【○虎将トーク】阪神・藤川監督、佐藤輝の現状「みなさんの方が興味があると思いますけど…」早川のCSへの期待「みなさんにお任せします」

三回1死、DeNA・蝦名達夫の三塁線へのゴロを好捕後、一塁に送球する阪神・佐藤輝明=甲子園球場(撮影・水島啓輔)

(セ・リーグ、阪神4ー0DeNA、23回戦、阪神14勝7敗2分、19日、甲子園)阪神が今季28度目のゼロ封勝利。03、05年の球団最多87勝まで、残り8試合で4勝とした。四回2死一、二塁での高寺望夢内野手(22)の右前適時打が敵失も重なり、2点を先取。五回には森下翔太外野手(25)が今季4度目の2試合連続本塁打で3点目を加え、六回2死一、二塁では代打ラモン・ヘルナンデス内野手(29)の右前適時打で突き放した。甲子園初先発で6回を投げた早川太貴投手(25)は2連勝。再登録された岩崎優投手(34)が九回を3人で締めた。蓄積疲労によるコンディション不良で2戦連続ベンチ外からスタメン復帰の佐藤輝明内野手(26)は3打数無安打1四球。また早川、岩崎に加えて小幡竜平内野手(24)が登録され、湯浅京己投手(26)、栄枝裕貴捕手(27)、原口文仁内野手(33)が再調整となった。藤川球児監督(45)の主な一問一答は以下の通り(成績=83勝49敗3分、観衆=4万2601人)。

★テレビインタビュー編

ーー早川が2勝目を挙げて、また自信をつかんだのではないか

「そうですね。彼の良さが十分に出た投球でしたね」

ーー本人もゴロアウトを取れたことで、長所が出せたと振り返っていた

「まだ立ち上がりに課題がありますけど、その辺りは投手コーチたちと中で詰めていけばいいと思いますから、特長自体は十分に出せているのではないかな、と思いますね」

ーー先制打の高寺をはじめ、若い選手が経験を積んで自信を深めているのでは

「年齢やキャリアは関係ないですけど、今シーズンに関しては、このまま突き進んでいってもらいたい。来シーズンは全く別ですから。年が明ければ全く別の姿になると思いますから。今シーズンぐらいは、みんな、持ってほしいですね」

ーー岩崎は1回無失点だったが、良い休養の10日間になったか

「そうですね。パフォーマンスが出ていましたし、コンディションも良く、でも、自分たちが向かうところはまだ先ですから。なので、こういう時こそしっかりとやっていく、と。それに尽きると思います」

ーー佐藤輝は元気にプレーしていたことが全てを物語っているか

「どうですかね。みなさんの方が興味があると思いますけど、グラウンドに出て、最後の方までプレーしていたので、どうでしょうね」

ーー20日も同じカードでデーゲームがある

「気温も少し気になりますけど、コンディション等が一番ですけど、ファンのみなさんに楽しんでいただけるようなゲームになればいいし、ならなければ糧として次に向かうというところですから、明日を迎えてみましょう、というところですね」

★囲み編

ーー早川は攻める投球もできていた

「そうでしょうね。良かったと思います」

ーー無失点(3戦11回⅓をゼロ封)も継続して、クライマックスシリーズへの期待は

「その辺りもみなさんにお任せします」

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