【虎将トーク】阪神・藤川監督、CS前にナインに「気付かせないこと」 そのココロは「話しても分からないと思う」
阪神はレギュラーシーズン最終戦から一夜明けた3日、CSファイナルステージ(15日開幕)に向けて、甲子園球場で全体練習を行った。藤川球児監督(45)の主な一問一答は以下の通り。
ーー原口とも会話をしていた
「昨日(2日)のお礼とか、そういうことですね。特に言うことはないですね」
ーー試合が終わった時点からかもしれないが、またリスタート
「普段とやっていることは一緒ですね」
ーー最終戦の翌日は全休になることもあるが、練習を行った意味合いは
「普通に練習をしています。普通に練習をしているでしょ」
ーー試合日同様に
「試合はもうずっと考えていなかったので。昨日は『原口のゲーム』ということでやっていましたけど、初めから目指すところは伝えてあったので、全然、普通に練習をしている。前にも言ったと思いますけど、練習に良い状態で入っているので。それが昨日のゲームにも少し出たし、良いんじゃないでしょうか、今のところ」
ーーCSファイナルまで期間もあく中で、フェニックス・リーグも活用しながらか
「大丈夫でしょう。場所どうこうということは、ここ最近を見ていると、大丈夫かな、と思いますけど」
ーーフェニックス・リーグは初日からCSまでの期間で見るのか
「何日から始まるのか知らないです」
ーー6日から
「最初からになりますね。1日からじゃないんですね。まずそれを知らないので。自分たちは週明けから宮崎の街に、お世話になります。おいしい料理を楽しみに行かせていただきます」
ーー選手を見極めることに重点を置くのか
「それは普段からやっていますし、今日、全員が抹消になりますから、状態の良い選手を使うというところですね。みんなが常に磨いているのは(昨年)11月から同じですから」
ーー投手、野手ともに勢いのある選手が出てきてほしい
「出てくるでしょう」
ーーその意味もあって早くから行く
「早くから行くというか、自分は基本、ずっと向こうにいるのは、それが理由です。こっちで、残留でSGLで練習している時はある程度、調整をすればいいけれど、向こうでの試合は、しっかりと見ていますから。宮崎に来れば、ゲームの4時間は本気でいくことは、それはもう自分がここにいるし、自分の目の前は真剣にやってもらうということですね」
ーーベンチに入って指揮を執るのか
「今まで通りですね。私が監督としてベンチにいることは、その4時間は体を借りるということです。あとは自分磨きの時間に充てていますから」
ーー〝ミスターオクトーバー〟に期待するが
「それはだいぶ前から、そういうふうな選手の起用は始めていますから。だいぶ前から。今からやっているようでは遅いと思いますけどね。今日は特にお話しすることはないかな、という感じだけど。美味しい料理を楽しみにいきましょう」
ーー以前にシーズンを備前焼に例えていたが、今の時期は
「選手たちにはとにかく、いろいろなことに対して気付かせないことです」
ーー気付かせないとは
「何と言いますかね。言葉にすると分かってしまうので。特に言えないことが増えてきました。導くことが仕事ですから。その辺りはやめておきましょう。話しても分からないと思うので。これからやることは、ほとんど分からない。終わった後に話しましょう」
ーー1軍以外の若手も発掘する場になる
「24時間、寝ているとき以外は指揮を執っていますから。それが仕事ですから。寝ている間はしていませんよ。当たり前のことなので、特に何も変わりはないです。彼らは、現役の間は引退するまで常に磨き続けることを求められるだけです。こちらはどうこうはないです。モチベーションとかになったり、ならなかったりで、あまり関係ないですから。モチベーションはね。昨日話した通りです。今はみなさんに話せることがあまりないんです」