Galaxy Z Flip7は「手のひらサイズのスマホ」にもなる
端末を開かずとも、けっこうイケる。
Samsung(サムスン)の最新縦折りスマホとして登場したGalaxy Z Flip7。8月1日 (金)の発売を前に一足早く実機を触らせていただいたところ、シリーズ史上最大のカバー画面に大きな魅力を感じました。
カバー画面はまるで別物
Galaxy Z Flip7のカバー画面のディスプレイサイズは4.1インチ。2つのカメラレンズとフラッシュライト以外のスペースを、最大120Hz対応の有機ELディスプレイが覆い尽くしています。
シリーズ最薄のベゼルということもあり、Galaxy Z Flip6(3.4インチ)と比べると明らかに画面がデカくなったと感じます。0.7インチの差は想像以上に大きいです。
Galaxy Z Flip7では大画面に進化したカバー画面の強みを活かし、Google GeminiやSamsungのNow Brief/Now barといったAI機能を折りたたんだ状態でも使えるようになりました。
しかし、大画面カバーディスプレイの活用法としてもっとも便利だと感じたのは、ランチャーをウィジェットに設定して、よく使うアプリをそのままカバー画面上で使うことでした。
一部のアプリはカバー画面でも快適
Galaxy Storeで無料配信されている『Good Lock』をインストールすることで、Galaxy Z Flip 5以降のカバー画面にカバーランチャーウィジェットを設定することができます。
天気やメール、マップといったよく使うアプリを事前に設定しておくことで、端末を縦折り状態にしなくてもアプリを起動することが可能です。
たとえば、『Yahoo!天気』アプリをカバー画面とメインディスプレイ、それぞれで表示してみるとこんな感じになります。メインディスプレイではより多くの情報を確認できるのはもちろんですが、カバー画面でも今日と明日の天気予報といった必要最低限の情報を一目でチェックすることができました。これは便利。
また、カバー画面の最大輝度はメインディスプレイと同じ最大2600ニトに到達したため、雲1つない直射日光の下でも画面が見やすかったです。
ディスプレイの形にとらわれない『Googleマップ』もカバー画面で操作してみました。気になるスポットを調べたり、現在地から目的地までの経路検索も十分快適に行うことができましたよ。
手に収まるスクエア型の本体に加えて、画面の端まで親指が届くため、片手での操作も楽です(折りたたみ時は多少本体の厚みを感じます)。個人的に地図アプリはカバー画面との相性がかなり良い印象を受けました。
YouTubeやSNSの短い動画であればカバー画面での視聴も十分アリだと感じました。L字型に折り曲げた状態にすれば、料理中にレシピ動画を確認するのにも便利ですが、この大きさならそこそこ見やすいと思います。
コンテンツによっては、メインディスプレイの方が遥かに見やすい
『X』アプリやウェブ閲覧もカバー画面で試してみましたが、これらはやはり縦長のメインディスプレイで操作した方が遥かに快適で見やすいです。
『X』の場合、画像付きのポストだとそれだけで画面を占領してしまいました。4.1インチの画面サイズとはいえ、スクエア型のディスプレイと縦コンテンツの相性はあまり良くありません。
ちなみにカバー画面で全画面表示をすると、コンテンツによってはフラッシュライトまたはカメラレンズ部分にボタンが隠れてしまうことがあります。しかしそこは表示切り替えボタンで解決できるのでご安心を。
手のひらサイズのスマホ
縦折りスマホの強みは端末を開いたときは大画面、折りたたんだ状態ではコンパクトなサイズで持ち運べることだと思っています。スクエア型に収まるため、Tシャツの胸ポケットにだって入ります。
ポケットからサッと端末を取り出し、わざわざ縦に広げなくてもそのままアプリを快適に操作できるようになったのは、4.1インチのカバー画面のおかげだと思います。
もちろんアプリによって相性が良いものもあれば良くないものもありますが、それでもGalaxy Z Flip7のカバー画面は真の意味でディスプレイといえる存在に進化したと感じました。
Source: Samsung