全高“約1.9m”! ダイハツの背高すぎ「“超スーパーハイト”軽SUV」! 大きな「タント」も上回る“圧倒的なデカさ”採用! とにかく「ひろ~い」車内スペースד観音開きドア”実現した「デカデカ」に大注目!
ダイハツが2013年に公開した斬新なモデル「DECADECA」とは、一体どのようなクルマなのでしょうか。
全高“約1.9m”! ダイハツの背高すぎ「“超スーパーハイト”軽SUV」
2025年10月30日から11月9日にかけ、国内最大のモーターショー「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー)2025」が開催されます。
過去のモーターショー同様に、今年もさまざまなコンセプトカーの展示が行われ、来場者の注目を集めることでしょう。
今回は、2013年に開催の「第43回 東京モーターショー」にダイハツが出展して話題を呼んだコンセプトカー「DECADECA(デカデカ)」について改めて振り返ります。
デカデカは、ダイハツが得意とする“小さなクルマ”の可能性を広げるというテーマのもと開発され、「スーパースペース」という新カテゴリを提案したモデルです。
その特徴は、ワンボックスタイプの普通車に匹敵する優れた見晴らしと、高いスペースユーティリティにあります。
そしてこの個性を存分に生かし、週末のアウトドアライフを楽しむ若者やヤングファミリー、アクティブシニアなど、幅広い層がターゲットだと当時説明されていました。
デカデカのボディサイズは、軽自動車規格いっぱいの全長3395mm×全幅1475mmにくわえ、全高は1850mmと非常に高く設定。
この高さ方向のスペース活用が同車最大のポイントであり、室内高は一般的なゴルフバッグであれば立てたまま積載できる1455mmを確保しました。
さらに、地面からドア開口部上端までも1700mmと高く、車体左側のドアを観音開きにすることで、大人も子どもも乗り降りしやすい設計です。
エクステリアも個性的で、横長のフォグランプやシルバーのフロントガードを装着したSUV感のあるデザインを採用。
これは、日常使いだけでなく幅広いシーンで活躍できるモデルであることを、デザインからもアピールするという意図が込められたものでした。
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このようにデカデカが提案したスーパースペースという個性的なコンセプトは、発表直後から多くのユーザーに支持を受け、実車の開発へと繋がりました。
出展から約1年後の2014年11月に、「ウェイク」という車名となって、実質的に市販化を果たしたのです。
ウエイクは、全高1835mmとデカデカより若干低くなり、また観音開きのドアも実現はしませんでしたが、高く広い室内空間はデカデカのスーパースペースを色濃く継承していました。
そしてウェイクは2022年に販売を終了しましたが、その特徴やテイストは、現在、軽スーパーハイトワゴン「タント」の派生モデルである「タント・ファンクロス」に受け継がれています。