トランプ氏とプーチン氏が電話会談、イスラエルとイランの危機巡り

Bloomberg News

ロシアのプーチン大統領とトランプ米大統領は14日、イスラエルとイランの危機深刻化を巡り、約1時間にわたり電話会談を行った。

  トランプ氏は自身のソーシャルメディア、トゥルース・ソーシャルへの投稿で、プーチン氏が「私と同じく、このイスラエル・イラン戦争が終わるべきだと考えている」とした上で、プーチン氏に対し、ロシアとウクライナの戦争も終結すべきだと説明したという。それ以上の会談の内容は明らかにしなかった。

  また、トランプ氏によれば、プーチン氏は「とても親切にも」自身の79歳の誕生日を祝うために電話してきたという。

イスラエルの攻撃で炎上したイランの首都テヘランの石油貯蔵施設(6月15日)

  プーチン氏は電話会談で、イスラエルのイランに対する軍事作戦を非難し、事態がエスカレートすれば「地域全体に予測不能な結果」をもたらしかねないとの深刻な懸念を表明したと、国営タス通信がロシア大統領府のウシャコフ大統領補佐官(外交政策担当)を引用して伝えた。

  ウシャコフ氏によれば、トランプ氏はプーチン氏に対し、米国がイランとの核協議に復帰する可能性を排除しないと述べた。15日にオマーンで予定されていた核協議は中止されたと、ホワイトハウス高官とオマーン外相が明らかにした。

原題:Trump, Putin Discuss Middle East Tensions in Hour-Long Call (1)(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE

関連記事: