トム・クルーズ、ホッキョクグマを探して北極圏を爆走していた|シネマトゥデイ

パリス役のポム・クレメンティエフ

 北極圏で映画撮影を行う際、普通ならホッキョクグマと遭遇することは避けたいはずだが、トム・クルーズにとっては違うようだ。人気アクションシリーズ第8弾『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』の来日記者会見で、パリス役のポム・クレメンティエフが明かした。

【画像】ポム・クレメンティエフが大胆すぎるドレスで都庁に!

 世界を股にかけた美しいロケーション撮影でも知られる本シリーズ。最新作となる『ファイナル・レコニング』のロケ地の一つには、マイナス40度にもなり一面が銀世界の、北極圏にあるスヴァールバル諸島が選ばれている。

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 同所に滞在した際、トムが運転するスノーモービルの後ろに乗ったというポムは「彼はすごく速く走らせていて、わたしは『オーマイゴッド! 速すぎる!』と思っていたんだけど、言わなかった。何と言ってもトムだし(笑)」と笑って打ち明ける。

 「そうしたら彼が『僕たちはホッキョクグマを見つけなきゃ!』って言い出して、わたしは『いいね! でも……それって本当にいいアイデアなのかな……?』って感じで。でも彼は『もちろん! ホッキョクグマを探そう!!』って(笑)」とホッキョクグマにハイテンションになってしまったトムとのエピソードを披露し、会場を沸かせた。

 ちなみに、人里離れた極限の地ゆえ、ホッキョクグマの方から『ミッション:インポッシブル』チームのところへやって来ることも何度かあったとのこと。クリストファー・マッカリー監督は「同所での撮影中は皆でボートで暮らしていたのだが、ホッキョクグマもそれに乗ろうとしてきたんだ」と語っていた。(編集部・市川遥)

映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は5月23日より全国公開 5月17日~22日まで先行上映

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ミッキー&フレンズと King & Prince のスペシャルアートとスペシャルロゴ - (C) Disney

 ウォルト・ディズニー・ジャパンは10日、ミッキーマウスと King & Prince がコラボレーションした、新たなオフィシャルテーマソング「What We Got ~奇跡はきみと~」が制作され、5月23日にデジタルリリースすることを発表した。同社によると、世界で初めて日本人アーティストと一緒に制作したミッキーのオフィシャルテーマソングとなり、ミッキー&フレンズと King & Prince それぞれのロゴが一体化したスペシャルロゴとスペシャルアートも公開された。

 「ミッキーマウス・マーチ」に続くオフィシャルテーマソングとなる「What We Got ~奇跡はきみと~」は、自分らしく大切な人を思う友情ソング。2016年に発表されたディズニーソング「What We Got (Mickey's Birthday Song)」をベースに、音楽にはオリジナルアレンジが加わり、King & Prince 自身が手掛けた日本語訳詞によって、新たなディズニーソングが完成した。

 これは、ディズニーが展開する大型プロジェクト「ミッキー&フレンズ・イン・リアル・ライフ」から生まれた奇跡のコラボレーションだ。スペシャルアートでは、キャンペーンテーマである“ミッキーたちと、私たちが日常を共に過ごす”を、ポップカルチャーの発信地・渋谷を舞台に表現。幼少期からミッキーが大好きで、いつもそばにいたという King & Prince が、ミッキーたちと共に過ごす瞬間を切りとった、心弾むビジュアルとなっている。

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 このコラボレーションは、5月10日に行われた「King & Prince LIVE TOUR 24-25 ~Re:ERA~ in DOME」みずほPayPayドーム福岡公演の中盤、ミッキーマウスから King & Prince への電話をきっかけに発表された(発表動画のアーカイブは後日配信予定)。

King & Prince

 メンバーの永瀬廉は「ミッキーは子どものころから、いつもいつでも隣にいて、寄り添ってくれる存在でした。今回のことは、僕の人生の中でもトップレベルに幸せな出来事です!」と歓喜のコメント。高橋海人(※高ははしごだか)も「本当に夢でした。小さい頃からミッキーと一緒に英語を学んだり、会いに行ったり、ずっと身近でありながら夢のような存在だったので、一緒に何かしてみたいな……と思っていました。ベストフレンドとしてテーマソングを歌うことができて、最高の形で夢が叶いましたし、おそらく僕らの中で一生の宝物になります!」と喜びを明かしている。

