【○虎将トーク】藤川監督「それは主観」「いい印象がないかもというのは誰からも、その意見を聞いていない」戸郷の阪神への苦手意識問われ

九回、3ランを放った阪神・佐藤輝明を迎える藤川球児監督=東京ドーム(撮影・福島範和)

(セ・リーグ、巨人1ー10阪神、7回戦、阪神6勝1敗、5日、東京D)阪神が東京D開幕4戦4勝で首位巨人に並んだ。森下翔太外野手(24)が4安打4打点、佐藤輝明内野手(26)が11号本塁打による3打点。森下は四回2死から左翼席へ2戦連続の同点4号ソロ、六回2死二塁では右前適時打、七回2死満塁では左前に2点タイムリーを運んだ。佐藤輝は九回無死二、三塁での3ランで今季31打点。富田蓮投手(23)の後を継いで四回からジェレミー・ビーズリー投手(29)が3回ゼロ封で今季初勝利(1敗)。前川右京外野手(21)は八回の右前打が20打席ぶり安打。藤川球児監督(44)の主な一問一答は以下の通り(成績=17勝13敗1分、観衆=4万2341人)。

★テレビインタビュー編

ーーゲームを振り返って

「点数は入りましたけど、勝負どころは前半、中盤であった気がしますね」

ーー打線のつながりは

「立ち上がりから戸郷投手が素晴らしい状態で、何とか展開を考えながらではありましたけど。最後はつながりましたけど、非常に難しいゲームでしたね」

ーー森下は4安打

「(四回の本塁打は)スリーボールから一発で仕留める。素晴らしい活躍でしたね」

ーー富田の評価

「元々プランの中にあった1つで、ビーズリーと2人で行くというところがうまく、ハマったかなと思いますけどね」

ーービーズリーはよく投げた

「そうですね、ある意味で言うと、このためにと言いますか、今日のためにというのもあったので素晴らしい活躍で、今日はビーズリーさまさまですね」

ーー6日以降に向けて

「今日のゲーム、非常に重要と捉えてましたけど、明日才木ですからね。頑張ってくれると思いますから、また明日も丁寧に頑張っていきたいと思います」

★囲み編

ーー富田は行けるところまでというイメージ

「うん、まあまあ、たまたま今日はね」

ーービーズリーは、これまで難しいところもあった中で

「(敗戦投手となった4月30日の敵地での中日戦から)登板間隔としても、ちょうど良かったし、はい」

ーービーズリーは今後もこういう形に

「今、終わったばかりですからね」

ーーバッテリーごと代えたのは、ビーズリーと梅野との相性を考えて

「どうでしょうね、そのあたりは、勝負の展開ですからね。その日その日にはよりますけど」

ーー継投で試合の流れを持ってくるのは、狙い一つ

「まあ、狙いと言いますか、勝負をしなければいけないですから、今日決めたことでも、別にないし、そのあたりは、まだ5月始まったばかりですから」

ーー戸郷を打ち崩せない中で

「いや素晴らしかったですね、非常にいいボール投げてて、本当に敵ながらエースだなという投球でしたから。うちの選手たちも対戦しながら刺激を受けたんじゃないかなと。押されている感じはありましたね」

ーーそれだけに森下の一発は大きかった

「毎回大きいですね」

ーー戸郷は阪神にいい印象を持っていない

「それは主観でしょ。いい印象がないかもというのは誰からも、その意見を聞いていないので。それは軽々には言えないですね」

ーーこどもの日に9連勝

「それはまあ、全く考えていなかったですね。でも、いい日になったんじゃないですかね」

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