NY市場サマリー(26日)円が軟化、株横ばい
<為替> 円が軟化した。投資家は引き続き、介入の可能性を注視している。
ドルは取引量が少ない中、ユーロに対して小幅に上昇した。
円は最近の安値からは持ち直しているが、日本の当局は介入の可能性を警告している。
ドル/円は0.48%高の156.54円。先週金曜日には157.77円を付けていた。
ドル指数は0.01%高の98.04となった。
一方、ユーロ/ドルは0.04%下落して1.1772ドル。英ポンドは0.22%下落して1.3493ドルとなった。
フェデラルファンド(FF)金利先物トレーダーは、来年2─3回の25ベーシスポイント(bp)利下げを織り込んでおり、最初の利下げは3月に行われる可能性がある。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは0.58%下落し、8万7340ドルとなった。
NY外為市場:
<債券> 10年国債利回りが低下した。今週はクリスマス休暇で取引が短縮され、比較的静かな値動きとなった。
10年国債の利回りは クリスマスイブの市場終値から一時1.3ベーシスポイント(bp)低下し、4.121%となった。
2年債と10年債の利回り格差は64.1bpだった。
CMEグループのデータによると、1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での金利引き下げに対する市場予想は17.7%だった。
米金融・債券市場:
<株式> クリスマス後で取引量が少ない中、ほぼ横ばいで取引を終えた。主要3株価指数は週次では上昇を記録した。
市場参加者は、年の最後の5営業日と新年の最初の2営業日は株価が上昇するとされる「サンタクロース・ラリー」現象を注視している。
今年は残り3営業日となる中、ハイテク株中心のナスダックを筆頭とする主要3指数は、いずれも2桁の上昇率を記録する見込みだ。
米国株式市場:
<金先物> 世界各地での地政学的リスクの高まりを背景に安全資産としての金に買いが集まり、反発した。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は、前営業日比49.90ドル(1.11%)高の1オンス=4552.70ドルと、中心限月清算値ベースで最高値を 更新した。
NY貴金属:
<米原油先物> ウクライナ和平交渉進展の兆しが注目される中、供給過剰懸念を背景に売りが加 速し、続落した。米国産標準油種WTIの中心限月2月物は前営業日(24日)清算値(終値に相当)比1.61ドル(2.76%)安の1バレル=56.74ドル。3月物は 1.57ドル安の56.56ドルだった。
NYMEXエネルギー:
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