台風23号発生へ…予想進路、気象庁や米軍、ヨーロッパの見方 3連休中に近畿や関東地方に接近恐れ
気象庁の2025年10月8日午後9時の実況によると、台風23号(ナクリー)は日本の南を北北西に進んでおり、10月11日からの3連休中にも近畿地方や関東地方に接近する恐れがある。予想進路について気象庁や米軍合同台風警報センター(JTWC)、ヨーロッパ中期予報センターの見方をまとめた。
気象庁の進路予想
台風23号は10月8日午後9時現在、日本の南を1時間に30キロの速さで北北西に進んでいる。中心気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速18メートル、最大瞬間風速は25メートルで、中心から220キロ全域は風速15メートル以上の強風域となっている。
気象庁の進路予想を見ると、台風23号は日本の南の海上を北西に進むとみられ、まだ予想には幅があるが10日から11日にかけて沖縄に接近する可能性がある。11日頃から台風は東寄りに進路を変えるとみられ、3連休中の12日、13日にかけて近畿地方や関東地方に近づく恐れがある。12日午後9時時点の中心気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速25メートル、最大瞬間風速は35メートルの予報。
8日午後9時時点の気象庁の予報では、日本で風速25メートル以上の暴風域に巻き込まれる可能性があるエリアはない。
台風22号の影響が出る地域
米軍の見方
米軍合同台風警報センター(JTWC)の進路予想によると、台風23号は北東に進み11日ごろから東寄りに進路を変えながら進み、日本の南の海上でカーブするとみているようだ。まだ予報円は大きく、九州から本州の東海、関東を中心に風速15メートル以上の強風域に入る可能性がある。
中心付近の最大風速 10月8日午後3時:13メートル 10月9日午前3時:18メートル 10月9日午後3時:18メートル 10月10日午前3時:18メートル 10月10日午後9時:21メートル 10月11日午後3時:26メートル 10月12日午後3時:28メートル
10月13日午後3時:28メートル
ヨーロッパ中期予報センターの見方
リアルタイムの気象情報を提供するチェコの企業「ウィンディ・ドットコム」では、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)によって提供された解析気象データを基に台風の5日先までの動きを、アニメーションを使い視覚的に分かりやすく知ることができる。画面左下の「▷」ボタンを押すと、台風の動きが再生される。
「ナクリー」名前の由来
台風の名前は、「台風委員会」で各加盟国などが提案した名前が140個用意されており、発生した順につけられる。「ナクリー」はカンボジアが用意した名前で、「花の名前」に由来する。
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