自分自身も「彼は一体何者だ?」とキャラクターを掘り下げながら撮影していたといい、「監督とも頻繁に話し合いをしながら役づくりをした記憶があります」と明かす。

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 シーズン2では、フロントマンが「ヨンイル」というプレイヤーに変装して、ギフンと一緒にゲームをクリアしていく予想外の展開が描かれた。「イカゲーム」はもともとリミテッドシリーズとして制作されていたため、ビョンホン自身も、シーズン1の時点でフロントマンに新たな役割が課せられることは予想していなかった。「最初に聞いた時は正直すごく嬉しかったし、興味深かった」というビョンホンは、ヨンイルというもう一つの顔を、ファン・ドンヒョク監督と共に構築していった。

フロントマン役のイ・ビョンホン - Go Won-tae / Netflix (C)2025

 間もなく配信されるシーズン3で、ビョンホンはフロントマンとの別れを迎える。撮影最終日は「全て終わったという開放感」が押し寄せてきたそうだ。「撮影は11か月間ありました。自分は1か月~2か月ブレイクがあったので、撮影までのギャップがあった時は、その度に以前の雰囲気を取り戻して演じていました。撮影スパンがかなり長かったので、以前の状況を思い起こして、『このキャラクターはうまくできたかな?』とか、そういうことを考えていました」

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 シーズン2最終話の衝撃ラストから続くシーズン3の物語。ビョンホンはネタバレを避けつつ、「とても奇抜なアイデアが所々に散りばめられています。期待していてください」とアピールする。

 また、シーズン3に登場するゲームについても「前作もかなり面白かったのですが、シーズン3は自分が(内容を)知っていたにもかかわらず、手に汗握るようなすごく臨場感のあるゲームになります」と予告。「シーズン3は、視聴者のみなさんがかなりビックリされるような展開になると思います」と期待をあおった。(編集部・倉本拓弥)

Netflixシリーズ「イカゲーム」シーズン1~2:独占配信中、シーズン3:6月27日(金)世界独占配信

『イカゲーム』シーズン3 予告編 - Netflix » 動画の詳細

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「殻を破れた感覚」と喜んだ白石聖

 白石聖が26日、都内で行われた Amazon Original ドラマ「私の夫と結婚して」(6月27日より配信)日韓コラボイベントに登壇した。“清純派女優”のイメージを持たれている白石だが、本作では親友の夫と不倫し、彼女の命まで奪う悪女を演じており、「殻を破れた感覚」と喜んだ。この日は、横山裕(SUPER EIGHT)、田畑智子黒崎レイナ七五三掛龍也Travis Japan)も登壇したほか、ダブル主演の小芝風花佐藤健は韓国からリモートで参加した。

【画像】透明感すごすぎ!日韓コラボイベントでの白石聖

 韓国で漫画化、ドラマ化もされたNAVERウェブ小説を、日韓共同プロジェクトとしてドラマ化した本作。親友・江坂麗奈(白石)と夫・平野友也(横山)の裏切りにより命を落とした主人公・美紗(小芝)が、10年前にタイムリープし、親友と夫を破滅させようとリベンジを図る。そんな美紗の二度目の人生に、勤務先の部長・鈴木亘(佐藤)が介入してくる。

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 息を吐くように嘘をつき、美紗を自分より少し不幸にすることで相対的な幸せを味わっている麗奈を演じた白石は、「大変でした。表面上は美紗と仲良くしている会話劇に見えたとしても、お互いマウントを取り合っていたり、チクッと刺す部分が含まれていたり、裏腹な気持ちをはらんでいるので、どういう見え方が適切なのかを風花ちゃんや(アン・ギルホ)監督と一緒に話し合いながらやっていました」と振り返る。

 一方で、「麗奈という役と出会えたことをすごく誇りに思っています。麗奈と出会えたことで殻を破れた感覚にもなったので、楽しく撮影させてもらいました」と充実した表情ものぞかせる。MCから「表現の幅を広げてくれた役だったことですね?」と確認されると、白石は「そうですね」とうなずいた。

 さらに、指を骨折し、足を引きずりながら撮影に臨んでいたアン・ギルホ監督に言ってもらった「うれしい言葉」があるという白石。「大切なシーンを撮っている時に、1回撮ってもらったものに自分が満足いかなくて、でも時間も押している中でどうしよう……となったんですけど、監督が『麗奈が満足するまで、僕は足を引きずってでも撮るから安心してね』と言ってくれて。うれしい言葉過ぎて、監督について行こうと思いました」とプロフェッショナルで優しいアン監督を思い、心からの笑顔を見せた。

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 また、印象深いシーンを問われると、白石は「カレーを友也に振り返りざまにかけちゃうシーンは印象深いというか、何テイクか重ねて、1回で終わるかと思いきや何回かトライして。最後、監督が『カレーの粘度を緩めてやろう』となったら、めっちゃ飛びましたね」と思い返す。横山は「そのあとの給湯室のシーンは(撮影が)2週間くらい空いているけど、(シーンとしては)つながりがあるから(カレーまみれの)服をそのまま保存してたんですよ。すっげー臭かった。心なしか風花ちゃんも聖ちゃんも僕から離れて、ちょっとショックやったんを覚えています」と打ち明け、白石たちを笑わせていた。(錦怜那)

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「DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH」の発売を迎えた小島秀夫監督

 大ヒットゲーム「メタルギア」シリーズなどで知られるゲームクリエイター・小島秀夫監督が、最新作「DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH」の発売を迎えた26日、都内で開催されたユーザー向けのイベント「DEATH STRANDING WORLD STRAND TOUR 2 in TOKYO」開催前にメディア向けの合同インタビューで思いを語った。

【画像】美しい…ゲーム続編「DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH」場面カット

 本作は、小島監督率いるコジマプロダクションが2019年に発表した「DEATH STRANDING」の続編。伝説の配達人サム・ポーター・ブリッジズ(ノーマン・リーダス)が、物資を各地に届けながら、謎の現象によって分断された大陸を横断して社会をつないでいくオープンワールドアドベンチャー。

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自分に「よくやった」という気持ち

 「つながり」をテーマにつづられる感動的なストーリーと映像美、そして世界中のプレイヤーとつながる斬新なゲームシステムが注目を浴びた前作「DEATH STRANDING」。コロナ禍を経て、約5年ぶりに迎えた続編の発売に、小島監督は「よくやったぞ自分という感じ」と感慨深げに振り返る。

 「2019年に1が出て、翌年から(続編)の準備に入ってたんですけど、コロナ禍で世の中がみんなリモートになりました。そして僕もちょっと病気をしまして、ゲーム作りができるかどうか……っていうところまで行った。40年近くゲーム作りをしてきて1番のピンチだったというところだったので、こうして発売を迎えたことについては、ちょっと言葉にできないんですけど、よくやったみんな、よくやった自分……! という感じですね」

 配達をメインにした、これまでなかったゲーム性を生み出した前作。「反響としては『DEATH STRANDING』の方があったと思いますが、それはこの世に存在しないゲームだったから」という小島監督は「(前作は)この世にないゲームを作るために、ゲームの導入部とかテンポとか、そういう部分で意図的にとんがったところがあった」と振り返る。

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 「(『DEATH STRANDING』は)この約5年間で約2,000万の人が遊んでくれました。今回はその土台の上で続編を作ろうと。当然、前作のファンには喜んでもらいたいですけども、いろんなデータを見て、前作のテンポについていけなかった人もいたことがわかったので、かなりテンポ感やシステムを変えました。ただ、山を踏破する感覚であったり、前作の雰囲気が好きな人たちのためにも、全く違うものを作ってはいけないと思っていたので、続編という位置の中で、『デススト』を好きな人のために、できる範囲でとんがったことをやっという感じです」

ドラマ面の挑戦

 そのうえで、小島監督は、前作ではできなかった、ドラマ面の挑戦についても言及する。「前作は、1人で山を越え、川を越え、物資を人に届けに行くゲームでした。すごい孤独な一方で、自分のような人たちがネットのむこうにいっぱいいて、それを共有するっていうゲームだった。ただ今回は、マゼラン号というのがついてくるんです。カイラル通信を繋がないとマゼラン号は追いかけてこれないので、新天地に行く時は……ドールマンというキャラは一緒ですけど、(基本的には)やっぱり1人。でも、(カイラル通信を)つなぐとマゼラン号が来ますし、通信圏内であればどこでも移動できるので、そこはちょっと前とは違います」

 「『ランボー 最後の戦場』でランボーにも帰る家があったと思いますが(笑)。サムにも帰る家ができたと。マゼラン号のメンバーもどんどん増えていき、そこでメンバー間のいざこざとかもあったりします。そうしてみんなが仲良くなったり絆を深めていって、そこにサムが帰宅することになります」

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 「1の時はスタジオの立ち上げもあってスタッフも少なく、あまりリスクが取れないので、(主要な)登場人物があまりいなかったんです。プライベートルームに、サムとフラジャイルが3、4人が集まるようなシチュエーションが多かった。それだとドラマとしてはちょっと格好がつかないので、今回は、マゼラン号に5、6人のキャラクターが集まって演技するようなシーンを目指しました。ただ、これがまた大変で(笑)。スケジュール調整もそうですし、(人数が増えると)CGの描画もテクスチャーの量なんかも多くなって、かなり難しいんですが、そういう地味なところも頑張って、なんとかできたのかなと思っています」

ノーマン・リーダスとの再タッグ

 また、前作に続いてサムを演じたノーマン・リーダスのパフォーマンスにも太鼓判。「ノーマンは、どちらかというとスティーブ・マックイーンとかチャールズ・ブロンソンといった、僕の子供時代のヒーローたちのようなスーパースターという感じ。僕にとっても子供の頃のヒーローだったし、いわゆるスーパースターというか、ロックスターというか……彼がそこに立ってるだけで成立してしまうという、ダスティン・ホフマンのようなタイプとはちょっと性格が違う。『ノーマン・リーダス』というキャラクターがそこにあるというか。それをなるべく引き出せるような作りになっています」

 そのうえで、ノーマンの演技面の挑戦にも言及。「あまり多くは言いませんが、今回はドラマ的にサムにいろんなことが起きて、けっこう号泣するシーンが多いんです。そこでノーマンに撮影でけっこうな回数泣いてもらうことになったんですが、ある時、朝一から泣いてもらうシーンがありまして(笑)。その時は、朝から泣かせやがってと、ちょっとムッとしていましたね(笑)」と明かしていた。

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日本人俳優とのタッグの可能性

 本作にはノーマンのほか、レア・セドゥトロイ・ベイカーニコラス・ウィンディング・レフンら前作キャストが続投。また新たに、エル・ファニング、映画監督のジョージ・ミラーファティ・アキン、そして、日本から忽那汐里がメインキャラクターとして出演している。

 忽那とのタッグについて、小島監督は「これは技術的な問題なんですけども、アジアの方をCGで描写するとけっこう似ないんです。特に若い人は、肌がとても美しくてきめ細かいので、どうしてもCGに見えてしまう。やはりシワがいっぱいあったりする方がディテールが出るので。ただ、今回は以前とは違うテクノロジーを使おうということで、実験を兼ねて忽那さんにお願いして、満足いくレベルでできたと思います」と説明。

  そのうえで、今後の日本人俳優とのタッグの可能性を尋ねられると「日本の俳優の方にも出てほしいんですが、ノーマンさんやエルさんたちと一緒に、ロサンゼルスのスタジオで収録するので、英語がネイティブレベルで話せないとちょっと困る。撮影が終わったら一緒にご飯も行きたいですし。それで、日本語ができて、英語も堪能という人をものすごく探したんですけど、なかなかいなくて。忽那さんはオーストラリア出身で英語も堪能だったのでオファーさせていただきました」

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 「英語もできるし、お会いしたら素敵な方だったので、一緒にやろうということで。僕は完璧主義者に見えるかもしれませんが、現場では俳優の皆さんの言うことを聞くので、お互いに意見を出しあいながらやっていくのですが、そのなかでも忽那さんは立派でした。あれだけの面子のなかでも全然物怖じせずにすごく自然体で、みんなと仲良くしてくれたので、僕としてもすごく助かりました」

 「黒髪の再現なんかも、光の反射や質感などの関係で難しいんですよ。次の段階ではもっとリアルにできると思いますし、また日本の俳優さんとも一緒に仕事できたらと思ってます。日本を舞台にしてもいいですけどね」

エンターテインメントとして楽しんで

 ハリウッド級のキャストが再び集結し、アップデートされたシステムだけでなく、さらにドラマチックに進化した物語を期待させる本作。一方で小島監督は「映画を作っているつもりはない」と断言する。「カットシーンはありますけど、ゲームでしかできないことをやるのが基本です。映画を見て育ったので、ライティングやキャラクターの造形といった部分は映画の影響を受けてますが、映画を作ってる案件ではないっていうのは意識してます」

