ロバーツ監督 「ヤマモトはロボットかもしれない」山本由伸はアメリカでもすでに伝説となりつつある

ロバーツ監督(c)SANKEI

ワールドシリーズ連覇を果たしたロサンゼルス・ドジャースの面々が、米ABCテレビの深夜の人気トーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』に出演した。

シャンパンシャワーの余韻を残したまま登場したのは、デーブ・ロバーツ監督、ウィル・スミス捕手、エンリケ・ヘルナンデス内野手、タイラー・グラスノー投手、ブレイク・スネル投手の5人。

番組では連覇の裏側が語られる中、話題の中心となったのはワールドシリーズMVPに輝いた山本由伸投手(27)だった。

司会のジミー・キンメルが「ヤマモトがワールドシリーズで17イニングを投げました。あれほどのパフォーマンスを見たことがありますか?」と問いかけると、ロバーツ監督は即座に「そんなものは見たことがない」と断言。

「彼の体格を見ればわかるように、大柄な選手ではない。だが精神的な強さは、これまで出会った誰よりも際立っている。もしかしたらロボットなんじゃないかと思うくらいだ」と笑いを交えて語った。

キンメルが「誰か調べた方がいいですね」と返すと、ロバーツ監督は「ロボットといえばショウヘイ(大谷翔平)の方かもしれないけどね」と笑い、スタジオは爆笑。

だがその冗談の裏には、監督としての本気の敬意がにじんでいた。ロバーツ監督は続けて「彼は信じられないレベルの集中力と忍耐力を持っている。チームのためなら何度でも腕を振る。その姿勢がこのチームを連覇へ導いた」と語った。

さらに番組では、第6戦・第7戦を通じて見せた山本の"限界を超えた登板"についても言及。

スミスは「13回あたりで足がけいれんしていた」と告白し、ロバーツ監督も「ウィルを交代させるようトレーナーに言われたが、私は"彼を代えるつもりはない"と言った」と裏話を明かした。

そのうえで、「13回頃、ヤマモトが自ら"野手を投げさせるわけにはいかない"と言ってきた。もしフレディ(フリーマン)のホームランがなければ、彼が再びマウンドに上がっていた」と驚きのエピソードを披露。指揮官の信頼がいかに絶大であったかを物語った。

ワールドシリーズで3勝、防御率1.02。わずか2年目で"ドジャースのエース"の称号を確固たるものにした山本の名は、アメリカでもすでに伝説となりつつある。ロバーツ監督は番組の最後にこう締めくくった。

「彼のような投手がいる限り、私たちはどこまででも勝ち続けられる」

笑いに包まれたスタジオの空気の中で、ロバーツ監督のその言葉だけが、確かな重みを持って響いた。

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