SSD全体が大幅安、NVMe SSD/SATA SSDともに2TBが久々の12,000円割れ [5月前半のSSD価格]

SSD全体が大幅安、低価格品や特売品増加で2TB SSDが久々の12,000円割れ 【画像】Samsung「9100 PRO」は在庫切れが目立つ(5月10日撮影)  大型連休中に数多くの特価・下落が出現。低価格製品の増加や調査範囲の拡大もあり、SSD全体として価格が大きく下がっている。  PCIe 5.0 x4対応は、最大リード10,000MB/s級のキオクシア「EXCERIA PLUS G4」2TBが2,000円安の26,480円(1GB単価13.2円)、1TBが1,500円安の15,380円(15.4円)に下落。より高速な12,000~14,000MB/s級は、ADATA「LEGEND 970 PRO」2TBが3,680円安の29,800円、Crucial「T705」ヒートシンク搭載4TBが2,100円安の85,180円など値下がりの動きが目立つ。  なお、最新かつ最速のSamsung「9100 PRO」は、ヒートシンク搭載、非搭載ともほぼ横ばい。ただし、1~2TBは在庫ショップ数が減少しており、特に2TBモデルは品薄となっている。 □最大リード6,000MB/sの2TB SSDが11,980円  最も値動きの激しいPCIe 4.0対応・6,000~7,000MB/s級の容量別最安値は、8TBがADATA「GAMMIX S70 BLADE」で7,000円安の89,800円(1GB単価11.2円)、4TBがKingston「NV3」で33,980円(8.5円)、2TBはaddlink「S85」で11,980円(5.8円)、1TBもaddlink「S85」で7,480円(7.3円)。M.2/NVMeタイプの8TBモデルが9万円を切るのは今回が初めてだ。  このうちaddlink「S85」(512GB~2TB)は今回調査で販売開始を確認。最大データ転送速度はリード5,400~6,000MB/s、ライト2,700~5,700/sとなっている。M.2/NVMe全体の1~2TBクラスで最も安く、特に2TBモデルは一昨年以来の12,000円割れを記録。この速度帯の次点Princeton「PHD-ISM2G4」は14,550円で2,570円の差があり、addlink「S85」の安さが際立つ。  ほかに、Crucial「T500」ヒートシンク搭載4TBが1,100円安の43,880円、キオクシア「EXCERIA with Heatsink」4TBが5,000円安の43,980円、2TBが1,500円安の22,480円、ADATA「LEGEND 860」2TBが16,980円、SK Hynix「Platinum P41」2TBが2,300円安の17,980円、1TBが2,999円安の8,980円、Western Digital(Sandisk)「WD Black SN7100」2TBが1,500円安の19,980円など。  そのWestern Digital(Sandisk)「WD Black SN7100」には、発売済みの500GB~2TBに加えて4TBが販売開始。最大データ転送速度は1~2TBモデルがリード7,250MB/s、ライト6,900MB/sなのに対し、4TBモデルは7,000MB/s、6,700MB/sで、総書き込み容量(耐久性)2,400TBWとなっている。価格(最安値)は41,019円(1GB単価10.3円)だ。  一方、Western Digital(Sandisk)「WD Black SN850X」は値上がりの動き。特に8TBは一部ショップで11万円台に高騰し、平均の値上がり率が最大13%近くにもなっている。 □NVMe SSD 4TBが32,380円  PCIe 4.0対応・5,000MB/s級の最安値は1~4TBがKowin「LNV400」で、4TBが32,380円(1GB単価7.9円)、2TBが800円安の14,180円(6.9円)、1TBが400円安の8,580円(8.4円)。500GBクラスはCrucial「P3 Plus」で470円安の5,600円(11.2円)。  個別に見ると、Western Digital(Sandisk)「WD Blue SN5000」2TBが1,600円安の17,200円、M.2 2230サイズのMicron「2400」2TBが2,010円安の22,980円など。4月26日(土)にはWestern Digital(Sandisk)「WD Blue SN580」2TBが15,280円、5月3日にはキオクシア「EXCERIA PLUS G3」2TBが14,980円、Team「MP33」1TBが6,980円(1GB単価6.8円)だった。M.2/NVMe 1TBクラスの7,000円割れは昨年8月以来だ。  そのほかのPCIe 4.0/3.0対応の最安値は、4TBがCrucial「P3」が37,980円(1GB単価9.5円)、2TBがADATA「LEGEND 800」で14,480円(7.2円)、1TBがMSI「SPATIUM M450」で7,580円(7.6円)、500GBクラスがApacer「AS2280P4X」で4,480円(8.8円)。5月3日にはApacer「AS2280P4X」512GBが4,180円(8.2円)だった。  個別には、Western Digital(Sandisk)「WD Red SN700」4TBが2,300円安の55,180円、2TBが1,200円安の31,780円など。新製品もあり、ADATA「LEGEND 710」(256GB~2TB)が一部販売開始。最大データ転送速度はリード2,100~2,400MB/s、ライト1,000~1,800MB/s、総書き込み容量65~520TBWで、512GBと256GBが出回り始め、価格はそれぞれ4,980円、2,980円となっている。 □SATA SSD 2TBも一時12,000円割れ  SATA SSDの最安値は、4TBがTeam「QX」で33,000円(1GB単価8.1円)、2TBがApacer「AS350X」で14,280円(7.0円)、1TBクラスがaddlink「S20」などで6,980円(6.8円)、500GBクラスが「AS350X」などで3,980円(7.8円)、250GBクラスがSilicon Power「A55」で2,400円(9.4円)、120GBクラスがApacer「AS350X」で1,680円(13.1円)。  大幅に下落したものもあり、Samsung「870 EVO」4TBが10,000円安の44,980円(1GB単価11.2円)、5月3日にはADATA「SU650」2TBが11,980円(5.8円)で特売。後者は2.5インチ2TBクラスとして、昨年2月(11,880円)以来の安値だ。上述したように、M.2/NVMe 6,000MB/s級の2TBも同額の11,980円を付けており、2TB SSDの12,000円割れは今回調査の目玉と言えよう。  このほか、Western Digital(Sandisk)「WD Red」4TBが1,400円安の49,580円、2TBが1,100円安の29,880円、Western Digital(Sandisk)「WD Blue SA510」4TBが1,000円安の41,980円、Samsung「870 QVO」2TBが3,480円安の20,500円、ADATA「SU650」960GBが1,000円安の6,980円など。ただし、Western Digital(Sandisk)「WD Red」4TBは一部ショップで93,800円と極端な値上がりも見られた。

AKIBA PC Hotline!,サハロフ佐藤(佐藤 純一)

AKIBA PC Hotline!
*******
****************************************************************************
*******
****************************************************************************

関連記事: