【報道】PS4、2026年春から新作ゲームのオンライン機能6つが終了か

ゲームメディアInsider Gamingは、入手した内部文書をもとに、PS4の一部オンライン機能が2026年春に終了する可能性を伝えています。報道によると、指定された日付以降に提出されるPS4ゲームでは、特定の古い機能が使用できなくなります。終了対象となるのは、アクティビティフィード、タイトル小容量保存、タイトルユーザー保存、ユーザーとプロフィール、単語フィルター、共有メディアの各サービスです。

2026年春以降、新しく提出されるPS4ゲームでは以下の6つのサービスが利用できなくなります。これらはアクティビティフィード ウェブAPI、タイトル小容量保存(TSS)、タイトルユーザー保存(TUS)、ユーザーとプロフィール、単語フィルター、共有メディア ウェブAPIです。

PlayStation側の説明によると、「これらのサービスは、ゲーム機の世代を超えてより統一された、将来にわたって対応しやすい基盤を提供するように設計されています」とされています。この変更は新しいゲームの提出に対してのみ適用され、既存のPS4ゲームへの影響については明確にされていません。

PS4は2013年に発売され、2024年で11年が経過しています。後継機のPS5は2019年に発売されてから5年が経っています。現在でも多くの人がPS4を使用しており、人気タイトルの「コール オブ デューティ」シリーズなどは引き続きPS4向けにも発売されています。これは、まだPS5に買い替えていない多くのユーザーがいることを示しています。

ゲーム機業界では、新しい世代のハードウェア(ゲーム機本体)が発売された後、数年間は前世代との併売が続くのが一般的です。しかし、技術の進歩や開発コストの問題から、徐々に古いハードウェアへの対応が縮小されていきます。今回のサービス終了も、こうした世代移行の一環と考えられます。

PlayStation側は、複数の世代にわたってより統一された基盤を提供することを目的としており、古いサービスを段階的に終了することで、開発者により良い環境を提供しようとしています。

今回の発表は、PS4向けの新しいゲーム開発に影響を与える可能性があります。ただし、既存のゲームや現在開発中のタイトルへの直接的な影響は現時点では不明です。PlayStation 4のサポート体制が段階的に縮小される兆候として捉える声もありますが、完全なサポート終了の時期については明らかにされていません。

ゲーム開発者や販売会社は、2026年春の期限に向けて、新しいPS4ゲームの開発計画を見直す必要が出てくる可能性があります。

出典:Insider Gaming – “EXCLUSIVE – PlayStation is Sunsetting Some PlayStation 4 Services For New Titles in Spring 2026”

関連記事: