AI半導体市場、2030年まで年30%成長へ=SKハイニックス
韓国のSKハイニックスは、人工知能(AI)向けに設計された特殊なメモリーチップの市場が2030年まで年間30%成長すると予想している。同社の広帯域メモリー(HBM)事業企画責任者、チェ・ジュンヨン氏がロイターのインタビューで語った。写真はSKハイニックスのロゴが入った同社製品。ソウルで昨年10月撮影(2025年 ロイター/Kim Hong-Ji)
[ソウル/サンフランシスコ 11日 ロイター] - 韓国のSKハイニックス(000660.KS), opens new tabは、人工知能(AI)向けに設計された特殊なメモリーチップの市場が2030年まで年間30%成長すると予想している。同社の広帯域メモリー(HBM)事業企画責任者、チェ・ジュンヨン氏がロイターのインタビューで語った。
チェ氏は「エンドユーザーからのAI需要は非常に堅調だ」と述べた。
アマゾン・ドット・コム(AMZN.O), opens new tab、マイクロソフト(MSFT.O), opens new tab、アルファベット(GOOGL.O), opens new tab傘下グーグルなどのクラウドコンピューティング企業が予測している数十億ドルのAI関連設備投資は今後上方修正される見込みであり、HBM市場にとって「プラス」になると語った。
AI構築とHBM購入の関係は「非常に分かりやすく」、両者には相関関係があると指摘した。SKハイニックスの予測は保守的で、利用可能なエネルギーなどの制約が含まれているという。
HBMはチップを垂直に積み重ねてスペースを節約し、消費電力を削減することで、複雑なAIアプリケーションによって生成される膨大なデータの処理を支援する。
SKハイニックスはカスタムHBMの市場が30年までに数百億ドル規模に成長すると予想していると、チェ氏は述べた。
トランプ米大統領は今月6日、米国に輸入される半導体に約100%の関税を課すと表明した。 もっと見る
チェ氏は関税についてコメントを控えた。
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Max A. Cherney is a correspondent for Reuters based in San Francisco, where he reports on the semiconductor industry and artificial intelligence. He joined Reuters in 2023 and has previously worked for Barron’s magazine and its sister publication, MarketWatch. Cherney graduated from Trent University with a degree in history.