参政党マイク納めが「2万人→3000人」に激減 神谷代表は「マスコミの数字が異常」「色々なことが用意されていた」と“陰謀”示唆 最後は「みんな鬼殺隊になったつもりで電話かけまくろう!」と絶叫
この日東京は大寒波に襲われた。昼頃に降り始めた雪は積もることなくすぐに止んだが、夜は冷え込み0度近くに。それでも寒さに負けじと、オレンジ色の衣服を纏った熱心な支持者が続々と芝公園にやってきた。だが、明らかに「前回」と比べて人が少ない。 前回とは、参政党が14人もの当選者を出し、一躍、第三極として浮上した昨夏の参院選である。あの時のマイク納めも同じ芝公園だったが、一帯は阿鼻叫喚の様相を呈した。約2万人の支持者のなかに、100人以上の〈アホカス差別野郎〉〈レイシストに利用されるな〉と書かれたプラカードを持った過激「アンチ」集団が乱入。あちこちで押し合いへし合いを始めたのである。 「オメーら、警官なら手帳見せろよ。コスプレか?」 ドスの効いた声で、制止に入る警察官を威嚇する不届き者まで登場し、いつ乱闘や将棋倒しが起きてもおかしくない状況だった。最後に壇上に立った神谷宗幣代表はそんな喧騒をどこかしらご満悦な様子で見下ろし、「アンチの皆さんもお気をつけてお帰りくださいね」と煽り返していたのである。 あの混乱を繰り返さまいと、警察と話し合って対策を取ったのだろう。今回は前回にはなかったポールを用いた通路が設置され、新たに設けられた入口では荷物検査と金属探知機による身体検査が厳重に行われた。
だが、厳重すぎる警備は杞憂に終わったようだ。集まった聴衆は3000人から4000人くらい。前回は混雑で移動が困難な状態に陥ったが、今回は移動に不都合はなく、遅れてきた人も難なくステージ前まで行ける余裕があった。 そして、猛々しかったアンチの襲来もなし。確認できたのは7〜8人だけで、〈参政党ロシア手先〉〈女性を道具だと思っているだろ〉と書かれたプラカードを掲げ、端の方で拡声器も使わずに叫んでいるだけだった。 それでも支持者は大熱狂。応援弁士の田母神俊雄氏が「自民党は増税ばかりして、全く国民のためにはならない政治をやってきた!」「自民党は経団連の要求で安い労働力として外国人を受け入れてきた!」と呼びかけると、「そうだ!」「おかしい!」と大声で返した。 そして、前回この場で「私を皆さんのお母さんにしてくださーい!」と叫んで、東京選挙区で当選した“さや”こと塩入清香参院議員が登壇。 「この選挙は高市内閣や野田内閣を信任するための選挙ではありません。日本がこれから移民大国になって行くのか、それとも日本人が日本人の手でもう一度立ち上がって行くのか、その天下分け目の関ヶ原でーす!」 聴衆からは一斉に歓声が上がり、日の丸がはためくのだった。
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大トリはもちろん神谷代表だ。 「今回逆風も強くて大変な選挙だったと思います。けれども党員さんたちの士気はめちゃくちゃ高いんですね。どこに行っても過去最高規模に街頭演説に集まっていただきました」 といきなり目の前の状況と矛盾したことを言う。そして、解散総選挙の背景に「陰謀」があったかのようなことを言い始めた。 「色々な指示があったんでしょうね。私はトランプさんがここに来て、高市支援とか言い出すから、外圧があったなと今は感じていますよ」 「そう考えると色々辻褄が合うんです。急に読売新聞が発表したりね…。異常に数字がおかしかったりね。我々、全国回っていて参院選より人集まっているんですよ。けど、それが全然数字に反映されてこない」 「色々なことが用意されていたとしたら合点が行きます。これは後で分析しないとわからないんですよ。けど、参政党にはロシアのボットの工作があるんだ、SNSを規制しないといけないと言っていた人たちの影響が今回の選挙に強くあるなと感じているんですが、みなさんどうですか」 そして、腕時計に目をやり「あと(選挙運動の締め切り時刻まで)4時間ですねぇ」。 「もう一発やってやりませんか、みんなで」 「やるぞー!」 「奇跡の巻き上げやってみませんか、ねぇ。メディアの数字には煽られないド根性見せてやりませんか」 「おー!」 「私の演説終わったらみんなで電話がけしましょー!」 「やるー!」 「みなさん鬼殺隊になったつもりで。鬼舞辻無惨と戦うと思ってやってください! みなさんはこれから4時間、無限城に入りますよー。無限城の戦いですよーー!」 最後はわけのわからないシュプレヒコールで大団円を迎えたのだった。はたして“鬼殺隊”の猛追は、失速した党勢を救えたのか――。 関連記事【「三顧の礼」で迎え比例単独1位の超VIP待遇 なぜ参政党・神谷代表は豊田真由子氏を「三国志の諸葛亮孔明」みたいに厚遇するのか】では、不思議なほど神谷代表が豊田真由子氏を「厚遇」する謎について迫っている。
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