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 2028年に100周年を迎えるミッキーと、2028年にデビュー10周年を迎える King & Prince には同じ年にアニバーサリーイヤーを迎える共通点も。永瀬は、楽曲について「僕らのファンの方々はもちろん、ディズニーのファンの方々に楽しんでいただきたいのですが、なにより僕らが一番楽しみました。創り上げていく中で意見や提案をたくさん出させていただき、曲自体も細かいところまで“こうしたほうがもっと魅力が出るんじゃないか・・・”と話し合って、自信を持って“これだ!”という楽曲になったので、期待して待っていていただけたら嬉しいです!」と手ごたえを語り、高橋は「この楽曲はみんなのものだと思うので、歌詞や音楽を思う存分楽しんでください! みんなで手を取り合って、一緒にこの楽曲を盛り上げていけたらなと思います!」と熱を込めた。

 ミッキー&フレンズと King & Prince が出演する楽曲のミュージックビデオも発表予定。そのほかにも“ミッキー×キンプリ”の関連情報が今後発表になる予定。(編集部・入倉功一)

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花江夏樹と日野聡

 声優の花江夏樹が10日、都内で行われた『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』リバイバル上映の公開記念舞台あいさつに日野聡と登壇。主人公・竈門炭治郎役の花江は、日野が演じる煉獄杏寿郎に対する熱い思いを語った。この日は、みに隊士の竈門炭治郎、煉獄杏寿郎も来場し、イベントを盛り上げた。

【動画】「アニメ「鬼滅の刃」プロモーションリール2025

 累計発行部数1億5,000万部を突破した吾峠呼世晴による漫画作品が原作のアニメ「鬼滅の刃」。7月18日より『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』三部作の第一章が公開することを受け、4月4日から『鬼滅シアター -「鬼滅の刃」特別編集版 劇場上映-』と題し、各劇場にて「竈門炭治郎 立志編」から「柱稽古編」までの特別編集版が1週間ごとに限定上映されている。

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 その中の「無限列車編」は“鬼殺隊”の竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助が、鬼殺隊最強の剣士“柱”のひとりである炎柱の煉獄杏寿郎と合流し、闇を進む無限列車の中で鬼を相手に死闘を繰り広げる。

炭治郎役の花江夏樹

 同作で煉獄の命が果てることから、上映後に登壇した花江は「皆さん、どういう気持ちで座っているんだろうな……と気になりました。ひとしきり泣いているはずだから、どういうテンションで出ればいいのかな? というのはあった」と苦笑いしながらも、「また大画面で煉獄さんを見る機会をいただけてうれしい」と喜びのコメント。

 「無限列車での一夜しか関わりはないんですけど、炭治郎にとっては印象的というか心の支えになっている“柱の煉獄”さんと再認識しました」と話す花江は、「僕も炭治郎と同じ気持ちで、辛いときは煉獄さんの言葉を思い出して日常生活や仕事を乗り切っていて、煉獄さんは大きな存在だと普段から感じています」と打ち明ける。また、「ダメなんですよね。各シリーズにちょっと出てくるじゃないですか。煉獄さんが振り向いて(いる姿)、あの2、3秒で泣いちゃうくらい。ずるいですよ」と吐露すると、日野は「個人的に、もう関われないかなと思っていたから、各編でちょっと参加できたりした時はすごくうれしかった」と本音を明かした。

ADVERTISEMENT 煉獄役の日野聡

 そんな日野の「熱演に負けられない」と力を込める花江は「キャスト陣も最終決戦に向けて、すごい気合が入っている」と伝え、「だから『無限城編』楽しみにしていてください。素晴らしいものになっています」とアピールした。(錦怜那)

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』はリバイバル上映中

アニメ「鬼滅の刃」プロモーションリール 2025 » 動画の詳細

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『サンダーボルツ*』は音楽も特徴的! - (C) 2025 MARVEL