 そのうえで本作について「『配達するゲーム』ではあるんですけど、あまり深く考えずにゲームとして、エンターテインメントとして楽しんでいただければと思っています。戦闘が苦手な方は遠回りして目的地を目指してもいいですし、逆に戦闘がしたい人は正面から突っ込んでいって、武器もいろいろと用意してあるのでそれを使ってもいい。配達だけに集中したい人や、道路を整備したい人はずっと作っていても構わないんです。そうやって、いろいろな遊び方を試してもらって、その先にあるストーリーで感動……というか、繋がることとはどういうことかっていうことを感じてもらって、それを日常の中にも持ち帰って、みなさんも“配達人”になっていただければと思います」とメッセージを送っていた。

「DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH」は発売中 プラットフォーム: PlayStation(R)5

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来日したリロ役のマイア・ケアロハ

 ディズニー実写版『リロ&スティッチ』(公開中)で主人公リロを演じたマイア・ケアロハ(8)が来日し、26日に都内で行われた“スティッチの日”記念イベントに出席。日本版でリロの声を担当した永尾柚乃(8)と浴衣姿で共演し、同い年の二人による愛らしいトークで会場を魅了した。

【画像】浴衣姿もかわいい!来日したリロ役マイア・ケアロハ

 ディズニーが2002年に発表した人気アニメーション『リロ&スティッチ』を実写映画化した本作。ハワイを舞台に、孤独な少女リロと、破壊生物として開発されたエイリアン・スティッチの交流を描く。イベントにはマイアや永尾のほか、悪の天才科学者・ジャンバの日本版声優を務めた長谷川忍シソンヌ)も登壇した。

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 マイアは登場すると、永尾の首にレイ(首飾り)をかけ、そのまま数秒間の熱いハグ。マイアは「今日はここにいられてワクワクしています。この映画は絶対みなさんに愛してもらえる映画だと思います。私の周りには泣いてしまう人もいたんです。そして、日本の皆さん、大好きです。愛してます」と日本のファンにあいさつ。その後、永尾と仲良く8歳同士のトークで会場を和ませた。

 永尾はマイアについて「動画(リモートインタビューなど)では会ったことがあるけど、実際に会うのは初めて。すごく可愛いです。お着物も似合うし、綺麗だし、(着物の装飾が)キラキラ。お会いできて嬉しいです」と初対面の感想を述べる。マイアも「彼女はアメイジング! 赤がすごく似合っています」と永尾の愛らしさを絶賛。日本についても「お寿司が大好き。好き過ぎて、お寿司なら吸い込むように食べられます。日本のディズニーランドにも行ってみたい」と話した。  

 その後、永尾とマイアはディズニーランドに関する話題など、姉妹のようなトークを行い、永尾はマイアに日本の七夕文化を紹介。それぞれ用意した短冊を見せ合い、壇上の笹に短冊を結んだ。マイアは短冊に「もっと映画に出たい」と書き、「どんな映画に出たい?」と聞かれると、「ホラー映画、アクション映画、『リロ&スティッチ』の続編」と答えて会場を沸かせた。

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 永尾は本作について「スティッチはすごくもふもふで可愛くて、(自分の方に)来たらぎゅっとしたい存在。本当に会えたら一緒に遊びたい。スティッチは水が苦手なので砂浜で遊びたい」とコメント。また、日本版が学校でも好評だと明かし、「周りから感動したとか、泣いたとか、言ってもらえます。言われるたびに学校の天井にバン! と飛んでいきたくなるくらい盛り上がります。嬉しかったです」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)

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佐藤健&小芝風花 - 写真:高野広美

 小芝風花佐藤健が26日、韓国・ソウルで行われたAmazon Original ドラマ「私の夫と結婚して」(6月27日より毎週金曜2話ずつ、5週にわたり配信)の制作発表会に登壇。ともに初めて韓国のスタッフと臨んだ撮影を振り返った。小芝にとって韓国で公の場に登壇するのは初、佐藤は2015年の釜山国際映画祭以来、約10年ぶりとなる。

【画像】佐藤健、小芝風花をエスコート!

