「スマホに依存しない子」の親がしている、たった1つの習慣(ダイヤモンド・オンライン)
「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。同書の刊行に寄せて、ライターの小川晶子さんに寄稿いただいた。(ダイヤモンド社書籍編集局) 【この記事の画像を見る】 Photo: Adobe Stock ● スマホをずっと見てしまう6年生 小学生の子を持つ親の多くが悩むのが「デジタルデバイスとの付き合い方」だ。 いまはスマホを持ち始めるのも低年齢化しており、さすがに低学年でスマホを持っている子はなかなかいないが高学年になるとよく見かける。 6年生の娘を持つ友人は「ずっとLINEしてるか、動画を見てる」と言っていた。 「スマホばかり見ていないで勉強しなさいよ」と言っても馬耳東風なのだそうだ。 一度スマホを手に入れると、つい見てしまうのはよくわかる。 とくに目的がなくてもなんとなく気になって見てしまう。大人がそうなのだから、子どもがそうなるのも当たり前だ。 ● スマホやタブレットを使わせないわけにはいかないけれど ただ、教育関係の書籍や記事を多く執筆している私が、これまでさまざまな専門家に話を聞いてきたところでは「子どものスマホやタブレット使用は控えるべし」というのがスタンダードな見解。 とくに小学生までは自分で時間をコントロールすることが難しく、際限がなくなりがちだ。デジタルに触れる時間が長ければそのぶんリアルに触れる時間が減り、脳の発達にも良くない。 とはいえ、この「デジタル時代」にスマホやタブレットをまったく使わせないわけにもいかないのが悩ましいところである。 高学年になってスマホを渡したあとで急に「時間を決めて使いなさい」と言っても難しいので、スマホを持つ前から、「時間を決めて守る」トレーニングをすることが大事だ。 ● 低学年から、ルールを守る練習を 『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』の中には、「スマートフォンやタブレットをつかうじかんをまもろう」というページがある。 ・スマートフォンを つかう じかんを きめよう。 ・タイマーを セットして じかんに なったら おわりにする。 ・やくそくした じかんを まもった じぶんを ほめよう。 ・スマートフォンのほかにも たのしいことは あるよ。 (『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』p.61) (親の)スマホ、タブレット、ゲームなどデジタル機器を使う時間を決めて、約束を守れたら褒める。 これを繰り返して、自分のスマホを持つようになってもルールを守れるようにするのが良いだろう。 また、「おうちの方へ」の中には、こうある。 スマートデバイスの利用には一貫したルールが必要です。ルールを決めたら「今回だけいいよ」と特別扱いせずに、必ず守らせましょう。 (『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』p.61) 我が家でも心当たりがあるが「今日だけ特別」「今回だけいいよ」があると、ルールは形骸化してしまう。だからこそ、一貫性を持って約束を守らせることが大事なのだ。 低学年からルールを守るためのトレーニングを重ねることで、高学年になったときのスマホをめぐるトラブルを減らせるはずだ。少なくとも、突然スマホを渡すよりずっと安心できる。
小川晶子