 マーベル・スタジオ最新作『サンダーボルツ*』(全国公開中)の音楽には、大友克洋監督による名作SFアニメーション『AKIRA』(1988)の影響があるという。楽曲を手がけた音楽グループ「サン・ラックス(Son Lux)」(ライアン・ロットイアン・チャンラフィーク・バーティア)が、本作のバーチャル記者会見で明かした。

【動画】アベンジャーズ不在でもやるしかない!『サンダーボルツ*』ファイナル予告

 サン・ラックスは、ライアンのソロ・プロジェクトとして始動したグループ。2015年にイアンとラフィークを新メンバーに迎え入れ、実験的なサウンドを追求した楽曲を数多く手がけてきた。2022年には、A24のヒット作『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の音楽で第95回アカデミー賞作曲賞にもノミネートされている。

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 メガホンを取ったジェイク・シュライアー監督は、登場人物の感情を表現する上で音楽を効果的に使用している。サン・ラックスは、劇伴を手がけるにあたって「変幻自在なテーマをつくる」ことを掲げていた。楽曲は参考資料や脚本を参考に、ポストプロダクションに入る前の早い段階から制作され、完成した楽曲が撮影現場で流れていたといい、サン・ラックスも普段とは違うプロセスを経験したという。

 「このプロセスは、僕たち3人もジェイクも楽しい発見の連続でした。まずは深く考えず、脚本を頼りに『とにかく作ってみよう』という感じで、何十ものテーマ案をジェイクに送りました。するとジェイクが、核になる音を選んでくれて、映画の世界観の『音』を早い段階で確立することができたんです。最初の台本読み合わせの際には、ジェイクが僕たちが作ったテーマ曲をキャストに流してくれました。撮影の雰囲気そのものを、音で作っていたんです」

テーマソングは撮影現場でも流れていた - (C) 2025 MARVEL

 『サンダーボルツ*』の楽曲には、数多くの映画音楽を聴いてきたメンバー3人の原体験も反映されている。イアンは、若かりし頃に観た『AKIRA』を挙げ、民族音楽を主題にしたアーティストグループ・芸能山城組が生み出すサウンドを聴いて「初めて背筋がゾクッとした」と振り返る。さらに、「KANEDA」で使用された竹製の民族楽器・ジェゴグは、本作の楽曲に影響を与えていると語る。

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 「『AKIRA』で使われていた竹の打楽器の音色が、『サンダーボルツ*』の楽曲、特にパーカッシブな面で無意識に影響を与えていると思います。『AKIRA』のスコアへの愛が自分の中で染みついていて、自然と出てきたのかもしれません」(イアン)

 『サンダーボルツ*』の音楽には、オーケストラによる派手なサウンドはもちろん、廃材の木の板やキッチン用品を活用した「家庭的で異質な音」も採用されている。

 「『サンダーボルツ*』は確かにスケールの大きな作品ですが、小さくて親密な関係性がテーマになっています。登場人物たちは、失望や後悔、葛藤を抱えており、最終的には一緒に乗り越える、あるいは決裂するかという状況に向き合わなければなりません。ジェイクはその親密さや繊細さを、音楽にも反映してほしいと指摘しました。一方でアクションも多いので、音楽には躍動感とエネルギーも必要です。そこで、僕たちは小さな音の可能性を探し始めました。ある日、僕はキッチンに大きな箱を持っていき、棚にあるものを全部引っ張り出して、鍋やスプーン、グラスなどでリズムループを作り始めたんです。そこで見つけた“木の板”の音が、映画全体に散りばめられていきました」(ライアン)

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 マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の歴史の重みを噛み締めながら、『サンダーボルツ*』固有の世界観をサウンドで表現してみせたサン・ラックス。ラフィークは「『サンダーボルツ*』には地に足のついた音楽が必要でした。MCUの偉大なスコアたちに敬意を払い、ジェイクと対話しつつ、自分たちなりのサウンドを重ねていくアプローチを取りました。この作品に関われたことを誇りに思っていますし、マーベルの歴史に自分たちなりの“小さなスタンプ”を押せたことを、心から光栄に思います」と感慨深げに語っていた。(編集部・倉本拓弥)

ファイナル予告|過去は消えない、でもやるしかない。|「サンダーボルツ*」5月2日(金)日米同時公開! » 動画の詳細

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