 金浦国際空港では、来韓を心待ちにしていた現地ファンの熱烈な歓迎を受け、わずかな時間ながら丁寧にファンの熱い声援に応えていた小芝と佐藤。同日、日本で行われた本作のイベントにリモート参加したのち、会見の会場に姿を現すと、小芝は「今もっとも勢いのある俳優」、佐藤は「日本を代表する俳優」と紹介され、共に「アニョハセヨ」と韓国語で挨拶。初めに約10分間のフォトセッションが行われた。

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 純白のシースルードレスで登場した小芝は輝くような笑みを浮かべ、ハートマークを初めくるくるとポーズを変えてみせるとフラッシュの嵐が。佐藤は「かっこいいポーズをお願いします」とのオーダーを受けるときりりとした表情を見せ、さすがの貫禄を見せた。

 さらに、佐藤が小芝をエスコートすると、その紳士ぶりに記者席から歓声が上がり、場内の熱気が一気に上昇。二人でハートマークを見せるとさらに報道陣は盛り上がり、最後はファイトポーズで決めた。

 イベントには韓国版「私の夫と結婚して」のプロデューサーも務めたソン・ザヨンも参加。佐藤がかねてから憧れていたというアン・ギルホ監督ら韓国のスタッフを交えた撮影や、韓国版との違いなどの話題が展開された。

 小芝は終始、声を弾ませ「監督がチャーミングな方で、シーンが終わって“今の良かったよ”って報告しに来てくださったり、コミュニケーションをすごくとってくださった。最初は言語の違いで、細かい感情のニュアンスなどが、お互い同じものを目指しているのか、ずれが生じていないのかと不安だったんですけど、監督がちゃんと感情を見てくださっていたので、撮影が進んでいくにつれて不安はどんどんなくなって、すごく充実した日々を過ごせました」と実り多き撮影を回顧。

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 佐藤も「正直もっと(日本の撮影と)違うかなと思ったんですけど、僕たちのやることは役柄と向き合うこと、役柄のバックボーンを想像しながらその人生を生きるということなので、そんなに変わらなかったです。スタッフとのコミュニケーションも言語が違うから大変なのかなと思ったんですけど、韓国語はわからなくても監督の伝えたいことはわかるんですよね。1つの同じ先に向き合って同じものを作ろうという、同じところを見ていたという共通点があったので、言語のことも全然大変に思えて、むしろ分かり合えて、すごく演技もしやすい、とてもやりがいがあると感じました」と学びの多かった撮影を名残惜しそうに振り返っていた。

 「私の夫と結婚して」は、韓国で漫画化、ドラマ化もされたNAVERウェブ小説を、日韓共同プロジェクトとしてドラマ化。親友と夫の裏切りにより命を落とした主人公・美紗が、10年前にタイムリープし、親友と夫に復讐を遂げるべく奔走するなかで、真の幸福を見つけていくストーリー。いつも周りを優先する脇役の人生を送ってきた美紗を小芝風花、美紗の心に変化をもたらす部長・鈴木亘を佐藤健が演じるほか、美紗の一度目の人生の夫・平野友也役に SUPER EIGHT横山裕、美紗の幼馴染で親友の江坂麗奈役に白石聖がふんする。(取材・文:編集部 石井百合子)

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ポケットから日本円!中尾明慶に1万円札を手渡ししたブラッド・ピット

 来日中の俳優ブラッド・ピットが26日、東京・丸の内ピカデリー Dolby Cinema で行われた主演映画『F1(R)/エフワン』(6月27日公開)の来日舞台あいさつにF1ファンの中尾明慶と出席。二人は、ブラッドがポケットから取り出した1万円札と5千円札をあげたり奪ったりして、会場を沸かせた。

【動画】ポケットから1万円札を取り出すブラピ!中尾明慶と軽快トーク

 F1の全面バックアップを得て製作された本作は、『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー監督とプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが再びタッグを組んだ人間ドラマ。かつて世界を魅了した元F1レーサー(ブラッド)が、弱小チームを率いて再びF1レースに挑む姿を描く。

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 日本のファンのために緊急来日し、昨日の銀座での舞台あいさつに続き、本日は池袋、銀座の映画館に現れたブラッド。大歓声の中、疲れも見せず元気よく登場すると「ドウモ、アリガト。日本に来られてうれしいです。日本に来るといつも温かい歓迎を受けるし、皆さん優しくしてくれて愛を注いでくれるので感謝を伝えたいです」とあいさつした。

 ブラッドとの共演に中尾は「本当に格好良くて(舞台)袖でも気軽にお話してくださって感動です。いや~やっぱすごいわ」と大感激し、「素晴らしいんですよ。F1の車載映像を見ているかのような迫力あるシーンもあれば、映画も直球とストレートの物語で、僕らの背中を強く押してくれる映画が出来上がったなと思いました」と本作の感想を語る。

