〈「踊る大捜査線THE MOVIE」きょう〉織田裕二が俳優人生をかける「踊る大捜査線 N.E.W.」 成功のカギを握る深津絵里「すみれ」再登場の現実味
15日、1998年に公開された「踊る大捜査線 THE MOVIE」(フジテレビ系・よる9時)が放送される。主人公・青島俊作を演じる織田裕二にまつわる記事を再配信する(「AERA DIGITAL」に2026年3月25日に掲載されたものの再配信です。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。
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俳優の織田裕二(58)が主演を務める「踊る大捜査線」シリーズの映画最新作「踊る大捜査線 N.E.W.」が、9月18日に公開されることが発表された。解禁されたビジュアルには、1997年の連ドラ放送当時の青島俊作と、現在の青島が並び立ち、「2026年、事件は劇場で起こる!」というコピーが添えられている。1990年代から2000年代にかけて高い視聴率と興行収入を記録したシリーズの再始動に対し、ネット上では期待と不安が入り混じった声が上がっている。
03年公開の同シリーズ劇場版第2作「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」は、興行収入173.5億円を記録。25年に映画「国宝」に塗り替えられるまで、22年間にわたり邦画実写歴代1位の座を維持してきた。
「今回の新作は、フジテレビが社運を賭けて注力する巨大プロジェクトです。同局は中居正広氏のトラブルに端を発した問題により、一部スポンサーの撤退など広告収入面で厳しい環境にありますが、一方で映画事業は堅調に推移しています。『踊る』シリーズは累計興行収入が500億円を突破しており、局にとって珠玉のコンテンツです。12年の『THE FINAL』で本編は終了していましたが、24年に始動した“踊るプロジェクト”により、柳葉敏郎主演の『室井慎次』二部作を経て、青島が主人公となる本作へバトンが渡されました。脚本の君塚良一氏、監督の本広克行氏、プロデューサーの亀山千広氏の黄金トリオが再集結しており、過去の劇場版が記録した興収100億円超えの再現に期待がかかっています。ただ、24年公開の『室井慎次 生き続ける者』において、シリーズの象徴的存在であった室井慎次が死亡するという衝撃の展開を迎えました。青島との『約束』の相手を失った物語がどう描かれるのか、不安視するファンも少なくありません」(芸能記者)
長年の相棒ともいえる存在を失った喪失感によって、物語のトーンがどう変化するのか注目が集まっている。一方で、期待の矛先は青島を支えてきた他のレギュラー陣の動向にも向けられている。
「『踊る大捜査線 N.E.W.』はいまだ多くの情報が伏せられており、織田以外のメインキャストやストーリーなどの詳細は明かされていません。往年の作品ファンからは旧知のキャスト陣の登場に期待が寄せられていて、特に深津絵里演じる恩田すみれの再登場を望む声は根強いものがあります。すみれは03年の劇場版第2作で銃撃を受け、その後遺症から12年の『THE FINAL』で退職を決意しましたが、ラストの演出からファンの間では死亡説もささやかれていました。しかし、24年の『室井慎次 生き続ける者』では、室井の口から彼女が故郷で家族と過ごしながら後遺症と向き合っている近況が語られ、生存が確定しています。深津の姿が再び見られるとなれば、作品が盛り上がるのは間違いありません」(女性誌編集者)
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主演の織田にとっても、本作はキャリアの分岐点となる。かつては青島俊作のイメージが定着することを避けていたとも言われてきたが、自身の代表作に回帰した背景には、近年の俳優活動における試行錯誤があったとも見られる。
「織田は出演ドラマでは常に主演を担ってきたが、20年の『SUITS/スーツ2』が全話平均視聴率1ケタを記録し、一時は『オワコン』と揶揄されるなど厳しい評価を受けました。その後、23年のドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~』では30年ぶりに脇役を務めるなど、俳優としての立ち位置を変化させてきた。しかし、25年に『世界陸上』のスペシャルアンバサダーに復帰するやその熱い語り口で再び脚光を浴び、商品価値が急騰。織田の熱いイメージそのままの青島を演じることは、現在の彼にとって最も確実な勝ち筋といえます。WOWOWなどで配信中の主演作『北方謙三 水滸伝』も好評ですが、やはり青島役での完全復活を印象づけたいところでしょう」(芸能記者)
ネット上でも、今回の発表を受けて「青島が帰ってくるのが楽しみ」「あのテーマ曲が流れると期待してしまう」「すみれさんが出るなら絶対観に行く」といった期待の声があがる。その一方で、「ドラマは面白かったが、映画は公開されるたびに設定に無理が出てきた」「現実では退職間近な年齢だし、脚本しだいでは賛否が分かれそう」「室井さんが亡くなった後の世界で、誰が青島を支えるのか」といった指摘も見られる。
かつて興行記録を塗り替えたシリーズの新作が、令和でどのような結果を残すのか。織田裕二という俳優の「真価」を改めて世に問うものとなるだろう。
(泉康一)
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