「宇部市から病気を治せる世界を実現!」創薬の常識を変える山口大発スタートアップ「ADDVEMO」の挑戦(tysテレビ山口)
”宇部市から病気を治せる世界を実現させる” 山口大学医学部から誕生したスタートアップ企業が、世界初の取り組みで、勝負をかける1年が始まります。 【写真を見る】「宇部市から病気を治せる世界を実現!」創薬の常識を変える山口大発スタートアップ「ADDVEMO」の挑戦 山口大学医学部の竹下幸男 教授です。 山口大学大学院医学系研究科の富永直臣 助教と一緒に、2024年10月、山口大学発のスタートアップ企業”ADDVEMO”を立ち上げました。 そこで進めている研究が『cuBekit』です。 cuBekitとはヒト由来の細胞を使って、ヒトの脳の血管を三次元構造で再現したものです。 山口大学医学部神経 筋難病治療学講座 竹下幸男 教授 「ヒトの脳っていうのはすごく複雑な構造をしていて、それをこの1枚のプレートに再現するっていうところは世界中誰も実現しえなかったというような技術になります」 これまでのキットは、サルやマウス由来の細胞で作られていました。 そのため新薬を開発するとき、臨床前の段階でよい結果が出ても実際にヒトに投与すると効果が薄いことも多く、開発に時間がかかっていました。 竹下教授 「従来だと、1つのお薬を作るのに大体15年から20年ぐらいかかっておりました。ところが、このキットを使うことでその時間を半分に減らすことができます」 新薬の成功率は3万分の1と言われる中、キットで大量かつ正確に効果の検証ができるため、短時間、低コストでの開発につながると自信をにじませます。 しかし、研究を始めたのは15年前。ここまでに長い道のりがありました。 ■失敗の連続…支えてくれた人への感謝 竹下教授 「できたと思って、事業化にもっていこうと思うとその手法が使えなかったり。そうするとまた、ゼロからやり直しっていうようなところも。まぁ失敗の連続だったというところですかね」 支えてくれたのは家族や指導する先生、同僚、宇部市に住む人たち。感謝の気持ちから、あえて、東京ではなく宇部市に本社を構えました。 2025年11月には、山口大学と包括連携協定を結び、了承を得た患者からキットに必要な脳細胞を採取することが可能になりました。