 すると、ブラッドはパンツのポケットから1万円札を取り出して中尾に差し出す。中尾は「劇場で観たときに手が動いちゃう。左足でブレーキを踏みたくなるような瞬間が数多くあって」と実際にレースをしているかのような感覚になったことも伝えるが、ブラッドからマネーは貰えず……。中尾が「あれ? このコメントだと1万円はもらえないですか」と肩を落とすと、ブラッドは5千円札を手渡し、会場は笑いに包まれた。

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 その後、ブラッドが中尾に「F1チームを一緒にやりませんか?」と誘い、中尾が「ぜひともよろしくお願いします」と頭を下げると、ブラッドは先ほど渡した1万5千円を回収。しかし、中尾は「1万5千円でチーム組めました」とにっこり。以降もブラッドと中尾は1万5千円を手に入れたり、失ったり……。楽しいやり取りに会場は何度も笑いが起きた。

 タイトルにちなみ、シート番号「F-1」の観客にサイン入りポスターとポロシャツを手渡しする場面では、ブラッドがハグする大サービスも。大ファンだという観客は、声を震わせて喜んでいた。(錦怜那)

【トークノーカット】ブラッド・ピット、2日目の舞台あいさつ!F1ファンの中尾明慶も登壇!『F1(R)/エフワン』 ブラッド・ピット来日舞台あいさつ » 動画の詳細

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“スペシャルピザムービー”のスクリーンショット

 ゲームクリエイター・小島秀夫監督が手がける最新ゲーム「DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH」に映画監督の押井守が出演していることが、26日に都内で行われた「DEATH STRANDING WORLD STRAND TOUR 2 in TOKYO」内で発表され、押井の声を千葉繁が担当する“スペシャルピザムービー”が公開された。

【動画】「DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH」イベントの模様

 本作は、小島監督率いるコジマプロダクションが、2019年に発表した大ヒットゲーム「DEATH STRANDING(デス・ストランディング)」の続編。物資を届けながら、分断されたアメリカ大陸をつないだ伝説の配達人サム・ポーター・ブリッジズ(ノーマン・リーダス)が、人類を絶滅から救うため、仲間とともに新たな旅へと繰り出す。

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 押井監督は、ゲーム中に登場するピザ屋として出演。「旋回流空手道」という空手の使い手でもあり、“スペシャルピザムービー”では、脅威の身体能力でサムを攻撃。その声は、押井作品の常連でもある、声優の千葉繁が担当している。

 イベントに登壇した押井は「なんで僕なのか。一応、(収録の)前の晩に心の準備していったんですけど、アクションはスタッフのお兄さんがやってくれたので、行ったらもうなんかすごいアクションをやっていて、僕が出てる場合じゃないっていう。なので、ピザを焼いてるところからが私です」と苦笑する。

 本作には、映画監督のジョージ・ミラーやギレルモ・デル・トロが出演しており、小島監督は「僕の大好きな監督たちが出てるんですけど、押井監督も僕のレジェンドなので、出ていただきたいと。でも無理かな……と思って聞いてみたらオッケーだった」と笑みを浮かべる。

 「DEATH STRANDING」といえば、数々の著名人が“プレッパーズ”(=サムの配送先として、各所に点在し独立したシェルターに住んでいる人々)としてカメオ出演しているが、押井は「なんでピザ屋なのかな?」とこぼしながら「なんか、自分がゲームの中に出てくるのがとても変な気分。さっきもちょっと見たんですけど、なんか、気持ち悪い(笑)。自分のクローンを見てるみたいでね。だから、やっぱり役者さんてすごいなと思った。自分の演技とかね、顔とか、平気で見れるってのはすごいなと」としみじみ。

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 また、自分の声を担当した千葉繁の演技に「やりすぎだよ」と笑いながら、「面白かったですね。まさか自分の顔に千葉くんが声を当てるとはね。夢にも思わなかったけど、こういうことがあるから、仕事してると楽しいんだっていうかね。悪くない」と満足げに語っていた。

 またこの日のイベントでは、サムが温泉に入ると、小島監督いわく「8時ごろ」に、加藤茶本人が歌う「いい湯だな」が流れるという小ネタなども紹介された。(編集部・入倉功一)

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